Photo by Manabu Kato in March 25, 2019

箱根の山の全エネルギーは大涌谷にあり


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神奈川県箱根町…というより神奈川県箱根、みなさんは「箱根」ときくと何を想い出すでしょうか。

小学生または中学生の時に修学旅行で来たという方も多いでしょう。温泉、関所、美術館、富士山、芦ノ湖、箱根駅伝…それぞれにみなさんの箱根が浮かんでくると思います。

でもその箱根の想い出の中で、強烈に印象に残っている場所がありませんか?

富士山を見ながら乗ったロープウェイ、目の前にそそり立つ黒くて尖った山、もうもうと立ちこめる白い煙、鼻を突く異様な匂い、真っ黒な卵…次々に想い出されるその記憶の源こそ、ここ大涌谷(おおわくだに)なのです!!

個人的な話で大変恐縮ですが、岐阜県出身の私は、中学3年生の1984(昭和59)年4月に修学旅行で東京~箱根~伊豆を訪れ、ここ大涌谷にも来ています。そして四半世紀以上・半世紀近くの時を経た今、縁あってここ神奈川県箱根町に住み、大涌谷にはもう何百回足を運んだかわかりません。

その大涌谷も時代と自然環境と人々の変化の中、新しい姿を見せつつあります。

さあ、大涌谷を真正面に見ながら生活している私・加藤学とともに、今もつづく火山活動のエネルギーあふれる大涌谷へ出かけましょう!!


箱根の自然を学ぶ情報発信基地

大涌谷へ行く前にまず立ち寄りたい場所がこちら箱根ビジターセンター

東京・小田原・箱根湯本方面から、または御殿場方面からマイカーやバスで大涌谷へ向かう途中、県道75号線沿いに位置します。南に芦ノ湖を望み四季の景色が楽しめる他、多くの野鳥もやってきますよ!!

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

富士箱根伊豆国立公園に指定されるここ箱根には、火山に育まれたさまざまな自然の姿が見られます。

この箱根の自然を、映像シアターやパソコン検索器、さらにはリアルタイム情報で紹介する発信基地。スタッフの方やボランティア解説員の方による、定期的な自然観察会やイベントも開催されています。

ロープウェイと観光船の起終点

箱根ビジターセンターからは車で1~2分、または付近の散策歩道を約10分で、桃源台(とうげんだい・標高741m)に到着します。

近くには湖尻林間駐車場(普通車500円)あり。すぐ南には芦ノ湖が広がり、ここから「箱根海賊船」に乗って、湖を周遊することもできますよ。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

さあ、箱根ロープウェイに乗って大涌谷へ向かいましょう。

あのギネスブックにも記録されるロープウェイ

箱根ロープウェイは1959(昭和34)年12月にオープンし、半世紀以上にわたり観光地箱根の代表的な交通機関として活躍してきました。

桃源台~姥子~大涌谷~早雲山の4駅、片道4km・往復8kmをつなぐ距離は日本国内最長級で、車窓には箱根のさまざまな自然景観が広がります。

その後、年々増加する利用者に対応するための大規模なリニューアル工事が行われ、2007(平成19)年6月には、駅舎やゴンドラをはじめロープウェイ全体が新しくなりました。

金時山をバックに
Photo by Manabu Kato in February 21, 2019

山々をバックに
Photo by Manabu Kato in February 21, 2019

2本のロープを往復全線にわたって敷設した、スイス製の「フニテル式」となって風にも強く、ゴンドラも大型化されて18人が乗車可能。2008(平成20)年には利用者数が201万人を超えて、ゴンドラ・リフト部門のギネス世界一に認定されたロープウェイなのです!!

途中ちょっと寄り道を…歴史も感じて

桃源台駅から約8分、1つ目に到着するのが姥子(うばこ・標高878m)です。

大涌谷へのちょうど中間点、日本の昔話で有名な「金太郎」が目にケガをした際、母親の山姥(やまうば)が、ここに湧く温泉のお湯で洗って治したという伝説から、この地名で呼ばれています。

Photo by Manabu Kato in March 18, 2019

Photo by Manabu Kato in March 27, 2019

広い無料駐車場があり、ここからロープウェイに乗ることもできます。

また駅舎のすぐ前にあるゴンドラ庭園には、これまで活躍した、歴代のゴンドラ2台が展示されていますよ!!

船見岩…ここはちょっとした穴場です

姥子駅から歩いて約2分の場所には船見岩(ふなみいわ)と呼ばれる小高い丘があり、ここからは鋭く尖った冠ヶ岳(かんむりがたけ・標高1412m)に大涌谷の噴煙が…。

Photo by Manabu Kato in May 25, 2014

芝生の広場になっているので、お弁当を広げる人も多いです。

左上には行き交う色とりどりのロープウェイも見られますよ!!

Photo by Manabu Kato in March 27, 2019

この近くから大涌谷まで約40分で行ける自然探勝歩道がありますが、火山性ガス発生のため現在通行止です。

いよいよ大涌谷へ到着しました!!

姥子駅から再びロープウェイに乗れば冠ヶ岳がさらに近づき、約8分で大涌谷(標高1044m)に到着します。 駅から出れば、わあっと歓声をあげたくなる景色でしょう!!

Photo by Manabu Kato in March 25, 2019

Photo by Manabu Kato in April 30, 2017

新しくなった大涌谷駅。よ~く見てください。駅舎の窓が鏡になって、大涌谷が映っています!!

ここで大涌谷について少し説明を

約50万年以上前から火山活動を続ける箱根の山。外側を輪のように取り巻く「古期外輪山」、その内側にある「新期外輪山」、さらにその中にある「中央火口丘」で形成され、「三重式火山」または「三重式カルデラ」と呼ばれています。

とりわけここ大涌谷中央火口丘のそれもド真ん中!! 箱根火山の長い歴史の中では、いちばん新しい場所なのです。

仙石原自然探勝歩道から眺める大涌谷と冠ヶ岳、右には箱根最高峰の神山。

Photo by Manabu Kato in April 29, 2018

約3000年前、中央火口丘の北で大規模な水蒸気爆発がおきました。水蒸気爆発とは高温に熱せられた水蒸気が、大量の岩石を吹き飛ばす噴火のこと。

これにより山は大きく崩壊し、さらに約100年をかけて盛り上がってできた山が冠ヶ岳、そして今もなお噴煙を上げている場所が大涌谷なのです。

箱根の山は、外側へ行くほど古く、中側へ行くほど新しいのです!!

大涌谷はかつて地獄だった!?

大涌谷は昔「大涌地獄」と呼ばれていました。ブクブク・グツグツとわきたつ熱湯と噴煙がそう連想させたのでしょう。

しかし1873(明治6)年に、当時の明治天皇・皇后両陛下が箱根を訪問された際、「天皇陛下の前に地獄があっては失礼だ」という理由から、「大涌谷」に改名されたのです。

Photo by Manabu Kato in February 21, 2019

Photo by Manabu Kato in February 21, 2019

現在はこの火山活動を多くの人々のために利用しようと、ここから長距離にわたる頑丈なパイプで箱根各地に熱湯を送り、これが全国でも有名な箱根の温泉を作り出しているのです。

大涌谷は富士山ビューポイントナンバーワン!!

箱根は日本一の富士山がすぐ近くに望めることでも有名ですが、その代表的ビューポイントは何といってもここ大涌谷でしょう。

春霞に浮かぶ残雪の富士山、夏雲わく青い富士山、秋空に映える新雪の富士山、そして冬化粧した白銀の富士山…それぞれの富士山はきっと箱根の想い出となるにちがいありません。

Photo by Manabu Kato in March 18, 2019

これは2010年9月11日に富士山頂から箱根を撮影した写真です。

Photo by Manabu Kato in September 11, 2010

写真中央、雲海の上に大涌谷の煙がおわかり頂けるでしょうか。右上には尖った冠ヶ岳と神山が見えます。

大涌谷からは箱根の山々も見える

大涌谷から見えるのは富士山だけではありません。この箱根火山を形成するさまざまな山も望めます。

冠ヶ岳(標高1412m)。左上には箱根最高峰の神山(かみやま・標高1438m)。

この写真は明神ヶ岳からの眺め、右に大涌谷
Photo by Manabu Kato in May 1, 2018

金時山(きんときやま・標高1213m)

Photo by Manabu Kato in February 18, 2019

ロープウェイの向こうに見える鋭く尖った険しい山、箱根でいちばん人気のある山です。

火山を形成するさまざまな山に湖も

明神ヶ岳(みょうじんがたけ・標高1169m)

大涌谷駅すぐ横の展望台から見える、険しい金時山とはちがいとても大らかな山。手前には箱根ロープウェイが通っています。

Photo by Manabu Kato in February 18, 2019

芦ノ湖 (手前に見えるのは古期外輪山、その向こうは愛鷹連峰)

Photo by Manabu Kato in April 30, 2017

大涌谷を誕生させる水蒸気爆発によって流出した大量の岩石や土砂が、川をせき止めてできた湖です。

富士山と箱根以外の山もぜひ見たい!!

愛鷹連峰(あしたかれんぽう)

静岡県東部。富士山の左側にあり、奥が深く険しい山々、大昔は火山でした。最高峰は写真右端の越前岳(えちぜんだけ・標高1504m)です。

Photo by Manabu Kato in March 18, 2019

丹沢連峰(たんざわれんぽう)

神奈川県北西部に連なる険しい山々。ロープウェイからは連峰全体が見わたせます。最高峰は写真の蛭ヶ岳(ひるがたけ・標高1673m)です。

Photo by Manabu Kato in February 21, 2019

大涌谷といえばもちろんこれです!!

山々の景色を楽しんだら、今度は大涌谷名物を楽しみましょう。あの有名な「黒たまご」です。

黒たまごはどうやって作られるのでしょうか。

まず噴煙地にある「卵蒸し場」の80℃の温泉熱湯池で、数十個または数百個の卵を1時間ほどゆでます。これで卵の殻(から)に温泉成分の鉄分硫化水素の化学反応がおき、黒い「硫化鉄(りゅうかてつ)」が付いて、黒いゆで卵ができあがるのです。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

ゆであがった卵は、さらに100℃になる「天然の蒸し器」で約15分蒸してから、専用のロープウェイで下ろされ各売店に配布するのです。

1袋5個入りで500円、1個食べれば7年寿命がのびると言われています。

黒たまごをテーマにした名所も登場!!

大涌谷駅から階段を降りてすぐの場所には、2014(平成26)年1月にオープンした大涌谷くろたまご館があります。ミュージアムやカフェに売店、さらには撮影ポイントもありと、見どころいっぱいですよ!!

大きな黒たまごの模型は大人気撮影スポット、くろたまご館出入口に2ヶ所あります。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

なんと、黒たまごの形をしたベンチも!!
Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

他にも大涌谷名物グルメがいっぱい

噴煙地側にある極楽茶屋では2つの名物が味わえます。

1つ目は「赤池地獄の黒ラーメン」。火山をイメージした真っ赤なスープの中から、黒い麺が出てくるのです!! その辛みが人気の個性あふれるラーメン。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

2つ目は「黒ソフトクリーム」。でも普通のソフトクリームと同じ、とろりと甘~い!!

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

この他にも、すぐそばにある「ゆーらんど」では「たまごソフトクリーム」が、大涌谷駅2階の大涌谷駅食堂では「特製大涌谷カツカレー」が…食べ歩きも大涌谷の魅力です。

地獄のような大涌谷を鎮めるお地蔵さん

極楽茶屋すぐ横の階段を上ると、お堂の中と外にお地蔵さんが立っています。

お堂の中のお地蔵さんは大涌谷延命地蔵、今から1000年以上前にこの地を訪れた空海(弘法大師)が、火山活動で地獄のように荒れ果てたこの地に、1体のお地蔵さんを立てて人々を救ったのがはじまりと伝えられています。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

外に立つお地蔵さんは浄め湯かけ地蔵尊、横にある神泉の湯を頭からかけて、願いをこめましょう。

大涌谷と火山を学ぶミュージアム

大涌谷くろたまご館の1階に2014(平成26)年4月にオープンした箱根ジオミュージアム

映像シアターや数多くの展示パネルや資料で、大涌谷火山活動の様子をはじめ箱根火山の歴史や成り立ち、さらには人との関わりを紹介しています。前述の箱根ビジターセンターと並んで、箱根の自然を学べる施設。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

ここ箱根は2012(平成24)年に「ジオパーク」に加盟しました。これから未来へ残すべき自然公園で、ジオ(地球・大地)に親しみ学び楽しみながら、自然と人間との関わりを体感する全国的な活動です。

今改めて思う…2015年の日々

今も活発な火山活動を続ける大涌谷。私・加藤学はその大涌谷を真正面に眺める箱根町仙石原に住んでいますが、よく考えれば私は火山の中にいるということ、火山の恵みを受ければ、火山の影響も受ける生活です。

その大涌谷は2001(平成13)年頃から火山性地震が増加、2011(平成23)年3月11日の東北太平洋沖地震(東日本大震災)から火山活動がさらに活発化しました。2015(平成27)年5月6日には大涌谷へ立入禁止

仙石原の自宅から眺める早朝の大涌谷、手前は仙石原の街並み
Photo by Manabu Kato in May 30, 2015

噴火警戒レベル「3」になった直後の大涌谷
Photo by Manabu Kato in June 30, 2015

そして6月30日には気象庁による火山噴火警戒レベルが「3」となり、半径2km以内の地域に「避難指示」が出されたのです。

あの当時、私の自宅からも大量の白煙を上げる大涌谷がまともに見え、夜中は大量の水蒸気を噴出する「ゴォーッ!!」という不気味な轟音が、仙石原に鳴り響きました。

Photo by Manabu Kato in July 10, 2015

危険な状況にあった大涌谷、箱根ロープウェイ早雲山駅前で立入禁止となった。
Photo by Manabu Kato in July 10, 2015

その後、噴火警戒レベルは次第に引き下げられましたが、この間は箱根ロープウェイも全線運休、さらに大涌谷から箱根町内各地へ温泉の供給ができなくなるなど、箱根を訪れる人々が激減しました。

それでも2016(平成28)年7月26日には箱根ロープウェイが全線復旧、温泉の供給も再開されて箱根に人が戻りつつあります。

現在もつづく火山活動と危険な火山性ガス

しかし、噴火警戒レベルが「1」となった今も活発な火山活動は続いており、以前は入ることができた噴煙地や冠ヶ岳~神山~駒ヶ岳~早雲山方面への登山道、姥子から大涌谷への自然探勝歩道は火山性ガス発生のため立入禁止。 また17時から翌日9時までの夜間は、大涌谷と至近道路は閉鎖されます。

濃霧と火山性ガスが立ちこめる大涌谷
Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

また下記の症状をもつ方は、命の危険を伴うので大涌谷の観光は取りやめてください。

  • 喘息など気管支疾患・呼吸器系疾患のある方
  • 心臓疾患のある方や心臓ペースメーカー装着の方
  • 体調のすぐれない方

大涌谷へ来たことのある方はおわかりかと思いますが、あの鼻を突く強烈な臭気は火山性ガスです。その成分は硫化水素と二酸化硫黄

人によっては気分が悪くなるほど有害なので、体に異常を感じたらすぐさま安全な場所へ避難するか、監視員の方に連絡しましょう。

ガス濃度が危険数値に達した場合、大涌谷は立入禁止となります。

私事ですが…わが家は大涌谷特等席!!

私が神奈川県箱根町に住んでいつの間にか23年、そのうち13年の時をここ仙石原(せんごくはら)で過ごしました。そして私は常に真正面に見える大涌谷の景色とともにありました。その絶景を少しご紹介しましょう。

春、芽吹きはじめる山と噴煙
Photo by Manabu Kato in April 18, 2018

夏、わきたつ雲と噴煙
Photo by Manabu Kato in July 2, 2018

四季それぞれに山の色は変わり、それと同時に煙の色も何となく変わっている感じがします。色彩と噴煙が見事な共演を見せていますよ。

秋、紅葉の山肌と噴煙
Photo by Manabu Kato in October 30, 2017

冬、マイナス10℃の霧氷と噴煙
Photo by Manabu Kato in January 31, 2016

風が強い日は煙がなく、風のない日や雨の日は煙が多い傾向があるように思います。その日その日の天候や気温によって煙の量や色、形も変わるようですね。

すごく巨大な噴煙
Photo by Manabu Kato in April 26, 2018

冬晴れの日に
Photo by Manabu Kato in December 31, 2016

また見られる日を信じて…大涌谷と神山に咲く花

大涌谷から箱根最高峰の神山や冠ヶ岳への登山道は、火山性ガスの影響で現在も通行止となっています。 いつかまたこの登山道が再開することを信じて、この山に咲く花々も少しご紹介しましょう。

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅・ツツジ科)

関東地方の1000m以上の山に多く見られる落葉低木、開花は5月中旬~6月上旬。
Photo by Manabu Kato in May 21, 2010

満開期には登山道が花びらで埋め尽くされます。
Photo by Manabu Kato in May 25, 2014

噴煙の中で華やかに誇らしく…

ここに紹介する花々は、地元機関に開花状況の問い合わせ電話が多数かかってくるほど人気です。

ヒメイワカガミ(姫岩鏡・イワウメ科)

関東地方から紀伊半島にかけての山の岩場に見られ、花は5月中旬~6月上旬に群落を作って咲きます。
Photo by Manabu Kato in May 25, 2014

コアジサイ(小紫陽花・アジサイ科)

関東地方以西の山に見られるアジサイの仲間、6月上旬~7月上旬に咲き、甘い香りを放ちます。
Photo by Manabu Kato in June 13, 2009

(2009年6月13日・加藤学撮影)

愛らしい花も、火山だからこそ見られるコケも…

サラサドウダン(更紗灯台・ツツジ科)

北海道から四国にかけての山で見られ、5月~6月にかけて小さい花をいっぱい咲かせます。
Photo by Manabu Kato in May 24, 2014

イオウゴケ(硫黄苔・ハナゴケ科)

火山噴気口近くに生える地衣類。真っ赤な部分は「子器」と呼ばれ、あの名女優マリリン・モンローの唇を連想させるため、「モンローリップ」とも呼ばれているのです。 確かにちょっとセクシーに見えますね!!
Photo by Manabu Kato in May 8, 2009

ロープウェイからは大涌谷の圧倒的な光景が…

大涌谷駅から再びロープウェイに乗れば、眼下にはすさまじい光景が広がります。この景色を見ながら終点の早雲山(そううんざん・標高757m)まで往復してみるのもいいでしょう。

今、箱根には再び多くの人々が訪れるようになり、箱根町の調査によれば、2017(平成29)年に箱根を訪れた人は2152万人に達したとのこと、そのうち54万人は海外からのみなさんです。 改めてここ箱根が「HAKONE」として、国内外から注目されている観光地であることがわかりました。

Photo by Manabu Kato in February 8, 2019

箱根を訪れる人々は、箱根のどこへ行っても必ず最後は大涌谷を訪れます。温泉に入っても、関所を通っても、美術館を鑑賞しても、富士山を見ても、芦ノ湖の風に吹かれても…大涌谷には、箱根のすべてを集約させる不思議な力があるのでしょうか。

やはり「箱根の山の全エネルギーは大涌谷にある」のですね!!

いよいよやってくる新しい「令和」の時代と、東京オリンピック・パラリンピック東京から近い国際観光地・箱根は、これからどんな姿で人々を迎えるのでしょうか

上の写真を撮影した2019年2月8日、同じロープウェイに乗っていた人々からきこえた声です。

「うわぁーっ!! 大涌谷すごーい!!」
「この高さ、ちょっとこわくない!?」
「この景色バックに写真とってぇー!!」
「Oh!! Owakudani!! Volcano!!」

箱根に住む私・加藤学。こういう声をきくと、素直にうれしいです!!

大涌谷への交通機関と各施設紹介

大涌谷グーグルマップ

今回、私が歩いたコースや交通機関を紹介します

(見学時間、休憩時間等は除く)

  • 仙石原(マイカー・15分)
  • 箱根ビジターセンター(マイカー・2分)
  • 箱根湖尻林間駐車場(2分)
  • 桃源台駅(箱根ロープウェイ・8分)
  • 姥子駅(2分)
  • 船見岩(2分)
  • 姥子駅(箱根ロープウェイ・8分)
  • 大涌谷駅(1分)
  • 大涌谷くろたまご館(2分)
  • 極楽茶屋(1分)
  • ゆーらんど(1分)
  • 大涌谷延命地蔵(3分)
  • 大涌谷駅(箱根ロープウェイ・8分)
  • 早雲山駅(箱根ロープウェイのりかえ・8分)
  • 大涌谷駅(箱根ロープウェイのりかえ・8分)
  • 姥子駅(箱根ロープウェイ・8分)
  • 桃源台駅(2分)
  • 箱根湖尻林間駐車場

大涌谷への交通アクセス

【電車・ケーブルカー・ロープウェイでのアクセス】

東京・横浜・小田原方面からの最短アクセス方法です。

  • 小田原駅から箱根登山電車「強羅行き」に乗車し、約60分(大人670円・小人340円)、終点の「強羅駅」下車。箱根湯本駅から乗車の場合は約40分(大人400円・小人200円)。
  • 強羅駅から箱根登山ケーブルカー「早雲山行き」に乗車し、約10分(大人420円・小人210円)、終点の「早雲山駅」下車。
  • 早雲山駅から箱根ロープウェイ「大涌谷・姥子・桃源台方面」に乗車し、約8分(大人900円・小人450円)、「大涌谷駅」下車。
    (※)早雲山駅は現在改装工事中、2020(令和2)年4月には新しい駅舎が完成予定です。

【路線バスでのアクセス】

小田原駅東口5番のりばから伊豆箱根バス「早雲山・大涌谷経由 湖尻・箱根園方面行き」に乗車し、約50分(1100円)、「大涌谷バス停」下車。
(土日祝日や観光シーズンは道路渋滞が多発します)

【マイカーでのアクセス】

東名高速道路「御殿場インターチェンジ」から、国道138号線~県道75号線~県道735号線~県道734号線を経由して約45分。
(土日祝日や観光シーズンは大涌谷近辺で道路渋滞が多発します)

大涌谷と周辺の各施設

箱根ロープウェイ

●所要時間
早雲山駅~大涌谷駅~姥子駅~桃源台駅まで片道約30分・往復約60分。大涌谷駅で乗り換えます。乗車券購入区間内であれば途中下車・再乗車可能。運転間隔は約1分。
●営業時間
9時00分~17時00分(2月から11月まで)
9時00分~16時15分(12月から1月まで)
(悪天候時や、火山ガス濃度が危険数値に達した時は運休の場合あり)
●料金
早雲山駅~大涌谷駅(片道…大人900円・小人450円 往復…大人1600円・小人800円)
早雲山駅~姥子駅(片道…大人1120円・小人560円 往復…大人2000円・小人1000円)
早雲山駅~桃源台駅(片道…大人1450円・小人730円 往復…大人2550円・小人1280円)
大涌谷駅~姥子駅(片道…大人780円・小人390円 往復…大人1400円・小人700円)
大涌谷駅~桃源台駅(片道…大人1120円・小人560円 往復…大人2000円・小人1000円)
姥子駅~桃源台駅(片道…大人780円・小人390円 往復…大人1400円・小人700円)
(団体割引、学生団体割引、身障者割引あり、2019年3月31日現在)
●電話
0465-32-2207(平日の9:00~17:00)
0460-84-4650(土日祝日の10:00~16:00)
●詳細は「箱根ロープウェイ公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.hakoneropeway.co.jp/

大涌谷 駅の店(大涌谷駅1階)

箱根のおみやげはもちろん、大涌谷限定のオリジナルグッズなど多数販売しています。
●営業時間
9時30分~16時30分(2月から11月まで)
9時30分~15時30分(12月から1月まで)
●定休日
なし(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-4911

大涌谷 駅食堂(大涌谷駅2階)

おすすめの特製大涌谷カツカレーや大涌谷、各種ドリンクなどメニュー豊富です。
●営業時間
10時30分~16時30分(2月から11月まで)
10時30分~15時30分(12月から1月まで)
ラストオーダーは営業終了30分前。
●定休日
なし(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-4650

箱根ジオミュージアム(大涌谷くろたまご館1階)

●開館時間
9時00分~16時00分
●定休日
なし(ただし天候等により開館時間の変更や臨時休館の場合あり)
●料金
大人・小人とも100円(就学前の児童は無料)
●電話
0460-83-8140(ハイ ! ジオ)
●詳細は「箱根ジオミュージアム公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.hakone-geomuseum.jp/

くろたまショップ(大涌谷くろたまご館2階)

●営業時間
9時00分~16時00分(黒たまごの販売は16時20分まで・売切れの場合あり)
●定休日
なし(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-9605
●詳細は「大涌谷くろたまご館公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.owakudani.com/

涌わくキッチン(大涌谷くろたまご館2階)

●営業時間
9時00分~16時00分(ソフトドリンクや冷たいビール、軽食が購入できます)
●定休日
なし(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-9605
●詳細は「大涌谷くろたまご館公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.owakudani.com/

大涌谷くろたまご館前
Photo by Manabu Kato in February 21, 2019

売店お食事処・極楽茶屋

●営業時間
9時00分~17時00分(ラストオーダーは15時30分)
●定休日
不定休(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-7015

ゆーらんど

●営業時間
8時30分~17時00分(4月・6月から7月まで)
8時30分~17時30分(5月・8月・10月・11月)
8時30分~16時30分(12月から3月まで)
●定休日
なし(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-9605

大涌谷駐車場(公財・神奈川県公園協会)

●営業時間
9時00分~16時00分
●駐車料金
大型車1550円、普通車520円、二輪車110円
●定休日
なし(ただし天候等により営業時間の変更や臨時休業の場合あり)
●電話
0460-84-5610(大涌谷駐車場事務所)
0460-84-5201(大涌谷インフォメーションセンター)
●強風がまともに吹く場所なので、車のドア開閉時は他の車を傷つけないよう、ご注意ください。

環境省 箱根ビジターセンター

●バスでアクセスの場合
小田原駅東口4番のりばから箱根登山バス「仙石経由・桃源台行き」に乗車、約53分の「白百合台バス停」で下車し徒歩約1分(運賃は1230円)。
●マイカーでアクセスの場合
東名高速道路「御殿場インターチェンジ」から国道138号線と県道75号線を経由し約30分。
●開館時間
9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
●入館無料
41台可能な無料駐車場あり
●電話
0460-84-9981
●定休日
12月28日から1月1日まで、6月に館内清掃と設備点検による臨時休館日
(天候等により営業時間の変更や臨時休館の場合あり)
●詳細は「箱根ビジターセンター公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.hakonevc.sunnyday.jp/

【箱根と大涌谷の観光情報・火山情報はこちら】

箱根町(火山情報・観光客の皆様へ、箱根町周辺の火山・地震情報)

●詳細は「箱根町公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.town.hakone.kanagawa.jp/
●問い合わせ先 箱根町企画観光部観光課 (電話…0460-85-7410)
●問い合わせ先 箱根町総務部総務防災課 (電話…0460-85-9561)

一般財団法人・箱根町観光協会

●詳細は「箱根町観光協会公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.hakone.or.jp/
●問い合わせ先 一般財団法人・箱根町観光協会 (電話…0460-85-5700)

神奈川県温泉地学研究所

●詳細は「神奈川県温泉地学研究所公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.onken.odawara.kanagawa.jp/
●問い合わせ先 神奈川県温泉地学研究所 (電話…0465-23-3588)

気象庁(箱根山の活動状況)

●詳細は「気象庁公式ホームページ」をご覧ください。
https://www.data.jma.go.jp/
●問い合わせ先 気象庁(代表電話…03-3212-8341)

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