オフィス街「汐留」の大人な魅力と楽しみ方

Photo by Miyuki Yanagi, Feb. 10 2019

東京でサラリーマンの街といえば新橋ですが、そのお隣汐留もオフィス街として高層ビルが立ち並んでいます。

平日は働く人たちであふれていますが、週末になると静かになり、一見観光とはあまり縁がなさそうですが、実は見どころたっぷり、魅力たっぷりの素敵な場所なのです。

汐留カレッタ

Photo by Miyuki Yanagi, Mar. 29 2019

まずは定番。

汐留へお出かけしたい!汐留ご飯を食べたい!でもどこに行けばいいの?というときは、まずは、この汐留カレッタがおすすめ。

忙しいオフィス街の中で「スローライフ」をコンセプトにした複合施設がこの汐留カレッタ。

飲食店はもちろん、書店やクリニック、46・47階には、東京を一望できるスカイレストランもあります。私自身、スカイレストランは、それなりのお値段なのでまだ行ったことはないのですが、いつかは行ってみたい憧れのスポットです。

ちなみに、この“カレッタ”という名前はアオウミガメの学名である“Caretta Caretta”に由来しているそうで、この汐留カレッタのコンセプトでもある「スローライフ」にもピッタリのネーミングですね!

そんな「スローライフ」というコンセプトの中には文化的なものを楽しむという要素も含まれます。

汐留カレッタ内で文化的に楽しめる施設をご紹介します。

アドミュージアム東京

Photo by Miyuki Yanagi, Mar. 29 2019

汐留といえば、日本で最大手の広告代理店である電通本社があります。

そんな電通のお膝下ということもあり、汐留カレッタ内には、日本初の広告に特化した美術館、アドミュージアムがあります。

入場無料ですが、無料と思えない充実の内容で、広告業界に興味ある人もない人も楽しめる場所となっています。

ミュージアムというだけあって、日本の広告の歴史が学べるのですが、古い資料は何と江戸時代のもの!広告は近代日本人の生活とは切っても切れないものなのだなと実感します。

四季劇場

Photo by Miyuki Yanagi, Mar. 29 2019

アドミュージアムに加えて、汐留カレッタ内には劇団四季の劇場があります。

2019年3月現在は、ディズニーミュージカルの「アラジン」が上映されています。

私も先日見に行ってきましたが、やはり生のパフォーマンスはいいですね!ステージから伝わってくる役者さんたちの熱気、思わず一緒にリズムに乗ってしまう音楽、そして、同じものを見て同じタイミングで笑ったり、息をのんだりして一つになる客席。

グッズ販売やパネル展もあるので、舞台やミュージカルに興味のある方にはぜひ行ってもらいたいスポットです。

冬のイルミネーション

Photo by Miyuki Yanagi, Nov. 17 2018

私が汐留カレッタに頻繁に足を運ぶのは冬の時期。

毎年、クリスマス前からバレンタインにかけて、汐留カレッタ入り口前のカレッタプラザで、広場内を広く使ったイルミネーションが実施されています。

毎年テーマが変わり、何度行っても楽しめる内容になっています。

昨年は「美女と野獣」や「アナと雪の女王」、「くまのプーさん」などディズニーがテーマのイルミネーションで、1週間おきに違ったイルミネーションが見られる企画をしていました。

ディズニーですので、デートはもちろん、お子様づれのご家族でも楽しめるイルミネーションですね。

今年のイルミネーションはまだ終わったばかりですが、すでに来年のイルミネーションが待ち遠しいです。

日本テレビ社屋

Photo by Miyuki Yanagi, Mar. 29 2019

汐留カレッタからは少し離れて、汐留の観光スポットといえばもう一つ。日本テレビの社屋があります。

社屋にある「日テレ屋」では、日本テレビの番組グッズを販売していて、ファンにはたまらないスポットとなっています。

日テレの情報番組の中には、お天気情報などを社屋の屋外で撮影していることがあるので、タイミングが合えばテレビの生放送に遭遇することもあるかも?

Photo by Miyuki Yanagi, Mar. 29 2019

日本テレビの社屋壁面には、スタジオジブリの宮崎駿監督デザインの大時計があり、平日は12時、15時、18時、20時、休日は平日の時間に加えて10時にも仕掛けが動く時間がありますので、ぜひ足を運んで仕掛けが動くのを見てみてくださいね!

スタジオジブリらしいファンタジーの時間を味わうことができます。

旧新橋停車場跡

Photo by Miyuki Yanagi, Feb. 10 2019

鉄道ファンにはたまらない(?)スポットが汐留にはあります。

1872年日本で一番最初に鉄道が開通したのが、新橋-横浜(現在の桜木町駅)間なのですが、この『新橋』をは、今の新橋駅ではなく、汐留地区にありました。

汐留の再開発の際にかつての新橋停車場の基礎などが発見され、2003年「旧新橋停車場」として開業当時の駅舎を再現した形で資料展示室として開館しました。

規模はそれほど大きくないですが、入場無料で、開業当時の様子を描いた絵や写真、実際に発掘の際に出土した遺物などが展示してあり、鉄道の歴史を感じることができます。

常設展示に加えて、テーマが変わる企画展もあり、時間があれば何度も行きたいスポットですね。

建物内には銀座ライオンも入っていて、明治の面影を感じながらお酒を楽しむことができます。

まとめ

華やかな観光地ではないけれど、落ち着いた大人な楽しみ方ができるのが汐留の魅力。

以前ご紹介した浜離宮恩賜庭園もこの汐留地区にある庭園です。

高層ビルの立ち並ぶオフィス街ではあるけれど、東京の発展の要にもなった場所で、随所にその歴史を感じられる魅力的な街でもあります。

平日はビジネスマンであふれる汐留で、大人な時間をゆっくりと文化的に楽しむ休日もよいかもしれません。

汐留カレッタ

〒105-7090
東京都港区東新橋1丁目8-2カレッタ汐留
JR 「新橋駅」徒歩4分
地下鉄「汐留駅」徒歩1分
※アドミュージアム、四季劇場は汐留カレッタ内
※イルミネーション開催は汐留カレッタエントランス前広場カレッタプラザ

日本テレビ社屋

〒105-7444 東京都港区東新橋一丁目6-1
JR「新橋駅」徒歩3分
地下鉄「汐留駅」徒歩1分

旧新橋停車場跡

〒105-0021 東京都港区東新橋1-5-3
JR「新橋駅」徒歩5分