名古屋の観光地で最も有名なのは「名古屋城」です。
日本で見学のできるお城は現在200城ほどありますが、名古屋城の最大の特徴は…「金鯱」です!
屋根には2つの金鯱がつけられており、その特徴から外観からもすぐに名古屋城と判別することができます。
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日本のお城のルーツは?
外敵から侵入を防ぐため「お堀」を作り、そのお堀の余った土を盛り上げることで城ができたと言われています。
元々は戦で立てこもる目的で建てられていたため、険しい山間部に作られていました。
しかし、時代の変遷と共に常時戦が起こる環境となると、居住性を重視し平野部に城が築かれ城下町が広がるようになってきました。
このような平野部に築城された城は平城や平山城と呼ばれ、名古屋城もその1つです。
名古屋城の歴史
名古屋城は徳川家康の命で築城され、織田信長が初めて城主となったということもあり、日本の戦国時代で有名な戦国武将2人に所縁のあるお城でもあります。
そのため当時の日本を知ることのできる展示も多数用意されています。
そしてあまり知られていませんが、実は名古屋城は1930年に日本初の国宝指定となったお城でもあり、日本国内でも有数の名城でもあります。
見られるのは今だけ!再建中の天守閣見学!
天守閣は2019年現在残念ながら再建中で、2022年12月の完成を予定しています。
2022年まで天守閣が見られず残念と思われるかも知れませんが、逆に今だけしか見られない天守閣再建の様子を見学することができるのです!
天守閣の再建工事の見学したのは私も初めてだったのですが、完成後を彷彿させる屋根を組み立てている姿を見たときは感動しました。
日本では様々なお城が老朽化に伴い再建工事をしていますが、再建の様子をリアルタイムで見学できるのは現在名古屋城だけです。
日本の再建技術を直で見ることができます。
天守閣完成後はいつでも内覧することができますが、日々変わる再建中の貴重な瞬間を目の当たりにすることができるのは今だけのチャンスです。


また、再建中の様子を見ておくと2022年完成後に再び訪れた際に当時見たものと比較できができ2倍楽しめると思います。
名古屋城の見所:天守閣だけではない!豪華絢爛!本丸御殿
天守の高さは55.6メートルあり、現代のビルの18階建ての高層ビルに相当します。
天守閣の内部は原寸大の金鯱が置かれており、一緒に写真を撮ることができるスペースも設けられています。
また、金鯱の他にもジオラマや模型等も多数展示されており、展示物から名古屋城や名古屋の歴史を知ることができる見所がたくさんありました。
名古屋城に行くと天守閣だけでなく本丸御殿を見学することができるのも魅力の一つです。
本丸御殿は2018年6月に完成しています。本丸御殿は、藩主の住居用の目的で作られたもので、いくつもの部屋を回ることができます。
入ってすぐに驚くのが内面は金箔の襖や屏風が張り巡らされており、眩い光を放っています。
私は入った瞬間、あまりの眩しさと豪華さに思わず息を飲んでしまいました。こんなに眩しい部屋に私は足を踏み入れたことはありませんでしたので、「こんな世界があるのだ」と圧倒させられました。
この本丸御殿で展示されている障壁画の内1,047面は国の重要文化財にも指定されているため、金箔の豪華さだけでなく絵画にも着目して見てください。
写真撮影も可能なので、この感動を自分のカメラに収めて持ち帰ることができます。私もこの感動を持ち帰りたいと無我夢中でカメラのシャッターを切りました。


これだけの金屏風に囲まれた空間は名古屋城以外では味わえないかもしれません。
私は見れなかったのですが、台所やお風呂なども再現されたエリアもあるとのことで、当時の生活も垣間見れる場所となっているようです。
名古屋グルメ
名古屋は美味しいグルメの宝庫でもあります。代表的なものとして以下のものがあります。
- ひつまぶし:鰻の蒲焼に変化をつけて楽しむ料理
- 手羽先:鶏の手羽を甘辛く味付けした料理
- みそかつ:とんかつを味噌ベースで味付けした料理
- きしめん:平打ちにしたうどん
- 味噌煮込みうどん:うどんを味噌で煮込んだ料理
名古屋城の門前には「金シャチ横丁」があり、そこでは飲食店やお土産屋さんが立ち並んでいます。
正門の「義直ゾーン」と東門の「宗春ゾーン」がありますが、伝統的な名古屋グルメが豊富なのは「義直ゾーン」です。
夜は22時30分まで開いているため、昼と夜で違った景色を見ることができます。
もう一つの見所「犬山城」
なお、1時間程距離は離れたところに「犬山城」というお城もあります。
名古屋城の最寄駅「市役所前」駅から「名古屋」駅に行き、名鉄犬山線で「犬山遊園」駅で降ります。
犬山遊園駅から徒歩15分ほどのところに犬山城があります。
名古屋城と比べると小さいお城ですが、犬山城は日本に現存する最古のお城で、再建された名古屋城とは異なり建物自体が古いため趣を感じることができます。
犬山城下は京都や金沢を彷彿させる古い町並みでお城と一緒に楽しむこともできます。
折角名古屋に訪れた際には、対照的な2つのお城を是非ご堪能ください。

アクセス情報
名古屋城
新幹線到着駅の名古屋駅から3駅隣の「市役所」駅が最寄りとアクセスもよく、気軽に足を伸ばすことができます。
「市役所」駅から徒歩5分ほどのところに名古屋城があります。
入場料は500円で、天守閣の中と美しい屏風の本丸御殿まで堪能することができます。
犬山城
入場料は550円です。
どちらのお城周りも庭園が整備されており、ゆっくり日本の自然に触れることができます。
訪れる時期により四季折々の顔を見せてくれますが、桜の美しい春(3月〜4月)がおすすめです。
まとめ
名古屋城の魅力をまとめると以下4点です。
- 天守閣再建中の様子を見ることができる
- 金箔が張り巡らされた豪華絢爛な本丸御殿を見ることができる
- 近場で名古屋グルメやお土産を堪能することができる
- 少し足を伸ばせば系統の違う「犬山城」も楽しむことができ2つのお城を楽しむことができる
ご紹介しきれなかった部分もあるかと思いますが、是非ご自身の足で名古屋城の魅力に触れてみてください。

海外旅行を経験する中で日本の魅力を世界に発信したいと思い、自分の経験を織り交ぜながら観光地の記事を書いています。出張に行く機会も多いため、時間があれば仕事の合間に観光地まで足を伸ばしたりご当地グルメを堪能しています。食べ物もその土地の魅力の一つと考え、記事の中ではグルメ情報も記載しているので参考にしてみてください。