大久野島
Photo by Tsubaki in August 23, 2017

うさぎだけじゃない!毒ガス施設だけじゃない!通な大久野島の楽しみ方


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筆者は広島県出身ですが、知り合った方に出身地の話をすると「うさぎ島って行ったことある?」と最近よく聞かれます。

正直、2年前くらいまでは全く聞いたことがなかったので、調べてみると「うさぎ島」とは広島県竹原市に位置する大久野島とのこと。

大久野島もうさぎも昔から存在していましたが、SNSが発達した近年、たくさんのうさぎと出会える島として名が広がり、世界中から観光客が訪れています。

今回私も初めて大久野島を体験しましたので、日帰りで楽しめるスポットを皆さんにシェアしたいと思います。


大久野島とは?なぜ「うさぎ島」と呼ばれるのか?

大久野島は広島県竹原市に属する瀬戸内海の島です。島のほぼ全領域が環境省の所有地となっており、民家はありません。

ホームページを見ると、「休暇村大久野島」と記載されており、保養地でもあることがわかります。うさぎが現在700羽ほどいると言われているのに対し、島の住人は20名ほどいるようですが、すべて休暇村大久野島の従業員であり、無人島として扱われることもあります。

なお、一般車両は桟橋近くの駐車場に車を停める必要があり、島を通行できません。休暇村大久野島の施設には無料の送迎バスがありますので、そちらを使用しましょう。

ちなみに夏はとても暑いためあまりしたくありませんが、歩いて施設に行くこともできます。

戦争の悲惨さと毒ガスの凄惨さを伝える「大久野島毒ガス資料館」

大久野島毒ガス資料館

Photo by Tsubaki in August 23, 2017

「うさぎ島」として有名になった大久野島ですが、もう一つ「地図から消された島」という別名を持っています。

一般的には、太平洋戦争のために毒ガスを製造していた島だったために知られてはいけない島だったために地図から消されたためにそう呼ばれたと言われています。

しかし、それよりも前の明治・大正時代から、大久野島は砲台が造られ、要塞としての機能を持っていました。そのため、知られないように一般の地図から消されたのでしょう。

その砲台跡や毒ガス関連の施設は今でも残っており、特に毒ガス工場は半世紀たった現在でも、毒性の危険性があるため立ち入り禁止となっています。毒ガス製造工場を見ることはできませんが、毒ガスの製造や毒ガスがもたらした痛ましさの一部を毒ガス資料館で知ることができます。

うさぎの楽園」と呼ばれ、ほのぼのとした光景しか見られない現在の大久野島からは想像もできない毒ガスの怖さを知ることができます。このような化学兵器の恐ろしさを伝える場所は世界でも少なく、ぜひ訪れていただければと思います。

間近でうさぎに触れ合ってみよう!もちろんマナーは守って!

うさぎ

Photo by Tsubaki in August 23, 2017

筆者が行ったのが暑い夏の日だったためか、うさぎを道で見かけることはなかなかありませんでした。しかし、樹の陰など涼しそうなところを見てみると、ちらほらとウサギを見ることができました。

「フェリーに乗る前に購入したニンジンを差し出すと、木陰でゆったりと休んでいたうさぎが集まってきました。」

うさぎの餌は忠海港に売っていますが、フェリーに乗る前にスーパーなどで野菜を買っていく方が良いでしょう

なぜうさぎが現在700羽近くに増えたかの理由はわかっていません。近くにあった学校が逃がした8羽のうさぎが始まりだと言われていますし、毒ガスの実験に使っていたうさぎが逃げ出したとか(実験に使われたうさぎはすべて安楽死させられたという話もありますが)、ある英国人夫婦が話した2羽のうさぎから始まったなど、諸説あります。

この島のうさぎは基本的に観光客が持ち込む餌を食べ物としています。このように近くで触れ合えてかわいらしいうさぎですが、一方で観光客が増えたからこその問題も起こっています。

まずはすでに述べたように、うさぎ達には観光客が持ってくる餌が唯一の餌なのです。そのため、人が多く来た日には多く餌を食べられる一方、人が来ない日には餌が食べられなくなってしまいます(特に冬)また、島内では一般車両は桟橋近くの駐車場に止める必要があり、島内を通行できませんが、うさぎがはねられてしまうことがあります。更に、自転車の持ち込みはOK、かつ、レンタサイクルもあるので自転車での移動が可能であり、うさぎとの接触事故も増えています。

せっかく触れ合うのですから、人間もうさぎも怪我することがないように島内ではマナーを守りましょう。

余裕があったら回ってほしい、展望台と軍関連施設の廃墟達

大久野島はゴルフやプール(夏季のみ)などもあり、宿泊すると色々楽しむことができますが、日帰りであっても約2時間で島を一周できるため、島を堪能することは可能です。

展望台までは階段を登ってたどり着くことができ、頂上では360度パノラマで綺麗な海の景色を堪能することができます。

頂上から降りて島の外側をぐるりと回ると、軍事関連施設を多く見ることができます。火薬庫跡、砲台跡、発電所跡などがあり、かなり保存の良い状態で現存されています。廃墟マニアにとっても人気だそうです。

島唯一の保養施設「休暇村大久野島」でご飯を食べよう!

唯一の宿泊施設である休暇村大久野島ですが、昼間は宿泊客でなくてもレストランやカフェを使用することができます。レストランでは瀬戸内海の海の幸を使用した料理がお手軽に食べられます。ファミリーで行っても、一人でふらっと立ち寄っても楽しめます。また、お土産もここで買うことができます。

私は今回時間がなくいけませんでしたが、休暇村大久野島にある温泉は日帰り入浴が可能です。ぜひ歩き回った後にはこちらでゆっくり身体を休ませてください。

更に、このホテル(?)の目の前には芝生広場が広がっており、涼しければたくさんのうさぎ達を見ることができます。

通なスポット!大久野島灯台とその周辺

大久野島灯台

Photo by Tsubaki in August 23, 2017

大久野島で観光客のお目当てとなるのは、大体うさぎか軍関連施設の廃墟(毒ガス工場、発電所など)ですが、「もっと秘密のスポットが知りたい!」という方には、大久野島の灯台をお勧めします。

瀬戸内海には日本三大急潮との一つである来島(くるしま)海峡がありますが、その難所を避けるために「三原瀬戸航路」が近代に整備されました。その航路には9の標識がありますが、大久野島の灯台はその1つです。

また、この灯台は日本では21か所しかない「恋する灯台」(灯台を「ロマンスの聖地」として再価値化するプロジェクト)にも選ばれているそうです。遊歩道が整備されていますが、この日は近くまで行くことはできませんでした…。

大久野島神社

Photo by Tsubaki in August 23, 2017

灯台の近くに、廃れてしまった神社を発見。お賽銭箱に「大久野島神社」とみることができます。

うさぎが歩き回っていて、廃れているにも関わらず神の遣いがいるような独特の雰囲気を漂わせています。調べてみると、戦前からこの島にあった神社のようです。今は写真からわかるように屋根が壊れていて、中を歩くのは危なそうです。

「とりあえず、うさぎ達を守ってくださるように手を合わせてお願いしました。」

アクセス(現在西日本豪雨のために電車の運行状況が変わりやすいです)

忠海(ただのうみ)港

Photo by Tsubaki in August 23, 2017

大久野島は忠海(ただのうみ)港より出ているフェリーで行くことができます。

JR呉線の忠海駅から徒歩で忠海港に行くことができますが、2018年8月12日現在、西日本豪雨の影響でJR呉線が2019年1月まで復旧しないため、広島駅から向かうことは困難です。

三原(岡山側)から向かうこともできますし、自動車を使っても忠海まで行くことができます。

最新情報は公式サイトのアクセスをご確認ください。

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