わざわざ行きたい!美ら海水族館の魅力5つ

黒潮の海
Photo by 佑樹 - 黒潮の海

恐らく日本で最も有名な水族館である美ら海水族館。

巨大な水槽の中でジンベエザメやマンタが悠々と泳ぐ姿は、テレビなどで目にしたこともありますよね。

沖縄旅行における人気観光地の一つでもありますが、

「空港から車で2~3時間もかかるの?じゃあ今回はルートから外そうかな…」

なんて思っている方も多いのでは?

実際、私もそのような理由で美ら海水族館の観光を断念したことがあります。

しかし!!!美ら海水族館でしか楽しめないことって、たくさんあるんです!!!

私は沖縄旅行後に美ら海水族館を調べていたとき、「こんな体験ほかの大型水族館でもめったにできない!何でルートから外しちゃったんだろう…」とすごく後悔して、わざわざ美ら海水族館のために沖縄に再度訪れたことがあります。

ここでは、美ら海水族館ならではの魅力はもちろん、1日の過ごし方やおすすめのお土産、ランチ情報ものせています♪

決してアクセスがいいとは言いがたい美ら海水族館が、なぜ国内外の観光客から絶大な支持を得ているのか、その理由をお教えします。

美ら海水族館での1日の過ごし方

Churaumi Dolphin
Photo by alanqoo – Oki-Churaumi Dolphin-15

往復だけでも結構時間のかかる美ら海水族館は、いっそのこと1日かけて楽しんでしまうといいですよ!

多くの方は飛行機で沖縄に行くかと思いますが、空港から美ら海水族館は車で2~3時間ほどかかります。そのため、到着は早い方でお昼前後、場合によっては夕方の到着になるのではないでしょうか。

お昼に到着した場合

お昼前後に到着した場合は、余った時間で海洋博公園内の他の施設を楽しみましょう!

無料のイルカショー劇場や、ウミガメ・マナティー館、プラネタリウムや植物園、ビーチなど、沖縄の自然を満喫できる施設がたくさんあります。ここで沖縄の自然についてたっぷり予習してから色んな観光地に行くと、ものの見方も変わってきますよ。

夕方に到着した場合

夕方の到着の方はじっくり水族館の探検に専念するのがおすすめです。16時以降は入館料が安くなるので、お得に水族館を利用できますよ!

日中とは違った生き物たちの様子が楽しめるのも夕方なので、2つの意味でお得です。

ギネスに認定された巨大水槽!だけじゃない見所

チンアナゴ(Spotted Garden Eel)・ニシキアナゴ(Orange-barred Garden Eel)
Photo by temaki – チンアナゴ(Spotted Garden Eel)・ニシキアナゴ(Orange-barred Garden Eel)

美ら海水族館で絶対に見逃せない展示といえば、ジンベエザメやマンタが泳ぐ巨大水槽ですよね。

世界最大のサメ「ジンベエザメ」と、同じく世界最大のエイ「ナンヨウマンタ」、この2つの「世界最大」の共演が楽しめるんです。

ちなみに、この巨大水槽の厚みはなんと60cm!そんなガラス見たことないですよね。

しかし、美ら海水族館の魅力はこの展示だけではないんです!

美ら海水族館「だからこそ」の魅力があるんですよ。

ロケーション

美ら海水族館
Photo by nubobo – 美ら海水族館

美ら海水族館に着いてまず驚くのはそのロケーションです。

皆さん、水族館が海の近くにあるというイメージはあるかと思いますが、その海というのはコンテナを積む港であったり、けっこう住宅街が近くにあったりしませんか?

美ら海水族館はまるで自然の中に建っているかのようなロケーションにあるんです!

敷地内の青々とした木々に囲まれたその先にはスカイブルーの海が広がっていて、大きな自然公園に来たかのような気分になります。

思わず感嘆のため息が出てしまいますよ。

展示方法

珊瑚池
Photo by Richard, enjoy my life! – 珊瑚池

美ら海水族館は、ただ水槽を組み合わせて生き物を展示しているだけの水族館ではありません。

例えば、サンゴ礁の展示をしている「サンゴの海」では水槽には屋根がなく、さんさんと降り注ぐ沖縄の太陽をそのまま取り込む構造になっています。

そのため、まるで海中散歩をしているような不思議な感覚に。晴れの日は光のカーテンの中を歩いている気分になりますよ♪

バックヤードまで楽しめる

池上
Photo by Richard, enjoy my life! – 池上

最近話題の水族館バックヤードツアー。

生き物の展示の裏側を知れるのでとても人気なのですが、どこも有料でやっていることが多いですよね…。

でも、美ら海水族館ではそのバックヤードも無料で見ることができるんですよ!

例えば先程出てきた「サンゴの海」と「熱帯魚の海」は、水槽を真上から見ることができます。本物の海を眺めているような体験ができるのはもちろん、水槽の設備を見ることができるので、貴重な体験になりますよ。

そしてなんといっても巨大水槽「黒潮の海」の「水上観覧コース」。ギネスブックにも載った水槽のバックヤードを、追加料金・予約なしで見ることができるんです!!

しかも、スタッフさんによる解説まであるのです。「楽しんでもらいたい」「海のことを知ってもらいたい」という、スタッフさん方の熱い気持ちがよく分かりますね。

巨大水槽を取り巻く様々な設備は、まるで宇宙船の開発でもしているのか?と思うような大規模なものです。

観覧時間は8:30~11:00と17:30~閉館までとなっており、スタッフさんの説明は9:30、10:00、10:30、18:00(時期によっては18:30、19:00の回も)にあります。

美ら海水族館に来たなら、このコースは絶対に逃すわけにはいきません。

記念に集めよう!無料の生き物図鑑

水族館の生き物たち
Photo by Travis – 沖縄美ら海水族館_14

美ら海水族館の各エリアでは、「美ら海観察ガイド」という生き物図鑑のシートが無料配布されています。

全編カラーで、水族館の生き物たちについて写真付きで詳しく説明されており、10種類すべて集めると沖縄の海洋生物図鑑になるんです!

見ているだけでも楽しいですし、いい記念になるものなのでとても嬉しいですね♪

館内のショップ「ブルーマンタ」では、このシートを保存できる沖縄らしいデザインの、海洋生物が描かれた専用クリアファイルが販売されています。自分の思い出のために集めてもいいですし、すべて集めたファイルをお土産にしても面白いですよ!

広い館内の宝探しゲームのようなつもりでのぞめば、水族館探検もさらに楽しくなりますよ!

美ら海水族館の必食ランチ3選

Okinawa Churaumi Aquarium
Photo by Hector Garicia – Okinawa Churaumi Aquarium

美ら海水族館に行くときって、「空港から2~3時間も離れているところだから御飯処が心配…」という不安も出てきますよね?

私もそうでした。

しかし、水族館の中や海洋博公園の中にはおいしいご飯屋さんが勢ぞろいしているんです!

その中でも、沖縄「ならでは」のものを食べられるところを3件ご紹介します。

<レストラン イノー>

Fu champru(フーチャンプル)
Photo by pelican – Fu champru(フーチャンプル)

水族館の4階にあるこちらのレストランでは、東シナ海のオーシャンビューを楽しみながら、沖縄の食材をふんだんに使ったランチビュッフェを味わえます。

ちなみに、「イノー」とは沖縄の方言で、サンゴ礁に囲まれた浅い海のこと。

甘~い紅芋の天ぷらや、お麩を使ったフーチャンプルー、甘辛く炊かれたラフテーや、お出汁の香りが優しいジューシー(沖縄風炊き込みご飯)など、沖縄料理の代表的なものは一通りそろっています!

自分のお気に入りのメニューを見つけてみてくださいね♪

<カフェ オーシャンブルー>

カフェ「オーシャンブルー」
Photo by Richard, enjoy my life! – カフェ「オーシャンブルー」

こちらはなんと、黒潮の海コーナーの大水槽を眺められる位置にあるカフェです。

ゆったり泳ぐジンベエザメやマンタを眺めながら、特等席でランチ、というのはここでしか体験できません。

おすすめは沖縄名物のタコライス。すこし濃い目の味付けのひき肉に、レタスのさわやかなシャキシャキした歯ごたえが絶品ですよ♪

食後は沖縄らしさを感じられる紅芋アイスでしめてください。

<オキちゃんパーラー>

沖縄そば
Photo by Banzai Hiroaki – DSC_1022.JPG

こちらは水族館の外にあるお店です。

軽食がメインですが、沖縄そばや沖縄風焼きそばを楽しめるほか、沖縄名物の「あぐー豚」を使ったメンチカツも食べられます!

あっさりした沖縄そばと、がっつりメンチカツの組み合わせなんて贅沢ですね♪

トロピカルジュースや、沖縄食材を使ったアイスもありますよ。

買い逃しNG!なお土産たち

シーサー
Photo by ShangChieh – 沖縄北部

美ら海水族館には、ここでしか買えないお土産もたくさん!

ここでは、その中でも特におすすめのお土産をご紹介します。

お友達のために買うもよし、自分用に買うもよし…ふと目に触れた時に、水族館の素晴らしさを思い出してくださいね♪

<ちゅらうみしおソーダ>

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こちらは沖縄のご当地ソーダ。

フレーバーは、ちんすこうなどにも使われている「雪塩」です。ミネラル含有数世界一として有名な宮古島の塩です。

なんと「世界の料理人1000人」にも選ばれている奥田政行シェフとのコラボ商品なのです!

沖縄の海のようなさわやかなブルーのソーダで、さっぱりとした甘さです。

琉球グラスのコップに入れて、お家で楽しんでください♪

<文房具>

特に海の生き物がデザインされたマスキングテープと、海の生き物の形のクリップがおすすめです。

十分に日常使いできるデザインなので、自分の手帳にはもちろん、仕事でも使えるようになっています!

文房具はいくら数があっても困ることはないので、特に職場へのお土産にもいいですよ♪

<限定コスメ>

実は、美ら海水族館には資生堂とコラボした限定コスメが売られています!

「SEA WIND」というブランド名で展開しているこちらは、あぶらとり紙やリップクリームなど、各種基礎化粧品が揃っています。

ちなみに、これらの商品は美ら海をイメージしたマリンノートの香りをベースに、水族館がある本部町に咲く「寒緋桜」の香りを練りこんでいます。

日本屈指の化粧品ブランドである資生堂とのコラボ商品ですので、やはり女性に贈ると喜ばれますよ♪

ちなみに、私だったら化粧水やハンドクリームがほしいなと思います(笑)

アクセス情報

美ら海水族館へのアクセスはバスかレンタカーが主ですが、何と平成29年7月から、那覇空港からの直行バスが1日21便に増便しました。

料金は片道2000円。朝6:40から19:50まで、1時間に2~3本程運航しているので、飛行機を降りてから長い時間待たずに水族館まで行けるのでお勧めです!

国内線、国際線両方を経由しています。

入館料とイベント

  • 8:30~16:00(大人1850円、高校生1230円、小中学生630円)
  • 16:00~入館締切(大人1290円、高校生860円、小中学生430円)
美ら海水族館
Photo by Richard, enjoy my life! – 美ら海水族館

水族館は2017年11月1日に開館15周年を迎えたため、深海コーナーで記念展示を開催しています!

「触れる映像体験」ということで、深海コーナーの壁に深海エビやオオグソクムシが映し出され、触ると意外な行動を見られるということです。

光る深海ザメ「フジクジラ」も天井に映し出され、海の底にいるような不思議な感覚になるそうですよ♪

まとめ

沖縄美麗水族館
Photo by Alan Wat – 沖縄美麗水族館

皆さん、お近くの水族館を思い浮かべてください。

その水族館では、今回お伝えしたような体験を叶えられますか?

自然に囲まれた水族館で1日遊んで学んで、そこでしか見られない展示やバックヤードに興奮して、おいしい地元料理を堪能して、珍しいお土産も買えて…

決してアクセスがいいとは言えない美ら海水族館が人気な理由がお分かりいただいたのではないでしょうか。行かなければ私のように後悔するかもしれません。

また、特に内陸に住んでいる外国人観光客にとっては、海のことも水族館施設のことも一気に学べるまたとないチャンスです!

英語・中国語・韓国語にも対応している音声ガイドも無料で貸し出しされているので、外国人観光客にとっても嬉しいですね。

次の旅行は、美ら海水族館で海の世界に潜りましょう♪