6月下旬~8月上旬にベストシーズンを迎える北海道のラベンダー畑。ラベンダー観光と言えば、ドラマ「北の国から」の舞台となった富良野、その中でも「ファーム富田」を思い浮かべる人も多いはず。
- でも、広大すぎて、どこをどう見て回れば良いか分からない!
- SNSにアップしたくなる場所はどこ?
- 富良野ラベンダー園だからこそ食べれるグルメは?
情報が多すぎて絞りきれないことはありませんか?
そんな方のために、折角、訪れるなら絶対に見逃したくない場所やグルメなど、「ここは外せない!」というポイントを厳選して魅力とともにご紹介します。
汗ばむ季節の夏に、涼しい北海道で、紫色に染まる大地を眺めながら、ふんわり漂う爽やかなラベンダーの香りに包まれながら、五感で癒やされ楽しめるラベンダー浴をしませんか?
これで、あなたも、今年の夏は、周りに自慢したくなる思い出ができること間違いなし!
Contents
“ラベンダーの聖地”ファーム富田
ラベンダー畑といえば、世界中から毎年100万人もの観光客が押し寄せる日本最大級のラベンダー畑「ファーム富田」は、まず、絶対に外せない場所でしょう!
世界中から訪れるだけあって、そこには、それなりの見どころや富良野ブランドが確立するまでの背景ストーリーなど、ちゃんと理由があります。
ファーム富田の約20ヘクタールの敷地内には、全部で12の花畑が広がり、さらに、車で約10分弱(約4km)離れた位置に、東京ドームが3つも入る日本最大級のラベンダー畑「ラベンダーイースト」に約9万株のラベンダーが植えられています。
日本人にも外国人にも人気な“ラベンダーの聖地”「ファーム富田」を100%満喫するために、絶対に外せないポイントや魅力を、インスタ映えする撮影ポイントと合わせてご紹介します。
ファーム富田のブランド化物語
見どころ紹介の前に、今ではすっかり有名になった「ファーム富田」が、どのようにブランド化されてきたのか、「ファーム富田の歴史」についてご紹介します。
歴史を知ってから訪れると、富田さんの苦労や熱い想い、夢の形が、これだけ多くの人を魅了する絶景を産み出したんだ!と、感慨深い気持ちで景色を望むことができ、ファーム富田のラベンダー畑でしか味わえない特別感を楽しむことができますよ。
富良野の主要産業は、農業です。
1970年頃まで、ラベンダーは香水の原料として高く取引されていたため、ラベンダー栽培に最も適した土地の富良野にて、ラベンダーを栽培する農家がたくさんありました。
ところが、1960年代中頃から、ラベンダー栽培がピークを迎える一方で、貿易の自由化や技術の進歩で安価な合成香料が登場し、香水の原料がそちらに移ってしまい、ラベンダーが売れなくなってしまいました。
ラベンダー農家は苦境に立たされ、多くの農家が生産する作物を、より売れるものに替えてしまい、ラベンダーを作る農家はほとんどなくなってしまったのです。
そんな中、農家の富田さんは、ラベンダー畑がきれいなので、すべて潰すのはもったいないと思い、自分のラベンダー畑を1面だけ残しておいたんです。
これが現在の富良野ブランドのスタートになるのです。
転機となったのは1976年、旧国鉄のカレンダーに、富田さんが栽培している「トラディショナルラベンダー畑」が紹介されたことにより、その丘一面ラベンダー色に染まる美しい光景を一目見ようと大勢の観光客が訪れ始めるようになりました。
そのとき、富田さんは、ラベンダー畑を見せるだけでなく、ラベンダー摘みの体験や、香水工場の見学、クラフトなど、五感で楽しむ体験型の観光を提供しました。
「ファーム富田」でしか体験できない思い出がつくれると、観光客はとっても満足して、クチコミやマスコミで拡がっていき、今のブランド化まで至ったわけです。
富良野地方で衰退しかけたラベンダー栽培を復活させ、ラベンダーを観光資源として確立した先駆者の富田さんのラベンダー畑。
まさに、今の富良野ラベンダーのブランドは、「ファーム富田」無しでは語れない、自分の価値に気付いて諦めず育み続けたマーケティングにも精通する歴史あってこその賜物ですね。
富田さんの思いも含んで、ファーム富田の見所を散策してみましょう!
絶対に外せない!ファーム富田の花畑ラベンダー見どころ8選
ファーム富田内には12カ所の花畑があり、年中を通して多種多様な花を楽しむことができます。その中でも、ラベンダーを見ることができる絶対にはずせない見所を8カ所厳選しました!ぜひ、写真に納めて制覇してみてください!
トラディショナルラベンダー畑
国鉄のカレンダーで紹介された日本で最も歴史のあるラベンダー畑「トラディショナルラベンダー畑」。ここを転機に、一気に知名度が上がったので「ファーム富田」の原点ともいえる場所です。
紫の絨毯を広げたかのように、斜面一面をラベンダーが埋め尽くします。
ファーム富田の一番奥にあり、畑の上まで登れば、風に揺れるラベンダーの向こうに富良野盆地の田園風景と十勝岳連峰が一望できます。
開花時期は、6月下旬~8月上旬、見ごろは7月上旬~中旬。ぜひ、見ごろに合わせてファーム富田を訪れて、実際にこの風景をご覧ください。
やはり、一番人気スポットとなっているので、観光客が少ない早朝に行って、その絶景を独り占めするのがオススメ!日差しが当たる前の花びらが閉じた濃いラベンダーや、丘の上から広大な“紫の花畑”を、人混みが写り込まない状態で撮影できる絶好のチャンス!
彩りの畑
丘の上に連なる花畑が美しい、ファーム富田を代表する花畑「彩りの畑」。
ファーム富田の入口から左奥にあり、入口から少し距離はあるけど、ファーム富田に行ったなら、是非とも外せない絶景が広がってます!
ここは、紫のラベンダーのほか、白のカスミソウ、赤のポピー、ピンクのコマチソウ、オレンジのカリフォルニアポピーなど、七色の鮮やかな花の帯がなだらかな斜面のキャンバスに美しい虹を作り出す絶景スポット。
開花時期は、7月上旬~下旬、見ごろは7月中旬~下旬。見ごろを狙って、是非、7色の花虹の絨毯をカメラに納めましょう!
丘の下から上に向かって撮影すると立体感が生まれ、広大な斜面がより際立ち、インスタ映えすること間違いなし!
倖(さきわい)の畑
ファーム富田を訪れる人々の「倖せ」(しあわせ)を願って名づけられたという、何とも心からのおもてなしを受けたような幸せな気分にさせてくれる「倖の畑」。
ファーム富田の入り口から右にあり、園内のほぼ中央にあるラベンダー畑です。後述する「花人の畑」の横に位置しています。
開花時期は、6月下旬~8月上旬、見ごろは7月上旬~中旬。
ファーム富田で栽培されているラベンダーが4種類(濃紫早咲、おかむらさき、ようてい、はなもいわ)が揃った畑です。ラベンダーの種類によって咲き方や時期は異なりますが、例年、7月中旬のわずかな期間だけ4種類の開花が重なります。
花色の異なるのラベンダーで作り出す紫色のグラデーションを見るならここは絶対に外せません!
晴天時に、奇跡的に4種類の開花時期に合わせて訪れる事ができたら、まさに、倖せが訪れる事でしょう。開花状況はファーム富田の公式サイトで公開されてます。
近づいて色合いや香りの違いを楽しんでみましょう。
ラベンダー豆知識!
濃紫早咲(のうしはやざき)(左上)
ファーム富田で最も早く開花する「濃紫早咲」。見ごろは6月下旬~7月中旬まで。名前の通り濃い紫色が特徴です。
ようてい(右上)
7月上旬~下旬に見ごろを迎えるのが「ようてい」。他の品種と比べて赤味が強めに出る品種で、ファーム富田の中では少しレアな存在のラベンダーです。
おかむらさき(左下)
ラベンダーの中でも最も香りがよい「おかむらさき」は、エッセンシャルオイルに適しているといわれる品種の花です。穂が長いために、風が吹くと波のようにうねる姿を見られるのも特徴的。見ごろは7月中旬~8月上旬が目安です。
はなもいわ(右下)
うぶ毛のような繊維が生えており、他のラベンダーに比べて淡い色合いに見える「はなもいわ」。7月中旬~下旬が見ごろです。
花人の畑
花を楽しみに訪れる人々(花人)を出迎えてくれる「花人の畑」。
ファーム富田の入口から一番近く迎えてくれるお花畑で、奥にはグリーンハウスが見えます。ここは、春のビオラから、マリーゴールドなど四季咲きの花が咲き続ける秋まで、色とりどりのお花を楽しむことが出来ます。
開花時期は、5月上旬~10月上旬、見ごろは7月中旬~9月下旬。
緩やかなカーブを描く花畑の向こうにはラベンダー畑が広がります。
ラベンダーのベストシーズンに訪れる事が出来なくても、「花人の畑」でお花に癒やされ楽しむことができますよ!
森の彩りの畑
名前のとおり、森に囲まれた山の斜面をラベンダーやポピーなど鮮やかな色の花々が彩る「森の彩りの畑」。
ファーム富田の左奥にあり、先に紹介した「彩りの畑」の奥に位置しています。
開花時期は、7月上旬~下旬、見ごろは7月上旬~中旬。
ここでも、4種類のラベンダーが栽培されており、針葉樹の深い緑色の背景と、ラベンダーや花々の色のコントラストが美しく、畑の頂上からは十勝岳連峰を見わたすことができ、とても気持ちの良い風景が広がってます。
園内で唯一、ドライフラワー用にラベンダーの刈り取りが行われており、農業的な一面も感じられる貴重なスポットです!
森のラベンダー畑
木々に囲まれた畑の中に紫色の絨毯で埋め尽くされる「森のラベンダー畑」。
ファーム富田の一番右奥にあり、「トラディショナルラベンダー畑」の斜め隣に位置しています。
開花時期は、6月下旬~8月上旬、見ごろは7月上旬~中旬。
ここでは、畑の下から見て右手に「おかむらさき」、左手に「濃紫早咲」と左右で濃淡の異なる2種のラベンダーのコントラストを眺めることができます。
花人ガーデン
ファーム富田を訪れたら必ず通る場所で、お花の香りで観光客を出迎えてくれる「花人ガーデン」。
「花人の舎」の入り口の目の前にあり、広大な景色を楽しんでいただける他の花畑とは異なり、小さなガーデンの中に150種類近くの植物が共存しているため、少し歩くだけで、それぞれの植物の香りやお花を楽しめます。
開花時期は、5月中旬~10月上旬、見ごろは9月上旬~下旬。
ラベンダーと言えば「紫」が一般的なイメージですが、最近、開発された白いラベンダーも観賞することができるので、ぜひ探してみて下さい!
グリーンハウス
ビニールハウスでラベンダーを楽しめる「グリーンハウス」。
ファーム富田の入り口からすぐそばにある「花人の畑」の奥にあり、観賞用として人気のある品種のラベンダー「濃紫早咲」のほか、ゼラニウムやトケイソウといった花々や観葉植物も鑑賞することができ、訪れる花人たちをラベンダーの紫色と爽やかな香りに包んで癒やしてくれます。
畑で咲くラベンダーの見ごろを逃してしまった方も、グリーンハウスを訪れればいつでもラベンダーを見ることが可能です!
7月限定!「ラベンダーイースト」で見れる特別な風景
ファーム富田から十勝岳連峰に向かって東に車で約10分弱(4km)ほど行った上富良野東中(ひがしなか)地区にある、東京ドームが3つも入る日本最大級のラベンダー畑「ラベンダーイースト」。
ここでは、水田だった土地を整備し、農作物としてのラベンダー栽培とその加工・販売のために、約9万株のラベンダーが植栽されています。
ラベンダーイースト内では、トラクターが座席を引きながらお花畑の中を周回する「ラベンダーバス」と呼ばれる有料のトラクターが走ってて、乗車すると15分~20分程度かけて一面のラベンダー畑の中をゆっくり走り、天気のよい日には十勝岳連峰の大パノラマ、爽やかな風や香りを五感で楽しめます。
ラベンダーバス内では、日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語のアナウンスも流れるので、外国人の方でも安心して楽しむことが出来ます。
「ラベンダーイースト」の絶景は、2008年「ファーム富田」開園50周年を記念してから一般公開されるようになり、7月の1ヶ月間のみ見学することができます。
数ある富良野ラベンダー畑では、色々な種類のお花を一緒に楽しむことができますが、これだけの広大な敷地で紫一色に染まる圧巻の絶景を見れるのは、ここだけ!
夏の富良野、絶対に外せないオススメ絶景スポットです!
もう1つ外せない見どころが、7月下旬に行われる、ラベンダーの刈り取り作業。
香料等の原料にするには、ラベンダーの花が美しい、フレッシュなうちに刈り取らなければいけないため、まだきれいに咲いている内に全力で刈り取ります。
ここで刈り取られたラベンダーたちは、ドライフラワー、石鹸、エッセンシャルオイル、香水などに形を変え、「ラベンダーイースト」のショップ&カフェ「ラワーレの舎」や「ファーム富田」のショップに並びます。
私たちがショップで見て手に取る商品の製造前の姿を見れる特別な風景を是非、五感で身体に染みこませてみてくださいね。
花畑以外の見どころスポット6選
ファーム富田には花畑以外にも、ドライフラワーアレンジメントの展示スペース、花畑の四季折々の写真を展示する写真館や資料館、ラベンダーからエッセンシャルオイルを抽出するための蒸留工場、お土産屋やカフェなど見どころが沢山あるんです!
その中から、おすすめのスポット6つご紹介します。
花人の舎
「ファーム富田」の入り口、ウェルカムハウスの「花人の舎」です。
淡い光が差し込む店内では、柔らかな雰囲気の空間でお買い物や「富田ラベンダー資料館」を楽しむことができます。
花人の舎の1階には「ファーム富田」のオリジナル商品が揃うショップ「マリー」があり、ファーム富田や富良野のお土産に悩んでいる方は、ここで「ファーム富田」のオリジナル商品を買いましょう。
2階には「富田ラベンダー資料館」があります。この資料館では、「ファーム富田」の歴史を学ぶことができます。
このほかにも、「香りの体験室」でラベンダーの香りを比べたり、カフェで休憩をしたりすることができます。
ドライフラワーの舎
日本で最大規模のドライフラワーアレンジメントの展示スペースのある「ドライフラワーの舎」。
華やかなピンク系の花材をふんだんに使い“春 Hanami”と題して、オランダのフラワーデザイナーであるレン・オークメイド氏が、「北海道の春」を表現して手がけた建物。
こちらでは、ラベンダーのドライフラワーを使った作品などアレンジメントが購入可能で、思わず写真を撮りたくなるようなショップの内観とあわせて楽しめます。
ポプリの舎
トラディショナルラベンダー畑のすぐそばにある、木のぬくもりいっぱいの「ポプリの舎」。
こちらも、「ドライフラワーの舎」と同じ、フラワーデザイナーであるレン・オークメイド氏のアレンジで飾られた建物です。
ファーム富田のオリジナル商品をそろえたショップとカフェがあり、北側にはトラディショナルラベンダー畑が一望できるテラスが、南側には倖の畑と雄大な十勝岳連峰を眺められるテラスがあり、ラベンダーソフトクリームやカレーライスなどの軽食が楽しめます。
時期によって営業時間や内容に変更があるので、事前にホームページでチェックしてから行くのがオススメです。
花の舎
「花人の畑」のすぐ横にある開放的なつくりが特徴な「花の舎」。
ショップの前にあるテーブルやベンチで休憩しながら、お花畑を眺めることができます。
ここでは、ラベンダーの苗木や切り花、花の種を中心に取り扱っており、ラベンダーオイル「おかむらさき」や「ラベンダーソープ」など、オリジナル商品も充実しています。
ショップに向かって左側には富良野産メロン・野菜の地方発送受付を行うお店や、カットメロンやメロンパンを販売するお店があります。
右側にはアトリエがあり、ドライフラワーを束ねる作業やアレンジメント製品をつくる様子も間近で見学することができます。
蒸留の舎
日本ではここだけ!ラベンダーからエッセンシャルオイルを抽出するための蒸留工場「蒸留の舎」。
ラベンダー畑とはまた少し違う視点で、香りを楽しめます。
ラベンダーの刈り取りの時期(7月頃)には、実際に蒸留機が稼動し紫色のラベンダーから琥珀色のエッセンシャルオイルが抽出される様子を目の前で見ることが出来ます。
夏季に購入できる「ラベンダーオイル」と、蒸留の際にオイルと一緒に抽出される「ラベンダー蒸留水」がオススメ!
香水の舎
女性に特にオススメなのは「香水の舎」。こちらでは、香水やエッセンシャルオイル、ラベンダー石鹸を多数取り扱っています。
お好みの香水で「香りのしおり」をつくることが出来るコーナーがあり、好みの一品を探してフレグランスソムリエ気分を体験できます。
その他、オリジナル石けんができあがっていく過程や、ラベンダーのエッセンシャルオイルを独自に調香し、心をこめて香水を作っていく製造過程の様子を間近で見ることが出来る貴重なスポットです。
ファーム富田でしか食べられない絶品オリジナルグルメ5選
ファーム富田に訪れたからには、是非とも食べたいのが、ラベンダー入のスイーツやドリンク!
ラベンダーソフトクリーム
1番人気は、訪れた人のほとんどが食べるという、ファーム富田でしか味わえないラベンダーエキス入のオリジナルソフトクリーム。(コーン 300円(税込) / カップ 250円(税込))
一口、口に入れると、香水を食べてるように口の中がラベンダー!!
でも不思議と二口、三口と食べ進めると、ラベンダーの香りが気にならなくなり、ほのかな花の甘みが口内に残って素敵。ソフト自体はクリーミー系で美味しい。
ラベンダー畑をバッグに、ラベンダーソフトクリームの写真を撮れば、インスタ映え間違いなし!
ラベンダーホワイトチョコレート
ラベンダーイースト限定商品!
7月限定で開園している「ラベンダーイースト」内のカフェ「ラワーレの舎」でしか食べられないソフトクリーム。(コーン 320円(税込) / カップ 270円(税込))
期間限定の味は、忘れられない夏の味になるでしょう!
ラベンダーはちみつプリン
ラベンダーエキスが入った「ラベンダーはちみつプリン」は、口に入れるとはちみつのやわらかい甘さが広がり、それと一緒にふわっとラベンダーが香り心地よい味わい。お土産におすすめの一品。
ただし、このプリンは4月下旬~10月中旬季節限定の商品なので注意。(320円(税込))
ラベンダーカルピスゼリー
上がカルピスで、下は見た目も鮮やかな紫色のラベンダーの2層ゼリー。
ほのかな甘みのラベンダーゼリーとカルピスゼリーの相性抜群!食べるとさっぱりした爽やかな味が口に広がり、甘すぎないのがグッド!(250円(税込))
左:ラベンダーはちみつプリン、右:ラベンダーカルピスゼリー
ラベンダーラムネ
ラベンダーの花粒から抽出したエキス配合の爽やかなラムネ。
ビー玉を落とすとラベンダーの香りの泡がはじけて爽やかさ2倍!(230円(税込))
番外編!
ラベンダー入り以外にも、ファーム富田には地元食材を使った多彩な食事メニューがいっぱい!
特に人気なのが、ホクホクの男爵いもを使った「富良野産男爵いものじゃがバター(190円(税込))」と「北海道産男爵いものサクサクコロッケ(160円(税込))」。いずれもおやつ感覚で食べやすいお手軽グルメ。
カレーライスはトッピング別に4種類があり、ルウは契約工場で作ったオリジナルで、具には季節ごとの旬の野菜を使用。北海道らしさ、富良野らしさが味わえる一品。
ハチミツを塗って焼き上げる、パリパリ&ふわっふわのクロワッサン「花畑で採れたはちみつクロワッサン(150円(税込))」も人気の軽食の1つ。ファーム富田が信頼を置く契約養蜂場で採れたハチミツを使用しており、ひとつ一つを園内で焼き上げ。オーブンを開けると、甘い香りが周囲に漂い空腹を誘います。
おみやげにオススメ!ファーム富田で買えるラベンダーグッズ
ファーム富田で人気が高いのが石鹸やポプリ、オイルなどのオリジナルラベンダーグッズ。
グッズのすべては、園内のラベンダーを使用。ファーム富田の思い出を香りに閉じ込めて、大切な人やお友達に届けて夏の思い出をシェアしましょう!
ラベンダーオイル「おかむらさき」
ラベンダーの品種のなかでも香りがよく、オイルの質も高いといわれている「おかむらさき」を一番良い時期に蒸留したものだけを使用しています。
1990年10月にフランスで開催されたラベンダーオイル品評会で第1位となったオイル(7ml 1,600円(税別))。友達に配るのにぴったりなサイズ、2.5mlの小瓶タイプもあります。
ラベンダー蒸留水
蒸留の際にオイルと一緒に抽出される「ラベンダー蒸留水」を「蒸留の舎」で購入することができます。
お風呂に入れて、衣服にかけるだけで青々とした爽やかな香りが漂います(1本300ml 550円(税別))。
香水ラベンダー
ラベンダーのつぼみの可憐さ、開花時の華やかさをイメージしたものに富良野の森・田園・風の香りを組み込みんだ、さわやかなラベンダーの香りです。
香水ならではの華やかで奥深い香りを楽しめます(8ml 1,800円(税別))。
シリーズナチュラル ラベンダーソープ
100時間釜焚きした天然素材の素地に、ラベンダーオイルとラベンダーの花つぶを練りこんだ石けんで、純粋なラベンダーそのものの香りを楽しむことができます。
無添加なので赤ちゃんや敏感肌の方も安心して使えます。おみやげとして人気商品の1つです(100g 660円(税別))。
ラベンダーサシエ・ミニコラムなど
「サシエ」は、乾燥させたラベンダーの花つぶがたっぷりと入った香り袋。ラベンダーを生かすために商品をつくりはじめるきっかけとなった商品(1個 400円(税別))。
「ミニコラム」は、ラベンダーのドライフラワーと、ポプリで小さなラベンダーの株を作り小瓶に入れたもの。壁にかけたり、机の上に置いたり、飾ってるだけで可愛らしくて癒されますね(1本 420円(税別))。
濃紫早咲(ドライフラワー花材)
観賞用として人気の品種”濃紫早咲”をドライフラワーにして花束に。そのまま飾るのはもちろん、アレンジメントの材料としても(約80本 440円(税別))。
「ドライフラワーの舎」では、かごやフレーム入り、リースなど、様々なアレンジメント商品もあります。
ファーム富田の基本情報
ファーム富田
住所 |
北海道空知郡中富良野町基線北15号 |
入園料 |
無料 |
営業期間 |
4月下旬~11月上旬(冬季休園) |
営業時間 |
8:30~17:00(閉園、時期により異なる) |
定休日 |
期間中無休 |
駐車場 |
約500台分あり(無料) |
問い合わせ |
(TEL)0167-39-3939 |
アクセス |
JR中富良野駅からタクシーで5分、徒歩25分。 |
Web Site |
ラベンダーイースト
住所 |
北海道空知郡上富良野町東6線北16 |
入園料 |
無料 |
営業期間 |
7月のみ |
営業時間 |
9:00~16:30(ラベンダーバス問合せ受付9:00~16:00) |
定休日 |
期間中無休 |
駐車場 |
約57台分あり(無料) |
問い合わせ |
(TEL)0167-39-3939 |
アクセス |
「ファーム富田」より、東へ約4km(車で10分弱)。 |
ラベンダーバス |
大人(中学生以上)200円 |
ファーム富田だけじゃない!富良野ラベンダーおすすめスポット5選
中富良野町営ラベンダー園
リフトに乗ってラベンダー畑を空中散歩!ファーム富田から車で3分程度の「中富良野町営ラベンダー園」。
冬はスキー場である北星山の斜面一面に広がるラベンダー畑。ラベンダー畑を横に眺めながら頂上まで行き振り返ると、そこは絶景!その先に広がるのどかな田園風景と十勝岳連峰の山々の眺めは必見!ふもとには、ラベンダーのドライフラワーやサシェ(香り袋)などを販売するお土産屋さんもあります。
住所 |
北海道空知郡中富良野町宮町1-41 |
料金 |
観光リフト(往復 大人300円、こども200円) |
営業期間 |
6月中旬~8月末 |
営業時間 |
9:00~18:00 |
駐車場 |
町営駐車場100台収用可能 (無料) |
問い合わせ |
(TEL)0167-44-2123 |
アクセス |
JR:中富良野駅から徒歩10分(0.7km) |
Web Page |
日の出公園ラベンダー園
カップルや若い女性グループに人気!愛が成就する真っ白いモニュメント「愛の鐘」!
なだらかな傾斜面に広がる花畑とその先に続く田園風景を一望することができます。畑が西向きのため、夕陽に照らされるラベンダーという、ほかの場所では見ることのできない美しい風景を望むことが出来ます。遅咲きの「おかむらさき」が中心で、それより少し早い時期に見頃を迎える通称“こいむらさき”と呼ばれる「濃紫3号」も一部見ることができます。
ベストシーズンは「おかむらさき」が見頃となる7月中旬から下旬です。毎年7月には「かみふらの花と炎の四季彩まつり」も開かれます。
住所 |
北海道空知郡上富良野町東1線北27号 |
料金 |
無料 |
営業時間 |
設定なし(入園自由) |
駐車場 |
無料(97台) |
問い合わせ |
(TEL)0167-45-6983 |
アクセス |
JR上富良野駅から徒歩約15分 |
麓郷展望台(ふらのジャム園)
次は日の出公園からは車で40分程度の「麓郷展望台」。
ドラマ「北の国から」の舞台となった麓郷地区を見渡せ、展望台付近からの眺めは広大な北海道の大自然と一体になれて開放的な気分。
展望台周辺はラベンダー畑のほか、シャクヤクやクレオメ、コスモスなど、さまざまな花々が季節ごとに彩り、ラベンダーの時期と入れ替わりで、8月上旬からヒマワリが見頃になります。
ジャム工房のショッピングもイチオシ!
展望台近くにはジャム工房やアンパンマンショップがあります。
水を使わず北海道産の野菜や果物の水分だけで煮詰めて作るので、旨みと栄養がギューっとつまった38種類の美味しいジャムや、農産加工品を試食しながら買うことができます。
住所 |
北海道富良野市東麓郷3 |
入園料 |
無料 |
定休日 |
年末年始(冬期は臨時休業する場合あり) |
営業時間 |
9:00~17:30 |
駐車場 |
あり(無料) |
問い合わせ |
(TEL)0167-29-2233 |
アクセス |
車:JR富良野駅より約30分。 |
Web Site |
彩香の里・佐々木ファーム
異なる8種のラベンダー、摘み取り体験もできる映画ロケ地の貴重な花畑!
ここでは、小高い丘の斜面いっぱいにラベンダーが咲く、広大な花畑に、早咲き~遅咲きまで、品種の異なる8種類のラベンダーを楽しめるのが魅力。
ショップで売られている手作りリースや、ラベンダーアロマのピュアオイル、安眠枕など、オリジナル商品はお土産に人気です。
期間限定で行われるラベンダーの摘み取り体験は、香りとともに旅の思い出を持ち帰ることができてオススメ!映画「60歳のラブレター」やCMのロケ地であるほか、ラベンダーウェディング(7月限定)ができる場所でもあります。
住所 |
北海道空知郡中富良野町丘町6-1 |
料金 |
観入園無料 |
営業期間 |
6月~9月 (冬期休業) |
営業時間 |
8:00~17:00 |
駐車場 |
180台 (無料) |
問い合わせ |
(TEL)090-3773-3574 |
アクセス |
JR:中富良野駅から徒歩約10分 |
Web Page |
NANAKAの花畑
2015年にオープンした、ラベンダー狩りができる新しい穴場ガーデン!
予約不要でできる”ラベンダー狩り”が人気!500円で1袋つめ放題。ドライフラワーにしたり、リースやポプリ、サシェを作ったり、ラベンダーの株を持ち帰って自分の庭に植えることもできます。
ラベンダー以外にハーブや他の花々も植えられているほか、小高い丘にある園内から眺める十勝岳連峰の景色も最高!ラベンダーを使った手作りのお土産グッズの販売もあり、ご夫婦が営むガーデンのアットホームな雰囲気にも癒されます。
住所 |
北海道空知郡中富良野町丘町3-53 |
料金 |
観入園無料 |
営業期間 |
6月下旬~9月下旬(ラベンダー摘み取りは8月上旬まで) |
定休日 |
月曜日(7月中は無休) |
営業時間 |
8:30~17:00 |
駐車場 |
あり(無料) |
問い合わせ |
(TEL)090-6690-7574 |
アクセス |
JR:中富良野町駅から徒歩8分 |
Web Site |
まとめ
- 今の富良野ラベンダーが有名になったきっかけは、「ファーム富田」の富田さんのラベンダー畑のお陰!その背景が分かって訪れると、感動も倍増すること間違いなし!
- ラベンダー観賞をするなら7月中旬前後がベスト!(遅くとも7月末までが無難)
- 花畑以外にも、カフェやお土産、ドライフラワー、ラベンダーオイル抽出など、楽しめるスポット満載!特に、「花人の舎」、「ドライフラワーの舎」、「ポプリの舎」、「花の舎」、「蒸留の舎」、「香水の舎」の6スポットは、是非、立ち寄ってみて!
ファーム富田や富良野ラベンダーは、魅力がありすぎて、気が付けば自分でもビックリするような文字数で、ちょっとした旅冊子が出来そうな勢いの分厚い記事になってしまいました。。。
自分で書きながら、「今すぐ、自分で写真を撮りに行きたい!」「ソフトクリーム食べたい!」、「アロマ欲しい~」など、私自身もワクワクでいっぱいになりました!
そんな魅力満載の夏の北海道、ベストシーズンのラベンダーを100%満喫しましょう!

沖縄で生まれ育ち、最近、東京に移住したばかりです。平日は環境コンサルで働き、週末はフォトライターなどのフリーランスをしています。絶景、秘境、ヨーロッパ、自然、異国情緒溢れる国、日本各地が好きで、各地で見てきた魅力を発信しています。日本と海外の架け橋となって日本の魅力を海外の方々に伝え、「訪れたい!体験したい!」と思ってもらえたら嬉しいです。