かつてエキスポランドがあった場所に、ニフレルがあります。
昔、とある事件がきっかけでエキスポランドは客足が遠のき、2009年を最後に閉園することになりました。それから6年、かつてエキスポランドだった場所はエキスポシティへと名前を変え、そこに、今回紹介するニフレルがあります。
ニフレルは海遊館がプロデュースした水族館です。
「感性にふれる」ということをコンセプトにしており、規模こそ小さいものの魚はもちろん、カバやペンギンにコツメカワウソ、ホワイトタイガーなど様々な動物を間近で見ることができるのが特徴です。
ここでは、そんなニフレルで僕が体験したことをご紹介します。
千里中央駅から10分足らず!ニフレルまでの道のりと価格
ニフレルは吹田市の万博公園にある水族館であり、基本的に車もしくはモノレールで向かうことになりますが、個人的には車よりもモノレールをおすすめします。
というのも、休日は中国自動車道などが混雑する可能性があるだけではなく、駐車場からニフレルまでの道のりも微妙に遠いからです。
一旦御堂筋線の千里中央駅で降り、そこからモノレールで行けば大体10分程度で万博公園に到着します。
入場料金は大人1,900円、子供1,000円であり、年間パスポートも販売されています。なお、パスポートのお値段は大人6,800円、子供3,500円となっています。
ちなみにパスポートは顔写真を使用するため使い回しは出来ないのでご注意を。
休日は若干人が多く、数分ほど並ばされることもありますが、列はサクサクと進むのでそこまでストレスを感じることはないでしょう。
なお、ニフレルのすぐ近くにはガンダム専門店があり、そこでは巨大なガンダムとシャアザクの像が展示されています。
ニフレルの個人的な見どころ
ニフレル内をざっと回った感想ですが、こじんまりとしていましたが、見ていて楽しい水族館でした。
ぼんやりとした明かりに照らされた水槽は幻想的な雰囲気が印象的であり、静かにゆっくりと見て回れました。
そんなニフレルの個人的な見どころをご紹介しましょう。
ドクターフィッシュ体験
入り口からほんの少し進むと広い部屋に出るのですが、そこでは大きな魚やカブトガニなど様々な珍しい魚を見ることが出来ます。
しかし、一番印象に残っているのはドクターフィッシュのいる水槽に手を突っ込めることでした。
ドクターフィッシュといえば、人の古くなった角質を餌とする魚のことであり、テレビなどでも何度か紹介されています。
水槽周りでは子どもたちが楽しそうに水槽に手を入れていたので、僕自身も試してみることに。
子供に比べて大人の方が角質が多いのでしょうか。すごい勢いで大量の魚が僕の腕に食いつき、角質をついばんできます。痛くはないのですが、軽く爪でつままれているような感じがしました。
なお、ドクターフィッシュは水槽から手を出そうとすると勝手に離れます。
檻にいない動物
ニフレルの目玉の一つと言っても良いのが、園内を自由に移動する動物でしょう。
ニフレルの一部スポットでは動物が放し飼いに近い状態になっており、足元を取りが歩いていたり、見上げればキツネザルがケージの上を気ままに歩いたりしています。
しかし、コツメカワウソなど一部の動物はきちんと水槽に住んでいますし、動物へ触るのは禁止されていました。
写真は自由に撮影できるので、シャッターチャンスを狙うのも良いかもしれませんね。
ホワイトタイガー
人だかりが一番多かったのが、ホワイトタイガーのいるエリアです。
ここではホワイトタイガーの他にもカバなどの大きな動物が飼育されていました。
運が良ければ餌やりの時間に鉢合わせできますが、割と早い段階から人が集まっているので最前列で写真を撮るのは難しそうです。
しかし、運が悪ければホワイトタイガーの写真が撮るのが難しいどころか、撮れたとしても訳のわからないものが撮れる可能性があります。
というのも、ニフレルでは狭いスペースを補うために天井近くのスペースも利用しており、我々もガラスの天井ごしに真下から見ることが出来るのですが、非常に視認性が悪いです。
真上でくつろいでいるホワイトタイガーを撮影しても、照明の都合で真っ暗で変な写真しか撮れないため、写真に残したい方は注意しましょう。
食べる水
ニフレル内では食事をするところがあり、動物を見ながらおしゃれなランチを食べられます。
しかし、個人的な見どころは、そんなおしゃれなランチよりも食べる水です。
食べる水とは、その名の通り飲むのではなく食べる水であり、200円で販売されています。
少し興味があったので食べる水を購入したのですが、そこで渡されたのは紙のお皿と水風船でした。
まず、紙のお皿に水風船を乗せ、そこに爪楊枝で風船に穴を開けると、中から固形状の水が姿を表します。
少し柔らかめなゼリーのような感触であり、食べるというよりも吸う感覚に近かったです。
肝心の味ですが、水を甘く味付けしており、ほんのりとした甘みを感じました。
喉の渇きが増しになる程度でお腹がいっぱいになるわけではありませんが、食べる水というのはSFチックで面白かったです。
ぜひ一度お試しください。
おみやげコーナーを見る
一通り回ると、最後におみやげコーナーに立ち寄ることになります。ニフレルは再入場できませんが、おみやげコーナーは自由に利用可能です。
グッズに関していえば、海遊館と似たようなラインナップであり、シャツや文房具など、水族館でもおなじみのグッズがたくさん並べられていました。
中でも注目なのは、等身大ホワイトタイガーのぬいぐるみです。その価格、なんと驚異の14万円です。
非常に特大サイズであり、飾るには大きな部屋が必要になりそうでしたが、インパクト大のぬいぐるみはニフレル注目の的となっています。
一通り回って
以上、個人的なニフレルのレポートでした。
最初は規模が小さいのであっという間に見終わるかなと思っていましたが、蓋を開ければ2時間以上あれこれ見回り、充実した時間を過ごせました。
見て楽しみ、触って楽しむ。様々な楽しむための工夫をニフレルは行っており、海遊館とはまた違った楽しみ方でした。
生き物をもっと身近に感じたい方は、ぜひニフレルで遊んでみてください!
ニフレル 公式サイト
元大阪在住、現在沖縄生活3年目のライターです。会社勤務の傍ら執筆活動を続けており、映画鑑賞や散歩を趣味としています。最近バイクを購入したため、三年目にしてようやく沖縄での活動範囲が広がりました。今後美ら海水族館や恩納村など、自然を満喫できそうなところを旅したいと思います。