皆さん、「京都」と聞けばどんなことを思い浮かべますか?
舞妓さん、風情ある古い町並み、歴史ある寺社仏閣などを思い出す方も多いのではないでしょうか。
実はその「京都らしさ」をギュギュッ!と詰め込んだ町があるんです。
それが、「祇園」。
古き良き古都京都の、伝統や文化が今も生きている祇園はまるで映画や物語の世界のような、不思議な非日常感を味わえます。
ここでは、祇園の楽しみ方や、見逃せないスポットをご紹介していきます!
「京都に行くならまずは祇園!」と思うこと間違いなしですよ♪
祇園ってこんなところ

ところで、「祇園」と聞くとどんなことを思い浮かべますか?
舞妓さんが古い町並みをしゃなりしゃなりと歩いている…というイメージしかない方も多いのではないでしょうか。
祇園とは、昔から続く京都の繁華街・歓楽街の一つであり、地区内には有名な寺社仏閣が多数存在しています。八坂神社や丸山公園、三年坂などは聞いたことがありますよね!
また、歌舞伎発祥の地であり日本最古の劇場でもある「南座」や、舞妓さん・芸子さんが舞う「都をどり」が開催される祇園甲部歌舞練場などもあり、日本の伝統芸能を楽しめる町としても有名です。
新橋通りから白川沿いの地区は国の「重要伝統的建築物群保存地区」として選定されていて、歴史ある古い町並みは国内外の観光客にも人気です。
祇園の街並みは、映画やTVなどで見るような「ザ・京都」感のある雰囲気なので、歩いているだけで物語の世界に迷い込んだような、タイムスリップしたような不思議な気分になりますよ♪
見逃すべからず!定番観光スポット3選

魅力たっぷりの祇園にはもちろん必見の観光スポットがあります!
ここではおすすめのスポットを3つご紹介しますね。
円山公園
一つ目は、「円山公園(まるやまこうえん)」です。

円山公園は、あの有名な八坂神社に隣接していて、京都市内で一番古い公園と言われています。
この公園で見逃せないのは桜です!
この桜は「祇園のしだれ桜」「祇園の夜桜」と呼ばれ、桜の名勝地として有名です。
特にライトアップされた姿は幻想的な美しさですよ♪
また、園内には西行庵や芭蕉庵など、有名な歌人の旧跡もあるので、ぜひ訪れて下さい!
高台寺
二つ目は、「高台寺」です。

高台寺は豊臣秀吉の正室、北政所(高台院)によって建てられたお寺です。
亡くなった秀吉のために建てたそうで、夫のためにお寺を建てるなんてすごく仲が良かったんですね~。
このお寺の魅力は庭園です!
砂で表現された枯山水の庭園は、わびさびを感じられますよ♪
安土桃山時代の代表的な庭園として知られていて、千利休の意匠の茶室もあります。
また、夜間特別拝観が開催される時期には、プロジェクションマッピングやライトアップなどといった現代技術と融合したイベントも行われています。
プロジェクションマッピングは音楽に合わせて開催され、テーマがその都度変わります。
京都という場所と相まってすごく雰囲気があります!
青蓮院
3つ目は、「青蓮院(しょうれんいん)」です。

実はこの青蓮院は、天台宗の「山門跡寺院」という皇室や摂関家の子弟が入寺する格式高いお寺なんです!
皇室とゆかりがあるというだけで高貴さを感じますよね。
有名なのはライトアップです!
このお寺のご本尊である熾盛光如来が光そのものと考えられており、その化身である不動明王も炎の光を背負っているということなので、すご~くありがたみを感じるライトアップです!
開催期間は4月下旬から5月にかけての約1週間と短めですが、お寺の名前の通り青色に染まる庭園は必見です!
立ち寄るべし!祇園の名店

祇園には観光スポットはもちろん、長い京都の歴史とともに歩んできた名店が数多くあります。
ここでは、私のおすすめの名店をご紹介します!
緑寿庵清水
1つ目は、「緑寿庵清水」です。
こちらは、日本で唯一の金平糖専門店で、1847年から伝統の味を守り続けています。
そんな歴史あるお店なのですが、こちらの金平糖は、メロン味やリンゴ味、バニラ味などポップな味と色合いのものが多いのが特徴です。
私は金平糖は苦手なのですが(なんだかじゃりじゃりして砂糖の甘さが強くて…)、この清水の金平糖だけは大好きなんです!
一つ一つが小粒なので、ひょいひょい口に入れてしまいます。
私のおすすめはサイダー味です!
薄い水色の見た目もかわいらしいですし、サイダーらしいさわやかな甘みもたまりません。
元柔道選手の谷亮子さんが、引き出物にこちらの金平糖を使ったというのも有名です。
茶寮都路里高台寺店
2つ目は、「茶寮都路里高台寺店」です。
やっぱり京都といえば抹茶!ですよね~。
こちらのお店では宇治の抹茶をふんだんに使った抹茶パフェを堪能できます!
もっちもちの白玉に、ほんのりとした苦みとしっかりとしたコクのある抹茶クリームが絡まって、「幸せ~~!」と声を出したくなるほどの逸品です!
また、あっさり目が好きな方にはほうじ茶のパフェがお勧めです。香ばしいほうじ茶の香りで、ほっと一息つけますよ♪
街歩きではここを見るべし!

冒頭で述べたように、祇園はその街並みの美しさから国によって保存地区に指定されています。
古い木造の建物や整然とした石畳の街、和服姿の人が歩いていて、遠くの方には寺社仏閣が見えて…といった、まさに京都らしい町並みは祇園ならでは。
ここでは、そんな祇園の中でも絶対に訪れてほしい場所をご紹介します!
花見小路通り
まず1つ目は、「花見小路通り(はなみこうじどおり)」です。

こちらの通りは祇園の中心をとおるメインストリートで、周辺には建仁寺などの寺社仏閣やお茶屋も並ぶ、賑やかながら日本の伝統を感じられる通りです。
舞妓さんが出没することでも有名ですよ!
素敵なバーや美味しい居酒屋も並んでいますので、夜に訪れてここでご飯を食べるのもおすすめです。

八坂通り
2つ目は「八坂通り」です。

こちらは、かの有名な「八坂の塔」へと向かう通りで、石畳の先に八坂の塔がひょっこり見える光景でも有名です。
ポスターなどでもよく見かける景色なので、この通りに来た時には通りから八坂の塔が顔をのぞかせる構図で写真を撮ってみましょう♪
また、通り沿いにはお茶屋やお土産屋も立ち並んでいるので色々覗いてみてください。
祇園新橋
3つ目は「祇園新橋」です。

こちらは江戸時代末期から明治時代初期にかけての町屋が整然と並び、そよそよと流れる白川や桜並木が続いているのが美しい通りです。
上の2つに比べると静かな通りなので、物思いにふけって散策するといいですよ♪
ここでも運が良ければ舞妓さんに遭遇することができます!
舞妓体験で更なる非日常感を

せっかく祇園に来たけど、なかなか舞妓さんに出会えない…
それなら、自分が舞妓さんになっちゃいましょう!
祇園には、舞妓体験をさせてくれる「ぎをん彩」というお店があります。着物の着付けやメイクはもちろん、半かつらも無料で貸し出してくれるので、手ぶらで気軽に舞妓体験ができますよ♪
しかも写真も撮ってくれる上に、お肌の補正もしてくれるというので、最近お肌の調子が…という方でも安心です!
京都の伝統を背負う舞妓さんの姿に変身できたら、はんなりと祇園の街を散策しましょう。
しゃなりしゃなりと歩けば、祇園の世界観にすっかり溶け込んでしまうこと間違いないですよ♪
祇園へのアクセス、周辺情報
祇園へは電車で行くことをお勧めします。
バスでも行くことは可能なのですが、京都のバスは恐ろしく込み合いますので、可能な限り電車で行った方がいいです!
祇園の最寄り駅は京阪電鉄の「祇園四条」駅です。JRからだと、京都駅から「東福寺駅」に乗り換えとなります。
また、大阪や神戸方面から来られる場合は阪急電鉄の「河原町」駅で下車して、祇園方面まで歩くのもおすすめです。
駅から徒歩で15分ほどかかりますが、道中は素敵な雑貨屋やおいしいスイーツを楽しめるお店があるので、歩いていても苦になりませんよ♪
祇園の周辺には味のある飲食店が並ぶ細い路地「先斗町」や、京都を代表する川である鴨川も流れていますので、ブラブラ街歩きを楽しんでください!
祇園のイベント情報

祇園では「都をどり」という、舞妓さん・芸妓さんの舞を鑑賞できるイベントが毎年4月に開催されています。
1日3公演行われていて、普段会えない舞妓さん・芸妓さんを間近で、しかも舞っている姿を見られるということで海外の方にも大人気のイベントです!
この時期に祇園に来た際にはぜひお見逃しなく!
まとめ

古き良き京都を感じられる祇園。
昔ながらの街並みの中を歩くと、非日常的な空間に足を踏み入れたような感覚になります。
日本でありながら、どこか異国情緒にも似た雰囲気のある街を歩くと、わくわくが止まらずに細い路地にも迷い込んでしまうはず。
京都に来たときは、祇園で楽しく迷子になってしまいましょう♪

旅行大好きアラサー女性。拠点は関西。お気に入りの旅先は国内なら新潟と高知、海外ならモロッコとスペイン。のんびりリラックス旅、観光重視アクティブ旅、なんでもござれ。色んな人がワクワクした気持ちになってくれたらいいなと思っています。