能登半島をぐるっと一周!ドライブ旅行のおすすめスポットをご紹介

Photo by Symco in July 22, 2018

石川県への旅行というと、北陸新幹線の完成により金沢が人気です。でもせっかく日本海側へ来たのですから、海の方まで行ってみたくないですか?

そんなあなたに、能登半島の魅力的なスポットをご紹介します。広い能登半島を旅するには、自由に回れる車がオススメです。

大自然の中を車でめぐり、能登のグルメを楽しむ旅へ出発です!

日本で唯一!「七里浜なぎさドライブウェイ」で海岸ドライブ!

金沢市内を出発して車で約40分、羽咋市の「七里浜なぎさドライブウェイ」へ向かいましょう。


「七里浜なぎさドライブウェイ」は日本海に面して広がる千里浜海岸にあり、なんとここは日本で唯一のドライブすることができる砂浜なのです!

普通の砂浜は車両の通行ができませんが、七里浜なぎさドライブウェイは砂の粒がきめ細かく削られて堆積しているため、砂浜が固くなり車で走ることができるのです。

世界的に見ても、砂浜をドライブできるのは七里浜なぎさドライブウェイを含めて3か所しかないので、貴重な体験になることは間違いなしですね。

私は夏に訪れましたが、日本海を見ながらの開放的な海岸線をドライブできる爽快感は格別でした。

海水浴やBBQを楽しんでいる人たちも多くいたので、海辺でのんびり過ごすのもいいですね。

日中の明るい時間帯に爽快なドライブを楽しむもよし、夕方に日本海へ沈む夕日を眺めながらのんびり走るのもよし。

ここでしか体験できない、スペシャルなドライブを楽しんでみませんか。

縁結びのパワースポット「氣多大社」

七里浜なぎさドライブウェイを抜けてさらに車を走らせると、「氣多大社」があります。

氣多大社は2000年以上の歴史を誇り、『万葉集』にもその名前が残っているほどの由緒ある神社です。


そんな氣多大社ですが、実は縁結びのパワースポットとしても人気が高いのです。

主祭神である大国主神は恋愛成就の神様でもあるので、訪れた際はしっかりとお参りをしておきましょう。

ちなみに一緒に参拝した私の友人は、なんと3か月後には幸せになっていました!恐るべし縁結びパワー…。

Photo by Symco in July 22, 2018

縁結び祈願の目的以外でももちろん見どころはたくさんあり、国の重要文化財に指定されている本殿や拝殿、神門はとても荘厳です。

また本殿のすぐ後ろには、「入らずの森」という1万坪にもおよぶ原生林が広がっています。

その名の通り、一般の参拝客は入ることができないのですが、入り口に立つだけでも森の清々しい空気を感じることができますよ。

Photo by Symco in July 22, 2018

港町「輪島」でグルメを堪能

続いて紹介するのは、奥能登エリアにある港町「輪島」です。

NHKの連続ドラマ小説「まれ」の舞台にもなった町なので、知っている方も多いかもしれませんね。

Photo by Symco in July 22, 2018

私は輪島の温泉宿で一泊しました。温泉宿も多くある町なので、温泉好きの方にもうってつけです。

日本海を一望しながらの温泉で、旅の疲れも吹っ飛びます。宿では食事も楽しみの一つですよね。海の幸や能登牛などグルメも楽しみましょう。

Photo by Symco in July 22, 2018

翌朝は、港町を散歩しながら朝市に向かいましょう。

輪島の朝市は約360mの商店街で毎朝行われており、200以上の露店が道の両脇に立ち並びます。

港町らしく魚介類はもちろん、農産物や工芸品までさまざまなものが手に入るのも魅力ですが、お刺身やまんじゅう、おせんべいなどを食べ歩いてお腹を満たすのも楽しみ方の一つです。

Photo by Symco in July 23, 2018

その他、漆芸専門の美術館である石川県輪島漆芸美術館や漫画家の永井豪先生の記念館などもあるので、足を伸ばしてみるのもオススメです。

「白米千枚田」で絶景に感動!

輪島市内から海岸線に沿って国道249号を車で20分ほど走ると、日本海側に広大な棚田が見えてきます。

これが奥能登随一の絶景スポットである「白米千枚田」です。

Photo by Symco in July 23, 2018

「白米千枚田」は国道と日本海の間に広がる棚田で、約4ヘクタールの土地に1,000枚を超える田んぼが重なるように広がっています。

日本の棚田百選や国指定文化財名勝にも指定されていて、奥能登の観光パンフレットなどでもよく目にしますし、NHKの連続テレビ小説「まれ」のオープニング映像でも使用されたので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

私の旅行は夏だったのですが、夏の青い空と穏やかに広がる日本海、そして日差しを浴びて緑に輝く棚田による3段のコントランスは本当に美しい光景でした。

日中はもちろん、夕陽に染まる光景も美しいとのことですし、シーズンによってはライトアップもされているので、どんなシーズンに訪れてもさまざまな表情を見せてくれることでしょう。

ちなみに、すぐ近くの道の駅では棚田で収穫したお米を使ったおにぎりなど軽食を楽しむこともできましたよ!

まるで軍艦!?「見附島」

能登半島の先端に近い珠洲市の鵜飼海岸に行くと、その沖合にそびえたつ巨大な奇岩を見ることができます。

最後にご紹介するのがこの「見附島」です。

Photo by Symco in July 23, 2018

「見附島」は岩ではなく、高さ28m、周囲400mの島で、その形が軍艦のように見えることから「軍艦島」とも呼ばれています。

海岸から眺めるだけでも圧倒される迫力なのですが、海岸から見附島までは石が並べられており、踏石を渡って歩いて近づくこともできるのです。

ゴツゴツして歩きにくさはあるので、波風の強い日やヒールなどをお履きの方は足元にご注意くださいね。

この見附島の周辺一帯は能登半島国定公園となっており、芝生や樹木に覆われた広場となっています。

天気のいい日はお弁当を持参してピクニックを楽しむのも良いと思いますよ。

また見附島と能登島の恋路海岸を結ぶエリアは「えんむすびーち」といわれ、縁結びスポットにもなっています。

見附島の近くに設置されている幸せの鐘を鳴らすと恋が成就するといわれています。お立ち寄りの際はぜひ鳴らしてみてください。

さあ、能登へ行こう!

以上が、私のオススメする能登半島の観光スポットです。

実際に行くまでは日本海のイメージばかりだった能登半島ですが、実際に行ってみると海だけでなく山や森など多くの自然にあふれた素敵な場所ばかりでした。

立ち寄ったお店や観光スポットではみんな丁寧に町の歴史やオススメの食べ物を教えてくれたことも印象的でした。

ぜひ次の休暇には能登半島へドライブに行ってみてくださいね。