門司港レトロで港の浪漫を満喫しよう!

門司港レトロ
Photo by imame - 門司港レトロ

「わー!綺麗な夜景!ここは何処?」

はい。此処は「門司港レトロ」です。

JR門司港駅を降りると目の前には、通称「門司港レトロ」と呼ばれる景観地区が広がります。そこは戦前からの古い建築物が多いエキゾチックな雰囲気を満喫できる観光地です。

本州から向かって関門海峡を渡った九州の玄関口が岡県北九州市門司区で、ここは古くから海上交通や流通の要の地でした。

関門海峡トンネルや橋がかかった今でも、多くの船が海上を行き来しています。

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Photo by Tomoharu Mogami – DSC00637

「これはもしかして「巌流島の決闘」!」

そうです。これは宮本武蔵と佐々木小次郎の銅像で、しかもその決闘が行われた場所、巌流島に建てられています。

巌流島は関門海峡に浮かぶ小さな島で、この銅像の向こう、右に見えるのが門司港レトロで、左に見えるのが関門海峡大橋です。

江戸時代は九州小倉藩の船島でした。現在は山口県に属す私有地でしたが、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん主演で話題になった2003年NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」放映に合わせて、一部が公園として整備され一般に開放されました。

歴史的な場所で絶景を楽しめる人気の観光スポットです。特にゴールデンウィーク期間にはコンサートや巌流島の決闘シーンの再現などのイベント開催も有り、毎年多くの人が訪れています。

島へは門司港と下関から観光船が発着しています。

関門汽船株式会社 http://www.kanmon-kisen.co.jp/route/ganryujima.html

歴史好きな方は、下関から巌流島経由で門司港レトロへ行くのもお勧めですよ!

それでは、この魅力たっぷりの門司港レトロを楽しむポイントをご紹介していきましょう。

門司港は世界への窓口

門司港駅
Photo by awayukin – 門司港駅

趣のある素敵な建物ですよね。ここはJR門司港駅です。

大正3年(1914)に建てられた駅舎は、左右対称のネオルネッサンス様式がとても美しい木造建築で、駅舎としては日本で初めて国の重要文化財に指定されています。

九州に鉄道が開通した明治24年から、関門トンネルが開通するまで、此処は本州から九州への鉄道の玄関口でした。

さらに戦前は、門司港から中国の大連までの定期航路があったので、そこからシベリア鉄道を経由してヨーロッパまでの鉄道で行くルートがありました。この門司港駅の窓口で、モスクワやパリ、ロンドンまでの直通切符が買えたのです。

文字通り世界への窓口だったのですね。

門司港駅
Photo by Tatsushi Okamoto – 門司港駅

「何だか日本の駅じゃないみたい。」

これは夜に改札側からホームを撮った写真ですが、洋画のワンシーンみたいですよね。事実、門司港駅も映画やテレビドラマの撮影場所として人気があるそうです。

門司港駅の社員の方の制服も、他のJR九州の駅とは違いオリジナルのレトロ調を採用しており、雰囲気にあわせる努力をされています。

他にも、九州の鉄道の起点を示すゼロ哩(マイル)標など、見どころ満載なのですが、現在、保存と創建当時の駅舎への復元のため大規模な修理工事が行われ、仮駅舎で駅業務が行われています。

2018年秋頃から、工事の終了した個所から順次公開予定という事なので、楽しみですね。

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Photo by senngokujidai4434 – IMG_20150305_145236

これは北九州市立国際友好記念図書館です。

門司港駅でもご紹介しましたが、国際航路があった関係で中国の大連市と北九州市は友好都市の締結をしています。その15周年を記念して建てられたのがこの国際友好記念図書館です。

この建物は明治35年に、ロシア帝国が大連に建てた東清鉄道汽船事務所を、忠実に復元建築したものです。独特の雰囲気があってとても素敵ですよね。

入場は無料で、二階の図書館には中国や東アジアの文献を収蔵、三階は資料展示室になっています。

一階には中華料理のレストランがあり雰囲気を楽しみながらお食事もできます。図書館は月曜日が休館ですが、他は年中無休です。

その他、旧門司税関や旧大阪商船などのレンガ建築や、大正時代の倉庫を生かした出光美術館など、レトロ地区は散策スポット満載です。

ぜひ、地図を片手にゆっくり歩いて見て下さいね。

バナナと門司港の深い関係って?

バナナマン@門司港レトロ
Photo by awayukin – バナナマン@門司港レトロ

「これはバナナ…?」

はい、地元のヒーロー「バナナマン」です。

黒川紀章氏設計の展望室付きマンション「レトロハイマート」をバックに立っている彼は、門司港で人気の撮影スポットなのです。

実は門司港は台湾が近いこともあり明治時代から台湾バナナの輸入経由地でした。当時のバナナは超高級品で、主として神戸へ運ばれていました。

しかし、運ぶ途中に熟してしまうバナナがどうしても出るので、この門司港で安値販売。これが「バナナの叩き売り」の始まりで、門司は発祥の地とされているのです。

叩き売りと言えば、あの国民的映画「男はつらいよ」の主人公「フーテンの寅さん」の威勢のいい口上を思い出しますね。

でも、門司の叩き売りはバナナが台湾から船に乗って日本まで旅する様子を、歌のような節で聞かせる「バナちゃん節」と呼ばれるものが元となっています。

バナナ叩き売りの様子はこちらから

日本人のバナナ好きのルーツを見るようですね。

門司が発祥!焼きカレー

門司港名物焼きカレー
Photo by Hiroshi Ishii – 門司港名物焼きカレー

「美味しそう~!これが名物の焼きカレーなのね!」

はい。門司港レトロには「焼きカレー」がメニューにあるお店がたくさんあります。

「焼きカレー」は、グラタンやドリアのようにご飯の上にカレーソースとチーズをかけてオーブンで焼いたものです。元々は昭和30年代に、ある和食屋さんで土鍋にご飯とカレーを入れてオーブンで焼いたら美味しいと評判になり、それが広まったと言われています。

ただ「焼きカレー」といっても、店舗によって上に卵をトッピングして焼いてあるものや、下のご飯がバターライスやドライカレーのものなど、店ごとに工夫が凝らされています。

門司港レトロの公式ページに「焼きカレーマップ」という案内が載っているので、それを見ながら食べ歩きしてみるのも楽しいですよ。

また、お土産屋さんにも沢山の焼きカレーが並んでいるので、時間がなくて食べることができなかった方や、この美味しさをおみやげにしたいという方は是非門司港のショップに足を運んでみてください。

ふくさし
Photo by kagawa_ymg – ふくさし

他にも、下関にもひけを取らない冬の味覚の王様「ふぐ」を筆頭に、海老やたこなどの豊富な海産物や、全国各地のコンテストで入賞している地ビール、和風の出汁にちゃんぽんの麺を入れた「ちゃんらー」など、ご当地グルメが満載です。

個性あふれるたくさんの名物を満喫するために、門司港に行く時はお腹を空かせておきましょうね。

門司港レトロへのアクセス

門司港レトロ地区へは、JRでも車でも船でもアクセス可能です。

あの超豪華列車「ななつ星」も門司港駅に立ち寄りが開始されていますし、福岡や下関に行く機会が出来たら、ぜひ門司港レトロまで足を延ばして見て下さい。

Photo by Thomas Au – プレミアホテル門司港

また、周囲にはプレミアムホテル門司港をはじめとして趣のある宿がありますので、時間があればぜひ一泊されることをお勧めします。

まとめ

クラシックな建物が港沿いに立ち並ぶ門司港レトロ。

都市景観100選にも選ばれている、大正ロマン漂うエキゾチックな空間で、景色と美味しい食べ物を楽しんで、日常からトリップしてみませんか?

さらにレトロ地区では、門司港レトロ蚤の市など、年間を通じて催事も多く開催されているので、その時期にあわせて行くとまた一味違った楽しみ方もできますよ。

門司港レトロインフォメーション」は門司港レトロの最新情報が詳細に掲載されているサイトです。

旅のガイドブックとしてぜひ活用してみてください。