山岳スキーを楽しむならココに行け!白馬八方尾根スキー場の3つの魅力!

Nagano Tourism Organization

白馬八方尾根スキー場は、長野県北安曇郡白馬村にあるスキー場であり、日本国内でも最大級のスキー場です。1998年に行われた長野オリンピックでは、アルペンスキーの競技会場となったことは、記憶されている人も多いのではないでしょうか。

白馬村はその名のとおり、白馬岳のふもとに広がる地域です。

白馬村には「白馬八方尾根スキー場」以外にも「白馬さのさかスキー場」「HAKUBA47 ウィンタースポーツパーク」「エイブル白馬五竜」「白馬岩岳」がありますが、これらの中でも突出して規模もコースも充実しているのが、「白馬八方尾根スキー場」です。

「白馬八方尾根スキー場」は今季、1958年の開業より60周年を迎えました。

そんなアニバーサルイヤーを迎えた通称「八方尾根スキー場」を、若い頃から白馬界隈のスキー場をソコソコ遊び倒したわたしがご案内いたします。

白馬エリアのスキー場の中でも、断トツに楽しいのには理由がちゃんとあるんです。

日帰りなんかじゃ遊び倒せないので、覚悟してくださいね。

白馬八方尾根スキー場の誕生と、そのスペックを紐解こう!

八方尾根のふもとには、小さなスキー場が1929年頃から作られていました。スキー場と言っても、「スキー小屋」と言われる施設です。スキー小屋とは、スキーをするための拠点となる施設のことです。

今では、いくつものゲレンデをリフトやゴンドラでつなげて大規模に運営していますが、昔は小さなスキー場がそれぞれ独立して運営されていました。

第二次世界大戦が終わり、日本では戦後の混乱が続いていた頃、八方尾根のふもとで疎開中だった福岡孝行という人物を中心に、八方尾根開発計画が始まりました。

その計画とは、八方の長大な尾根にふさわしいリーゼン(巨大)スラローム大会を、村人の手によって運営しようというものでした。

そして1947年、前述の福岡氏を中心として、あらゆる調整や偶然の出会いにより、「八方尾根リーゼンスラローム大会」の第1回大会が開催されたのでした。

その後のスキー場開発は、福岡氏の大学の先輩・後輩の間柄であった五島昇氏によって大きく前進しました。五島氏と言えば、東急(東京急行電鉄)の社長や会長を務めた人物です。

これにより、東急グループによって大きく開発を進められました。現在の「うさぎ平テラス」は、昔は「うさぎ平109」という名称だったと記憶しています。

(渋谷「109」と経営母体が同じだったため、名称も同じでした。今では、東急グループは経営から撤退したため、名称も変わっています。)

八方尾根スキー場が少しクールな雰囲気なのは、開発企業のコンセプトに由来しているようです。

現在の八方尾根スキー場は、標高差1,070m、最長滑走距離は8,000m(リーゼングラート~黒菱~スカイライン~咲花ゲレンデ)、13コース、ゴンドラ・リフトは全23基という、とてもダイナミックなスキー場です。

初心者から上級者までが楽しめるバラエティーに富んだコースも、八方尾根スキー場の懐の深さを感じます。

Photo by Adam Kent – Top of Skyline chairlift

白馬八方尾根スキー場の魅力1~ファミリーから超上級者まで楽しめるゲレンデと施設~

八方尾根スキー場の魅力のひとつに、大規模なゲレンデや多彩なコースが挙げられます。

国際大会級のダイナミックな超上級者コースもあれば、中級者程度であれば飽きずに滑れる多様なコース、そして初心者やキッズ向けの初心者用コースなど、実力と体力に応じて選びたい放題です。

特筆すべきは、大人には大人向けの、子供には子供向けあるいは子供連れのファミリー向けの、施設やコースが充実していることです。

はじめてスキー場に来た子供たちが遊ぶには咲花ゲレンデがおすすめですし、ガンガンに滑りたい大人は真っ先にゴンドラ「アダム」でうさぎ平まで登ってほしいです。

でも、お楽しみはゲレンデだけではないはず。

それでは、初めに子供向けの施設を紹介しましょう。

1.キッズパーク

日本初の「ステップアップ型キッズパーク」が咲花ゲレンデに誕生しました。

ブーツをはじめて履いて雪に親しむエリアからソリで遊べるエリア、最終的にはスキーやボードを履いてゲレンデで滑走できるまでをサポートできる、専用ムービング付きで全長70mの独立したエリアです。

独立しているので、誰にも迷惑をかける事を考えずに、思いっきり親子で楽しめます。

利用料は1名1日600円です。

なお、ゴンドラの終点である「うさぎ平」にも小さなキッズパークがあります。こちらは小さいので、利用料は無料です。標高が高い所にあるので、シーズン初めや春スキーシーズンにも安心して使えます。

Photo by MIKI Yoshihito – SAKURAKO – Skiing holiday!

2.託児所プレスクール マム・クラブ

専任スタッフが常駐している、予約制の託児施設です。

雪遊びが苦手な子供や雪遊びにはまだ早い子供連れのパパ、ママには、安心の施設です。

せっかくのスノーリゾートで、子供も親も両方がストレスを抱えてしまっては、全然楽しくありませんよね。

それならば、思い切って少しの時間でも「子供は子供、大人は大人で別行動」をした方が、精神衛生上良いと思います。

ご利用案内

場  所:スノープラザ咲花内(咲花ゲレンデ入り口)
営業期間:12月15日~4月上旬
営業時間:8:00~16:30
料  金:年齢によって異なります
年  齢:3ヶ月~9歳
収容人数:18人(予約制)
≪ご予約・お問い合わせ≫ ※英語可
TEL:03-3421-6106 / 0261-85-0356
E-Mail:info@maamclub.net

次に、大人のための施設をご紹介しましょう。

ハイスペックな料理をいただけるレストランや、美味しいウィスキーを昼間から飲めちゃう専門店など、ちょっと魅力的な施設です。

でも、酔っ払っての滑走は十分に気を付けてくださいね。

3.HAKUBA WHITE HORSE ”HIGHBALL WITH SCOTCH” BAR

今シーズン、うさぎ平テラスに新しくオープンしたスコッチ・ウイスキーの「ホワイトホース」のお店です。八方尾根スキー場開業60周年を記念した、期間限定のお店ですよ。

標高1,400mの山の上から、白銀の北アルプスの絶景を眺めながらバーを楽しむって、極楽じゃないですか!

飲み物は、白馬の水から作った氷と炭酸を使用した「ホワイトホース白馬ハイボール」や、その他シングルモルト、ブレンデッドスコッチのハイボールなど。他にも、カクテルやクラフトビールのタップマルシェや軽食なども提供されます。

こんなところで休憩するのも、大人の楽しみですよね。

春スキーなんかに、テラス席でサクっとハイボールを1杯なんて、いいですよね。

「白馬」で「ホワイトホース」を飲むって、何かの洒落?

店舗情報

場  所:うさぎ平テラス
営業期間:2018年12月22日から2019年3月31日
営業時間:8:00~16:30
席  数:20席

4.レストラン ピラール

こんな所に?と驚くような場所にある、フルサービスのイタリアンレストランです。

ゴンドラの終点から更にアルペンクワッドに乗って、その終点にあります。

前述の“Highball with Scotch” Barよりも、更に標高が高い所にあるんです。

リフトを降りた右手にカフェがあり、それを通り過ぎた奥にレストランがあります。

お料理は、イタリアンを基調にして信州牛や白馬豚、信州サーモンなどの地元の素材を取り入れたシェフお勧めのコースメニューです。そうなんです。すべてコースで提供されるのです。

コースは、「パスタランチ」「メインランチ白馬」「メインランチ ピラール」の3種類で、それぞれ前菜、メインディッシュ(パスタランチはパスタ)、デザート又はチーズ盛り合わせ、コーヒー(エスプレッソ)又は紅茶がセットとなっています。(お料理のお値段は、3,100円~4,100円です。)

他にも、シャンパンやワイン、生ビール、グラッパなどの用意もあるので、大人の時間を満喫できます。

席の予約もできるので、特別な日に特別なロケーションでランチを楽しむ贅沢な休日はいかがでしょう。

店舗情報

場  所:アルペンクワッドリフト終点
営業時間:11:00~14:30(L.O.)
定休日 :火曜日(12月中旬~3月)
TEL   : 0261-72-8438
レストラン ピラール 公式HP

そこまで贅沢にはできないなぁ、というあなたには、カフェ・ピラールでカジュアルランチがおすすめです。

ホットドックやピザ、焼きカレーにサンドウィッチなどの軽めの食べ物は、ガンガン滑りたい時には時短ランチで便利ですよ。

カフェの営業は、9:00~16:00で定休日はありません。

5.本格的な窯焼ピッツァとカレーの充実ぶり

正直に言うと、スキー場のゲレンデ飯ってあまり期待するとガッカリするので、いつも期待して行かないようにしていましたが、八方尾根スキー場は良い意味で期待を裏切ってくれます。

その中でも、本格的なピザ焼き窯を持つレストランがいくつもあり、しかもそれらはゲレンデ上部にあるという驚くようなロケーションです。

また、スキー場のカレーと言えばランチの鉄板メニューですが、想像のはるか上を行くクオリティのものを提供されるのもビックリです。

ピッツァとカレー押しのゲレンデサイドのお店を、いくつか紹介しましょうね。

  • カフェテリア イエティ
    (ピッツァ/マルゲリータ:1,580円)
  • 軽井沢プリモ 白馬店
    (ピッツァ/マルゲリータ:1,600円[しかも直径30㎝])
  • カフェテリア黒菱
    (カレー/カレーランチの種類が本格的で多すぎる!920円)
    (ピッツァ/モーニングピザセット:なんとピザと珈琲で550円)
  • 北尾根高原テラス
    (ピッツァ/信州きのことりんごみそのピッツァ:1,450円)

さて、みなさんはどこでランチにしますか?

わたしと一緒に、悩んでくださいね。

白馬八方尾根スキー場の魅力2~進化するコース~

八方尾根スキー場の最上部1,830mからの眺めは、北アルプス白馬三山を背に妙高山や戸隠、噴煙を上げる浅間山や八ヶ岳連峰と、本当に息をのむような大パノラマです。

眼下に広がる山麓を眺めると、ここが標高2,696mの唐松岳に続く尾根であることを実感します。ここは、本格的な山岳スキーを楽しめるスキー場なのです。

そして、このスキー場のすごい所は、元々の素材力に胡坐をかくことなく、少しずつ進化を続けているところです。

特に注目なのが、今シーズン誕生した、新しいコースです。

超上級者向けの非圧雪・新雪エリア、アドベンチャーパウダーエリア「おむすび OMUSUBI」です。黒菱ゲレンデの下からパノラマコースに向けてのダイナミックな斜面で、極上のパウダーを楽しむことができます。

ただし、オープン期間は1月上旬〜3月下旬の予定で、時間も9:00〜15:00に限定されます。

しかも、当日のパトロールによるコンディションチェック後にゲートがOPENされます。(上部のゲートが解放されている場合のみ滑走が可能。)天候や積雪の状況によっては、ゲートがCLOSEとなる場合もあります。

自信があるスキーヤー、ボーダーのみなさん、お天気が良かったら迷わず行ってみましょう。

「おむすび」以外でも、「黒菱オフピステ “裏黒・URAKURO”」も楽しいです。

こちらもパウダーコースで、ダイナミックな滑りができます。「おむすび」同様、超上級者エリアで、コンディションによってはCLOSEされる場合もあります。

こちらのコースは、2016年のシーズンにオープン以来、多くのスキーヤー、ボーダーに愛されています。

では、黒菱オフピステを滑った様子を、こちらの動画からご覧ください。

天気次第で眺めが良いこと、被圧雪の状態のゲレンデってどんな感じなのか、ご確認いただけます。

白馬八方尾根スキー場の魅力3~バックカントリースキー~

ここまではゲレンデ内のお話でしたが、ここからはゲレンデを飛び出しますよ。

八方尾根と言えば、日本の中でも特にバックカントリースキーが盛んなエリアです。

八方尾根に限らず、白馬エリアでのバックカントリーで特筆すべき点は、多くのコースがスキー場のゴンドラやリフトを利用してゲレンデ上部までアクセスが可能で、標高の高い地点から移動を開始することによって時間や体力を節約できることにあります。

上りの工程を短くすれば、かなりの標高差を一気に滑り降りることできます。

スケール感に加えてアクセスの良さが、白馬のバックカントリーの人気を高めている理由のひとつと言えます。

(ちょっとゲレンデから外れた所を滑るなんて、そんなハンパな楽しみ方ではありませんよ)

しかし、白馬エリアは3,000m級の山々に連なる地域であり、地形が複雑なためコースを誤ると遭難の恐れもあります。

そんな危険を伴う場所ならば、「絶対にゲレンデ外を滑らないでください」って言うところですが、わたしは敢えてオススメしちゃいます。

その理由は、山岳素人でも安心して滑ることができる方法があるからです。

方法は簡単、雪山のスペシャリストである山岳ガイドさんをお願いすることです。

以前、わたしはガイドさんにメールで「バックカントリーもしたいけど、山の中でチーズフォンデュも食べたいから、なんとかして」とリクエストしたことがありますが、あっさり実現してくれました。

現在、そんな甘ったれたリクエストに応えてくれる優しいガイドさんがいるかどうかはわかりませんが、ガイドをしてくれる会社をご案内します。雪崩の時の対処方法を事前に説明してくれたりビーコンを持参しますので、安心して滑ることができます。

また、山のコンディションは日々変化するので、その日に一番良いコンディションのエリアに連れて行ってくれますし、どこのガイドさんも毎日白馬エリアを滑り倒している達人なので、安心してガイドをお願いできます。

通常のゲレンデスキーでは使わない機材はレンタルできますし、お店によっては料金にレンタル料が含まれている場合があります。事前予約が必要な場合もあるので、必ず問い合わせてくださいね。

1.番亭~Bamboo Tail~

コース別、クラス別になっており、初めてバックカントリーに挑戦する人にはビギナーツアーがおすすめです。

ビギナーツアーでは、ツアー中に1時間程ビーコントレーニングや装備の使用方法、バックカントリーについての講習を行い、バックカントリーについての最低限の知識を分かりやすく、簡潔にツアー内で学習できます。

もちろん、遠征やプライベートツアーも可能です。

店舗情報

場  所:長野県北安曇郡白馬村北城828-268
TEL   : 0261-72-2118
番亭~Bamboo Tail~ 公式HP

2.Evergreen Outdoor Center

こちらは、レベル別のバックカントリーツアーがあるほか、スキー&スノーボードレッスン、スノーシューツアー、雪崩講習など、様々なプログラムが用意されています。

またバックカントリースキーに必要なスプリットボードやビーコンなどの雪山用品のレンタルも充実しているので、バックカントリー初心者でも安心して利用することができます。

また、オフピステツアーのコースもあるので、ニーズによって多彩なリクエストが可能です。

なお、スノーシューツアーでは半日コースと1日コースがありますが、夜にゆったりとしたハイキングとチョコレートフォンデュを楽しむことができるイブニングスノーシューツアーもオススメです。

店舗情報

場  所:長野県白馬村北城4683-2 白馬樅の木ホテル
※リズムスノースポーツ横
TEL   : 0261-72-5150
Evergreen Outdoor Center 公式HP

3.Color Sport Club

参加者のレベルを色分けしており、順番にステップアップしていくプログラムを採用しています。そのため、初めてトライする人は安心して初心者コース(青色)から参加して、継続して腕を上げていくのもカッコイイですよね。

ウィンターリゾートで1週間も白馬にいたら、いつの間にかBCの上級者になっていたなんて、素敵じゃないですか!

店舗情報

場  所:長野県北安曇郡白馬村北城915-1
TEL   :0261-71-1229
FAX   :0261-71-1239
Color Sport Club 公式HP

八方尾根スキー場から比較的簡単に行ける、わたしのオススメは「ガラガラ沢」です。

ガラガラ沢を降りるためには、まずリフトで八方尾根スキー場の最上部にある「グラートクワッド」を降りてから、第2ケルン(標高2,005m)まで歩いて登ります。もちろん板は担いで行きますよ。

そして、ケルンから北側(もちろんゲレンデ側ではない方)に降りていきます。

この沢は人気があるので結構滑る人が多いのですが、雪崩も頻発するのが特徴です。途中から地形がU字型の谷になるので、雪崩の時に逃げる方向が難しいです。

わたしが滑った1週間後には、オーストラリアから来たスキーヤーが雪崩に巻き込まれてしまう悲しい事故がありました。

やはり、ガイドさんをお願いすることと保険に入っておくことは、リスク回避という観点から有効な手段だと考えます。(各ガイド会社によっては、料金に保険料が含まれている場合があるので、確認してみましょう。)

では、オススメのガラガラ沢の映像を空からどうぞ。滑り終った所で沢を渡らなければならないことが分かる良い動画です。参考にしてくださいね。

白馬八方尾根スキー場へのアクセス

白馬八方尾根スキー場まで行くには、自動車でのアクセスは高速道路を降りてからの距離が長いので、雪道に自信が無い人には苦痛かもしれません。

鉄道なら、新宿あるいは名古屋から中央本線で松本経由の上、大糸線の白馬駅で下車してバスをご利用いただくか、東京からであれば北陸新幹線で長野駅まで行き、特急バス長野・白馬線に1時間程乗るルートがあります。

中央本線を利用する場合は、新宿からであれば7,800円程度、名古屋からなら6,600円程度です。

北陸新幹線の場合には、新幹線とバス代の合計が約10,000円です。

高速バスもありますが、新宿からであれば5時間以上かかります。しかしその分、一番リーズナブルです。昼行便は片道4,000円程度から、夜行便は片道5,000円程度からです。

ツアーバスなら、往復で10,000円前後からあります。

わたしも若い頃は夜行バスを使いましたが、歳を重ねると夜行バスって疲れるんですよね。到着した後に気持ち良く滑ろうと思ったら、新幹線を利用して長野駅からバスを使った方が楽に感じるようになりました。

Photo by Kikuko Nakayama – snow field

まとめ

日本では、北海道を除いて極上のパウダーを楽しめる山岳スキーと言えば、白馬エリアの各スキー場ですが、その中でも群を抜いて標高も高くアルピニストの世界の近くにいることが実感できるのが白馬八方尾根スキー場です。

今回は、スキー場内の魅力を中心にご案内してきましたが、魅力的な民宿や温泉など、まだまだ語りつくせません。

ここでは、白馬八方尾根スキー場を楽しむためのポイントをまとめてみました。

  1. 白馬八方尾根スキー場は、日本の北アルプスを背にした白馬村にある本格的山岳スキー場で、長野オリンピックのアルペン種目の会場にもなった場所。
  2. 白馬八方尾根スキー場の魅力の1つは、多くの客層のニーズに応えられる施設とコースが整備されている。
  3. 白馬八方尾根スキー場のコースは年々進化を続けており、どんどん新たな楽しみ方ができるコースが整備されている。
  4. 白馬八方尾根スキー場に限らず、白馬エリアは日本におけるバックカントリースキーのメッカ。バックカントリーを楽しむなら、安全のためにも山岳ガイドを利用しよう。

さて、白馬八方尾根スキー場の宿泊施設と言うと、なんだかこじんまりとした旅館や民宿、プチホテルやペンションなどが多いのですが、その理由は「白馬村は民宿発祥の地」であることが大きく影響しています。

大規模なホテルって、あまり多くはありません。

自分の落ち着くタイプの宿を探して、ゆっくりと八方尾根スキー場を楽しんで下さい。

また、八方尾根スキー場の隣の白馬岩岳スキー場は、無料のシャトルバスで行くことができます。同じ宿で連泊しても、複数のスキー場を楽しめるのはお得ですよね。

個人的には、白馬岩岳スキー場も好きです。広すぎなくてコースが把握しやすく、グループで行っても迷子になりにくいからです。

わたしは、最近ではすっかり横着になり、スキー板を履いたまま宿からゲレンデに出られて、そのまま宿に帰って来られる場所にばかり行っていて、そうした宿が無い八方尾根スキー場からはちょっとの間、目を離していたんです。

そうしたら、愕然とするような進化を遂げていて、これはもう2月になったら行かなきゃ!と思い、あわてて宿を探しています。

山麓には居酒屋さんやお蕎麦屋さんの他、インド料理やメキシコ料理タイ料理など、国際色豊かなお店が揃っており、ゲレンデ以外の食事も不自由しません。

しかも「白馬八方温泉」もあり、公共入浴施設が4カ所もあります。(日本でも屈指のアルカリ泉で、通称「美人の湯」です。お肌がツルッツルになります。)なかなか魅力的なんですよね。

スキーやスノーボードのレンタル屋さんも多くあるので、有効活用すれば荷物も少なくて済むのでラクチンです。

キレイに圧接された滑りやすいスキー場がお好みであれば、他のスキー場でも満足できると思います。

でも、自然の地形を生かした極上のパウダースノーを楽しむのであれば、白馬八方尾根スキー場が一番なのではないかと思います。

そしてアフタースキーには、「白馬錦 冬の銀河 活性純米にごり生酒」をチビチビやってください。白馬に行ったら飲みたい、わたしのイチオシの日本酒です。

冬季限定の生酒ですから、スキーとの相性はバッチリです。

是非、現地に行ってスキーもお酒もグルメも楽しんでくださいね。

白馬八方尾根スキー場HP

Photo by Petra Bensted – Sunset Skier 3