恋の病以外に効かぬ病は無い。草津温泉の魅力は、温泉力と観光力にアリ

「草津よいとこ 一度はおいで」という歌い出しで有名な「草津節」にもあるように、草津温泉は古くから日本の中でも特に薬効に優れた温泉として知られていました。

草津温泉は群馬県西部の草津町にあり、今でも活発に活動を続けている草津白根山の山麓にある温泉です。

昨年度は325万人もの人が訪れた観光地ですが、今年は草津白根山の噴火警戒レベルが引き上げられたこともあり、若干減少しているかもしれません。噴火警戒レベルが上がっても、温泉街で観光する分には何も影響はありませんので、みなさん、ご心配なく。

今回は、温泉が大好きな温泉ソムリエの資格を持つわたしが、みなさんに草津温泉の魅力と王道の楽しみ方をガッツリご案内します。

純粋に温泉を楽しみたい方も、そうじゃない人も、是非これを読んでから出かけてください。

日本の温泉の楽しみ方って、ストレス発散だけが目的じゃなくて「医療行為」だということがわかりますよ。

草津温泉って、本当は何に効くの?~強酸性のお湯の効果は、強力すぎる殺菌能力!~

草津温泉は、古い文献でも「日本三名泉」とも「日本三大薬湯」とも言われており、強酸性の温泉です。

日本三名泉とは、有馬温泉(兵庫)、草津温泉(群馬)、下呂温泉(岐阜)の3つの温泉を指します。また、日本三大薬湯とは、有馬温泉(兵庫)、草津温泉(群馬)、松之山温泉(新潟)です。

強酸性温泉の特徴は、高い殺菌効果があることです。

ニキビや水虫などの皮膚の疾患、切り傷などによいと言われており、クレンジング効果が高いと言われています。浸かって10分程度で、滅菌効果が期待されています。

また、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などに対する効果があるとされていますが、肌にピリピリとした刺激を感じるので、敏感肌の人は自分のお肌と相談しながら入浴しましょう。

草津温泉の酸性度がどれくらいかというと、pH値は1.6です。

わかりづらいので例を挙げると、草津温泉のお温に1円玉を浸けておくと、1週間で溶けてなくなります。レモンよりも酸が強いので、飲泉すると胃がただれる場合があります。好奇心から無理して飲んだりしないで、温泉施設の指示に従ってください。

日本の中では、草津温泉よりも酸性度が強い温泉と言うと、秋田県の玉川温泉ぐらいしかありません。

また、硫黄成分も多く含まれているためメラニン色素を分解する力があり、シミの予防にもつながります。クレンジング効果が高くてシミまで防げるなんて、お肌に効果が高い温泉です。

草津温泉には複数の源泉があり、少しずつその成分は異なります。

全体で毎分4,600リットル(ドラム缶25本分)も噴出しているので、豊富な湯量で沢山の温泉施設の浴槽を満たしてくれます。

温泉データ

泉温/おおむね45℃~95℃
泉質/酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)
効能/神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病・高血圧症など

草津温泉の歴史って、きっと古いんじゃない?~歴史ある温泉文化はこだわりの証拠~

草津温泉の開湯は、ヤマトタケル(日本武尊:もう神話の時代)だの、行基(奈良時代の僧侶)だの、源頼朝(鎌倉幕府を開いた武士)によるという説がありますが、どれも決定的な記録ではありません。文献上は、1472年の登場が初めてとなります。

しかし江戸時代後期以降は、何度も作られていた「温泉番付」の格付では、当時の最高位である大関が定位置でした。(湯治は「横綱」はまだありませんでした)

東日本では、飛び抜けた人気の温泉だったと言えますね。

昔、「湯治」と言えば、農閑期に農村の人達が1年の農作業の疲れを、湯治宿で長い期間をかけて入浴しながら癒した行為です。

しかし、草津でだけ湯治をすると、効果が高すぎて体がつかれてしまいます。

そのため、「草津の上がり湯」として優しいお湯の温泉で仕上げをしたと言います。

でも、なんで仕上げの湯なんてしないといけないくらい、強力なお湯を提供していたんでしょう?源泉から噴出する高温のお湯を水で薄めれば、万人に優しいお湯になったのでは?って思いますよね。

でも、ほとんどの施設では「源泉かけ流し」なのです。

昔の人々は、せっかく訪れた草津の湯を、しっかりと余すことなく吸収して病を治して帰りたかったのでしょう。草津温泉のお湯を、100%の濃度で快適に楽しむために、いろいろな工夫をしました。

その工夫の跡は、今は観光スポットになっています。

1.湯畑

草津の中でも有名な源泉が、湯畑です。温泉街の中央にあり、観光客の散策の起点でもあります。

湯畑では、自然湧出したお湯を7本の木樋に通します。外気に触れた高温の湯は、少しずつ冷やされていきます。その後、湯畑の端にある湯滝を流れ落ちて、その先はパイプを通じて共同浴場「千代の湯」や近隣の旅館の内湯へと運ばれる仕組みです。

こうして、高濃度の温泉を水で薄めることなく、温度を下げているんですね。

しかも、木樋には「湯の花を集める」効果もあります。

湯畑より採取した湯の花は、年間に約4,000個程度パッケージに入れられて販売されます。ここの湯の花は、温泉の成分が結晶して沈殿したものを、人の手で採取して乾燥させた、少し黄色い粉末状のものです。

草津温泉で採取された湯の花(湯畑産)の商品は、パッケージの発売元が「群馬県草津町」と記載されています。似ている商品も流通しているので、こだわる人は必ず確認しましょうね。

また、この湯の花を採取するイベントも、年1回行われます。

2018年のイベントは12月1日に終了してしまいましたが、毎年この時期に行われるそうです。先着30名で予約不可、朝10時からです。自分の手で湯の花を採るなんて、絶対に貴重な経験になると思いますよ。

湯の花採取情報

問合せ先 草津温泉観光協会
℡.   0279-88-0800
草津温泉HP

出典元:ググっとぐんま写真館

2.湯もみ

草津温泉の湯の温度を下げる、もうひとつの方法として「湯もみ」があります。熱い源泉の中に六尺板を入れて湯をもみ、入浴できる温度まで下げる方法です。お湯が空気に触れる事によって、温度が下がります。

また、「湯もみ」をすることにより温泉の温度を下げるだけでなく、湯を柔らかくする効果や入浴前の準備運動にもなります。

現在では、湯畑前の「熱乃湯」で「湯もみ」を見学および体験をすることができます。

「湯もみと踊り」ショーは1日6公演行われています。ショーはおおよそ20分くらいですが、その中で湯もみの飛び入り参加もお姉さんの指導のもとで体験することができます。

湯もみ体験だけを希望であれば、土・日・祝日の11:30~14:00(最終受付13:45)に開催しており、体験時間は10分程度です。ただし観光シーズンのオープン直後などは混雑するため、順番を待つ時間が長くなることもあります。時間に余裕を持ってスケジュールしましょうね。

熱乃湯施設情報

公演時間    9:30・10:00・10:30・15:30・16:00・16:30
観覧料金    大人600円 小学生300
湯もみ体験時間 毎週 土・日・祝日の11:30~14:00(最終受付:13:45)
体験料     250円
℡.      0279-88-3613
草津温泉HP

Photo by Duke Yuin – 湯もみ

草津温泉の入浴方法~正しい入浴方法で快適な温泉ライフ!~

ここまで書いてきたとおり、草津温泉はとても強い薬効を持ち、温度の高い温泉で、それを薄めることなく源泉かけ流しで提供されています。

そのため、自分自身の身体と相談しながら入浴を楽しむ必要があります。

草津温泉の入り方を、温泉のエキスパートっぽくまとめてみました。

1.かぶり湯をしてから足からそーっと入る

いくら温度を下げているとは言え、各温泉施設における浴槽の湯の温度は一般的なお風呂の温度よりも、高めに設定されていることが多いです。

まず、浴場に入ったら入浴の前にかぶり湯をして、身体に負担をかけないようにしましょう。浴槽に入る時には、足元からゆっくりと身体になじませながら静かに入浴します。

2.入浴は1日3回まで 長風呂をしない。

どこの温泉でも同じですが、 1日の入浴回数は3回ぐらいを限度と考えましょう。

湯あたりをおこして気分が悪くなっては、せっかくの旅行もつまらないものになってしまいます。

特に草津温泉は、長湯は厳禁です。最初は5~10分ぐらいを目安にしてください。

せっかく温泉に来たからって、あまりがんばって湯船に入り続ける事はおすすめできません。貧乏性を出さずに、こまめにチョコチョコと入りましょう。

また、お肌が敏感な人は無理をしない方が良いでしょう。

3.入浴後はシャワーで温泉成分を流さない

草津の温泉はたくさんの成分が含まれています。入浴後にシャワーで真湯を浴びる人も多いのですが、独特な硫黄の香が嫌いでなければ、シャワーで身体を洗い流さない方が入浴の効果が高く維持されると言われています。(草津温泉観光協会推奨)

しかし、刺激の強い温泉であることから、敏感肌の人であればしっかり洗い流しておいた方が無難だとわたしは思います。体を洗い流さずにお湯の成分を付着させたまま放置すると、肌が荒れる(湯ただれ)場合があります。

4.入浴後のお肌のケアはシッカリ

肌への刺激が強い泉質であるため、お肌の弱い方はもちろん、そうでない方であっても入浴後のお肌のケアを行うことをおすすめします。

入浴後は、肌からの水分発散が盛んになり、肌が乾燥してしまいがちです。できるだけ早めに、概ね10分以内に、ボディーミルクなどを塗っておいた方が良いでしょう。

5.アクセサリーは外して入浴

草津の温泉は、強い酸性の上に硫黄成分を多く含んでいます。

酸性のお湯は、金属を溶かしてしまうことは前述しましたが、草津温泉に含まれている硫黄分、特に硫化水素ガスに触れると、金属が酸化して黒く変色してしまいます。アクセサリーや時計だけではなく、できればメガネ(フレームが金属のもの)も外すことをオススメします。

6.食後や飲酒後は、十分休息してから入浴

食後に入浴すると、胃腸の血液量を減少させてしまい、消化・吸収を低下させてしまうことがあります。また飲酒後の入浴は、血圧が急激に変化することによって脳貧血を起こして転倒しやすい状態になります。

入浴する場合は、お酒を飲んでから2時間以上休憩してからにしましょう。

7.入浴後には、十分な水分補給と休息

入浴時には、多くの汗をかきます。長湯をしなくても、温度が高い湯船に5分も入れば、汗が出てきます。また、体が温まると、お風呂から上がってからも汗が出ますよね。

入浴自体に体力を使いますので、しっかりと水分を補給して、ゆっくりと体を休めてください。

番外編:時間湯

草津には江戸時代より、湯を冷ます「湯もみ」の他に、高温の湯をなるべく動かさないようにみんなで同時に入り、同時に上がるという集団入浴法がありました。

熱いお風呂に我慢して入っている時に、誰かが後から入ってくると、そのお湯が揺れる波が肌に触れて、とても刺激が強くて辛いことがありますよね。

それを避けるために、いや、その刺激をみんなで平等に受けるために、明治時代に「湯長」という温泉治療を入浴者に指導をする責任者の号令により、時間を区切って入浴する「時間湯」という入浴法が確立されました。

時間湯の手順

  1. 湯もみ  2~30分
  2. 手桶により頭に3~40杯の湯をかぶる。
  3. 湯長の号令で一斉に3分間入湯。
  4. 同じく号令で一斉に湯船から出る。

これを1日4回繰り返す。

この入浴法は一見単純で遊びかと思われるようなものですが、きちんと草津温泉を研究したドイツの医師であるベルツ博士によって、医学的な意味の裏付けもされています。

今でも“時間湯”は体験可能です。共同浴場「千代の湯」で、560円で体験できます。

はじめての人はココに行け!~草津温泉の見どころ5選~

草津に行ったら、その温泉街の迷路っぷりにワクワクすると思います。

わたしが個人的に推薦する、草津に行ったら行っておいた方が良い、歩いて行ける観光スポットを紹介します。

1.湯畑

前述したように、自噴する温泉の温度を下げたり湯の花を採るための施設ですが、その規模は壮観です。

昼間だけではなく、夜のライトアップもきれいです。

もし宿泊するのであれば、夕飯後に浴衣姿で散歩するのも良いのではないでしょうか。

2.熱乃湯

こちらも前述のとおり、湯もみショーを見たり、体験したりできる施設ですが、そのほかにも夜のお楽しみがあります。

毎日、20時から「草津温泉落語」が催されます。

噺家さんは基本的に二ツ目のみなさんですが、ときどきイベント時には真打ちが登場します。

丁度、旅館の食事も終わった頃の時間ですし、食後にぷらっと落語を楽しみ、そのあとのんびり温泉を満喫なんていいですよね。

草津温泉落語

開催日  年中無休
開場時間 19:30
開演時間 20:00
入場料  大人1,000円 子供500円
草津温泉落語HP

出典元:ググっとぐんま写真館

3.西の河原公園

温泉街の中心である湯畑より徒歩15分程度の所にあります。

公園内のいたる所から毎分1,400リットルもの温泉が湧き出し、湯川となって流れ出ていきます。

ゴツゴツした溶岩の岩場のあちらこちらに、湧きでた温泉が池や川を作って荒涼とした風景を作り上げています。その景観から「鬼が住む場所」「鬼の泉水」とも呼ばれて恐れられており、ここで大声を出すと鬼が出るという伝承があります。

公園として美しく整備された園内は、面白い地形を見ながら散策できるスポットとして人気です。

Photo by mono – IMG_0371.jpg

また、日没から22時には幻想的なライトアップが行われており、夜の散策も楽しいですよ。

園内には、男女合わせて約500平方メートルもの広い露天風呂があり、とても開放的です。大きな湯船から草津の自然を眺めつつ、温泉を満喫するのもおすすめです。

西の河原露天風呂

営業時間 4/1~11/30 7:00~20:00(最終入館は19:30まで)
     12/1~3/31 9:00~20:00(最終入館は19:30まで)
料金   大人:600円 子供:300円
西の河原露天風呂HP
※洗い場はありません。

出典元:ググっとぐんま写真館

ちなみに、草津温泉には西の河原露天風呂のほかにも共同浴場が多数あります。地元密着の小さなものや、観光客がドドーンと入ってきても大丈夫な温泉もあります。自分の好みのお風呂を探して巡るのも楽しいですね。

「西の河原露天風呂」「大滝乃湯」「御座の湯」の3つの温泉を割引料金で入れる「3湯めぐり手形」などのお得なプランもあるので、HPで確認してくださいね。

4.湯けむり亭

湯けむり亭は湯畑の脇に立つ総檜造りの東屋で、建物は江戸時代にこの場所にあった共同浴場「松乃湯」を再現している足湯施設です。

24時間、誰でも利用可能です。

ここで足湯に入りながら湯畑を見学できますが、それなら近くの「やきとり 静」でテイクアウトの焼き鳥を購入して食べながら足を浸すのがオススメです。

「やきとり 静」は、湯畑前にある人気焼き鳥店で、いつ行っても行列ができています。人気は手羽先、自家製つくね、とり皮、ハツ、ネギマなどで、どれも目の前で焼いてくれますよ。デザートには、できたての温泉まんじゅうも必須です。

Photo by Ray Swi-hymn – 20160829_Yubatake@Kusatsu_5994

5.草津熱帯園

湯畑から徒歩8分あまりの所にある、熱帯植物園です。

見どころの熱帯大ドームの中は温泉熱で暖められており、もうジャングルそのものです。

熱帯・亜熱帯の約250種 1,000匹の珍しい動物や色鮮やかな植物に出会えます。

世界最小のサル、ピグミーマーモセットや、4mものワニ、カピバラ、エリマキキツネザルなどが見られるほか、フィッシュセラピーの手浴・足浴も人気です。ペット同伴でも観覧できる、国内でも珍しい動植物園です。

草津熱帯園

営業時間 8:30~17:00
休日   年中無休
料金   大人:1,000円 高校生:700円 子供:600円

草津温泉へのアクセス

東京から電車で行くなら、①「特急草津」で「長野原草津口」で下車し、バスで「草津」まで行く方法と、②北陸新幹線で「軽井沢」で下車し、バスで「草津」まで行く方法があります。

また、高速バスも安くて便利です。3,500円程度で新宿から行けます。

そのほかにも、各宿泊施設で送迎バスを用意している所もあるので、調べてみると良いと思います。

温泉地内の各スポットは、十分歩いて散策できます。逆に車は邪魔になってしまいます。

温泉街の道はとても細く、歩行者も多いので、車を走らせるには非常に神経を使います。特に観光シーズンには混雑することが予想されますので、早めに到着してさっさと車を駐車場に置いてから散策することをおすすめします。

駐車場は、2か所あります。

湯畑観光駐車場

収容台数:180台
普通車 :500円(2時間まで)
℡   :0279-88-2704

西の河原公園駐車場

収容台数:150台
普通車 :550円(2時間まで)
℡   :0279-88-7822

まとめ

今回は、草津温泉の楽しみ方と歩いて行ける観光スポットをご案内しましたが、日本三名泉のひとつである草津温泉の魅力は、簡単に語りつくすことができません。

ここまで書いてきたことを、一度整理してみましょうね。

  1. 草津温泉は、群馬県にある古い効能のある名泉。
  2. 高温で有効な成分を余すことなく利用するために考えられたのは、100%源泉かけ流し。そのためには、「湯畑」で温度を下げ、「湯もみ」でさらに温度を下げるとともに空気を含ませてお湯を柔らかくし、入浴する人の準備運動の役割も兼ねていた。
  3. 草津温泉は強い効き目のある温泉なので、入浴方法を守って楽しむこと。
  4. 草津温泉のお楽しみは、夜にもアリ。湯畑や西の河原などはライティングされて散策にもgood!熱乃湯での温泉落語も楽しい。
  5. 西の河原公園の露天風呂は、洗い場が無いけれど広々とした解放感が楽しめる温泉施設。このほかにも、温泉施設や地元の共同浴場が多数あるので、好みの場所を調べてハシゴしよう!
  6. 湯畑近くの足湯「湯けむり亭」は、だれでも入れる大きな足湯。湯畑近くはテイクアウト可の飲食店が多いので、足湯に入ってチープな温泉グルメを満喫しよう。
  7. 草津熱帯園では、温泉の熱を利用した熱帯のジャングルが再現されていて、なかなか本格的な動植物園になっているからお子様にも大人気。

さて、草津に行くなら、できればゆっくり宿泊してお風呂に入りたいですよね。

宿泊施設も、たくさんあります。

一昔前には、温泉旅館と言えば1泊2食付きでそれなりにお高めの料金設定でしたが、今では1泊朝食付や素泊まりが可能な旅館やホテルも増えました。

老舗の旅館でも良いですし、リゾートホテルやペンションもあります。

自分のスタイルに合った宿泊施設を探して、自分の温泉ライフを楽しみましょう。

わたしのオススメは、宿は1泊朝食付にして、夜は温泉街の居酒屋で地元のつまみを肴に地元の日本酒をいただきたいですね。

また、冬は「草津温泉スキー場」がオープンします。

温泉街からもシャトルバスが出ていますから、冬に草津を訪れるのであれば、ついでに楽しんじゃいましょう。

わたしは毎年、スキーに行くのに草津温泉にしようか万座温泉にしようか、たいしたことではないのに深~く悩みます。(万座温泉も非常に強い効能を持つ硫黄を含んだ温泉で、ゲレンデ近くの崖のあちらこちらから温泉が噴出している不思議な場所です。)

そしてスキーで冷えて疲れたら、温泉で温まって癒されたいなぁ、って思いませんか?

さぁ、みなさんも草津で温泉と一緒にスキーを楽しんでみてはいかがでしょう。

とりあえず、一足先に行ってお風呂に入って待っていますよ。

出典元:ググっとぐんま写真館