Photo by ohshima2520 in 19. Feb.9

「道立近代美術館」で北海道ゆかりの芸術を堪能 芸術に詳しくなくても楽しめるってホント?


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この記事では、「道立近代美術館」の楽しみ方として、常設展示の見方やカフェ、ショップ、さらに芸術には詳しくなくても楽しめるポイントを併せてご紹介します。

天気の良い午後など、「たまには、美術作品を眺めて優雅に午後を過ごしたい…。」と思うことはありませんか?その思いが叶えられます。しかも、札幌の街中で!

美術品を堪能してちょっと高尚なひと時を過ごしてみませんか?

※展覧会やイベントなど記事内の全ての情報は、取材当時のものであり一例です。


「道立近代美術館」とは?

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道立近代美術館、通称「近美」は、札幌市の中央区に位置する美術館です。

街中にあるため、休日を利用して気軽に立ち寄れるスポットです。

絵画はもちろん、ガラス工芸作品を多く所蔵することで知られています。

コレクションの内容が、北海道や札幌にまつわるもので充実しているというのも特徴的。

美術に詳しくなくても楽しめる?

「あんまり美術には詳しくないんだけれど…」と感じたり、「美術館は退屈で面白くない」と感じたりしたことはありますか?

実は、美術館は芸術に詳しくなくても楽しめるポイントが満載なのです。

常設展示・特別展示に加えて、美術はあまり得意ではない人でも楽しめるイベントや取り組みも併せてお伝えします。

こう考えると楽しめる 美術に詳しくなくても堪能できる考え方

ここで述べるのは筆者の個人的意見ですが、「美術作品鑑賞は、もっと肩の力を抜いても大丈夫」ということを少し述べたいと思います。

美術に詳しくないか、あまり興味が持てない人の考えがちなことが「この美術作品はどこがすごいのか?」という疑問です。

確かに、例えばピカソやゴッホなどの著名な画家の作品は、巨額で取引されることもあって「とにかく価値があるすごいもの」というイメージが先行しますが、実際に見てみると必ずしも「上手には見えない」、だから「価値がわからない、理解できない」となってしまうことがあります。

ですが、「価値が高い、低い」ということに囚われていると、美術作品鑑賞の目的は「心を豊かにすること、創造性を育むこと」なのを忘れてしまっていると思います。

そこで、まずは単に「この色使いが好き、あの形が好き」という、自分の好みで絵を見てみることです。

自然に心が動かされるものを好きに見ていたほうがもっと楽しいです。価値を決めるのは市場や鑑定士に任せましょう。

常設展示①「近美コレクション」で国内外の芸術を手軽に堪能

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※著作権と作品保護の観点から、作品の写真は撮影していません。

まずは常展示からご紹介します。

所蔵品の中から、様々な観点・テーマに基づいてコレクションを公開する「近美コレクション」。

北海道にまつわる作品を数多く所蔵しているのが「近美」の特長なのです。

国内外の絵画はもちろん、ガラス工芸品が揃っていて見応えがあります。

特に、雪の季節は雪の透明感とガラスの透明感は親和性が高いからなのか、芸術作品として一層魅力が際立って感じられます。

「きらめく都市のものがたり」展を取材!

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今回の常設展示特集は「きらめく都市(まち)のものがたり」(取材当時)。

各画家の思い描く、様々な都市を題材にした作品の展示です。現実、想像問わず、多様な都市が描かれています。

「印象派」の写実的な手法のほか、「キュビズム」など幾何学的な図を利用したもの、実在の都市から夢の中に出てくるような非現実的な都市まで、いろいろな絵画が展示されています。

筆者の体験ポイント:「オプ・アート」で目が回る?

特に筆者の目に留まったのは、「オプ・アート」と呼ばれる、錯視を起こさせる作品たちです。

円や直線など、単純な形が並んでいるだけなのに、その大きさ、配置、色味によってまるで絵が動いているかのような不思議な感覚になります。

ブリジット・ライリー「VIVA」は、さまざまな色の直線が並んでいるだけですが、見ていると線がずれて動くようでした。

微妙な計算の上で錯覚を起こさせる絵が描かれることはとても不思議ですね。

常設展示② 「ガラスと近代洋画の名品」

「近美コレクション」のパンフレット
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「近代美術館」のコレクションの特徴の一つが、「ガラス工芸品が多い」ということ。

取材の当時は、「小樽芸術村」との提携で貴重なガラス工芸の世界を展開していました。

小樽は「北一硝子」に代表されるようにガラス工芸が有名で、そうした地元の芸術を集めた美術館群を「小樽芸術村」と称しています。

今回の常設展示では、その「芸術村」からレンタルした作品を紹介しています。

筆者の体験ポイント2:小樽からのガラス工芸を眺める

コレクションには、フランスのアール・ヌーボー、アール・デコを代表するエミール・ガレ、ドーム兄弟、シュヴェーラー工房などのガラス職人が手がけた作品が揃っています。

筆者が特に好きなのはガレの作品で、その緻密で繊細な、まるで本物の自然を閉じ込めたかのようなリアルなモチーフや、当時流行していた中国や日本の雰囲気のある東洋趣味の作品は、いつ見ても惚れぼれ。

ガラスの中に広がる世界は、ずっと眺めていたくなります。

ここが楽しい!近代美術館の楽しみ方

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さて、ここからは美術館の「展示」だけではない楽しみ方もご紹介します。

近代美術館では、展示鑑賞の他にも様々なイベントを用意しており、芸術を五感で楽しめるように工夫しています。

アートワークショップ

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近代美術館では、上のポスターの紹介するような、さまざまなイベントでたくさんの人に楽しんでもらう工夫をしています。

絵画と音楽のコラボレーションや、学芸員の語るエピソードなどを聞くことで理解が一層深まったり、新しい楽しみ方を見つけることができます。

「眺めるだけだと良さがよくわからない…。」と残念に感じている人も、実際に作品を生み出す体験を通じて興味が持てるようになります。

大人だけでなく子供も楽しめるイベントに参加して、創意工夫の精神を養ってみては。

イベントやワークショップの情報は、近代美術館のHPで随時確認できます。

ミュージアムショップ

「おしゃれな小物が好き!」「デザインの凝った、実用品が欲しい」というときの買い物には、ミュージアムショップがおすすめ。

絵画をプリントしたクリアファイルなどの文房具は、お土産品の定番。

自分用にはもちろん、プレゼントとしても喜ばれる品々が集まっています。

カフェ

ミュージアムカフェ「ボーザール」
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「綺麗なものを見て楽しんだあとは、美味しいものが食べたい」というグルメな気分のときは、美術館のカフェに行きましょう。

カフェ「ボーザール」(Beaux- Arts)は、ミュージアムのカフェらしく盛り付けにこだわったメニューが並んでいます。

休憩ロビー

美術館2階にあるロビーでは、ソファでゆったりくつろぐことができます。

そばにある自販機で、温かいコーヒーを手にして窓辺から風景を眺めつつ余韻に浸る…。

観て回った芸術作品を思い返しつつ何もせずにいる時間も、貴重で贅沢なものですね。

鑑賞時に守りたい 美術館での大切なルールとマナー

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さて、鑑賞をもっと有意義なものにするために、守りたいルールとマナーを説明します。

美術鑑賞な大切な作品を見せてもらうせっかくの機会なので、しっかり守って気持ちよく鑑賞しましょう。

撮影は許可を得てから

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綺麗で見事な作品に出会うと、つい写真に収めたくなりますが、美術館では撮影が制限される場合が多いです。

これは、著作権の保護に加え、作品をフラッシュなど強い光から守るためにとても大切なことなのです。

特に、著作権の問題は破ってしまうと自分にとって重大なトラブルになるうえ、素敵な作品を保護して他の人とも共有できるようにするために、写真撮影は許可を確認してからにしましょう。

鑑賞中はなるべく静かに

鑑賞中は、あまり大きな声で話したり、走り回ることは避けましょう。

好きな作品を見ると、思わずうきうきと心が弾むのはもちろん良い鑑賞体験です。しかし、美術館では同時に「作品を集中して鑑賞する」場でもあります。

特に誰かと一緒になって観ているときは、感想を述べあいたくなるものですが、周りの人は静かなところで芸術に浸っていることを忘れないようにします。

「道立近代美術館」の楽しみ方まとめ

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今回の記事では、「道立近代美術館」の楽しみ方についてご紹介しました。

普段美術に触れる機会が多い人ばかりではなく、あまり機会を持たない人にとっても、美術館は楽しめる場所なのです。

つい敬遠してしまう人もぜひ自分なりの楽しみを見つけて、美術館に足を運んでみたいですね。

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