札幌の街中にあって、好きな時にいつでも立ち寄れる水族館「サンピアザ水族館」。
2019年2月中は、「バレンタインデーの魚たち」として、「バレンタイン」にちなんだ魚を紹介しています。
今回の記事では、その特別展示や常設展示の見どころを詳しくご紹介します。
Contents
2月の特設展示「バレンタインデーの魚たち」

2月といえば、「バレンタインデー」の季節ですよね。
ここ「サンピアザ水族館」では、バレンタインデーにちなんだ魚類を紹介しています(取材当時)。チョコレート色の魚やエビ、ハート型の魚がいるって、知っていましたか?
ここでは、そんな特別展示からピックアップしてご紹介します。
こんなお魚、あんなエビ?「バレンタイン」や「恋愛」にまつわる魚類たち
「チュッ」とキスしているみたい?

この白い魚は、「キッシング・パロット」。
口元が伸び縮みして、キスをしているように見えることからこの名前がつきました。写真でも、口を突き出していますね。
このように「チュッ」としながら、泳いでいます。
しましまの泳ぐチョコレート

少し怖がりさんな小さい魚「チョコレート・グラミー」です。
よく見ると、体表は白と茶色のしましまになっていて、まるでホワイトチョコレートとミルクチョコレートがかかっているみたい。
一口サイズの高級チョコ、といったところでしょうか。
チョコレート色の小エビたち

白い石の間をちょこまかと歩いているのは、その名も「チョコレート・シュリンプ」。
台湾で品種改良され、この色になったそうです。1~2cmほどの小さなエビです。

Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
ぷっくり可愛いハート型

Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
まるで、ハートが泳いでいるかのようなこちらのお魚は、「レッドハートテール・パロット」。
「赤いハート」と名前についている通り、ぷっくりと膨らんだ丸みのある体、二つに割れた尻尾がハート型に見えます。
写真をとっている時も筆者に寄ってくるくらい、好奇心旺盛。

Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
常設展示の魚たち

Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
ここからは、「サンピアザ水族館」の常設展示からご紹介します。特別展示と違い、いつでも会うことができる魚たちの魅力に迫ります。
お魚は芸達者! サーカス・ショーで知る魚類のユニークな生態
「サンピアザ水族館」では、魚たちの持つ能力を分かりやすく紹介するため、魚のサーカスを見せています。今回は、その中から「イシダイ」のショーを2つ、そして「アザラシ」のご飯タイムをご紹介します。(動画は全て筆者の撮影です。)
ちび太くんの「大切なもの」
イシダイのちび太くんは、「大切なもの」というショーでイシダイの好奇心旺盛さ、器用さを見せてくれます。箱の蓋を上手に開けて出てくるものとは?
詳しくは動画をご覧ください。(撮影日:2019.Feb.18.)
さっちゃんの「輪くぐり」
さっちゃんというイシダイは、「輪くぐり」を見せてくれます。「物をくぐる」という能力で、輪くぐりに挑戦。さっちゃんは5つの輪っかをくぐることが出来るのでしょうか?
詳しくは動画をご覧ください。(撮影日:2019.Feb.18.)
アザラシのももちゃんとすずちゃん ご飯タイム
サンピアザ水族館のアイドル、ももちゃんとすずちゃん。飼育員さんの指示に合わせて、くるくる回転したり、颯爽と泳いで見せてくれます。アザラシたちはとても頭が良いのですね。
詳しくは動画をご覧ください。(撮影日:2019.Feb.18.)
筆者のコラム:「狭い水槽…かわいそうじゃない?」

筆者の個人的感想として、アザラシの水槽について一言。
家族や知人と一緒に「サンピアザ水族館」を訪れると、「アザラシが狭い水槽に入れられてかわいそう」という意見を聞きます。確かに、筆者も「もっと広いところで泳ぎたいだろうな」と思います。
でも、一方で水族館の事情も考えたいところ。
水族館だって何も、「狭いところでいじめてやろう」と思っているわけではありません。「水中の生き物を、研究・保存し、観察と学習の場としたい」と活動しています。
そして、「サンピアザ水族館」は、大人¥900という他にはあまりない格安の値段で入場できる水族館なのです。
その収益で、「できるだけ多くの種類の魚類や動物を見てもらいたい」と、私たちに観察と学習の場を提供してくれています。
そこで、筆者は一利用者としては「格安で入れてくれることに感謝しつつ、そっと応援する」という姿勢も大事だと思います。
北海道といえば、やっぱりこれ!サケ・マスの仲間たち

つい、「美味しそう」と思ってしまう
Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
北海道の名物の一つが、美味しいサケ。
「サンピアザ水族館」では、サケを稚魚から育て、サケの成長段階を紹介しています。また、サケ科の魚である「オショロコマ」も展示。
サケとオショロコマ、似ているようで違う種類を見比べて見ると面白いですよ。
温かな海を泳ぐ カラフルな魚たち

Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
寒い海だけではなく、温かな海の魚たちにも出会えます。
熱帯魚の水槽では、カラフルで綺麗な魚がたくさん。青や黄色の小さな魚たちを見ていると、ウキウキしてきます。

小さいけれど、気は強い ペンギンとツーショット
時間によっては、ペンギンとツーショットが撮れることも。
可愛らしさと同時になかなか気が強いペンギンですが、飼育員さんの指示のもと一緒に写真に写ってくれます。
筆者の体験ポイント
筆者も、ここで写真を撮ってもらいました。ツンツンした羽がかっこいい、イワトビペンギンです。
ペンギンをむやみに驚かせないよう、手などを触れないようにしてパチリ。

こんなところに〇〇が!? よく見て探そうあのマーク
さて、突然ですがディズニーは好きですか?なんと、「サンピアザ水族館」ではディズニーにまつわる魚に出会うことが出来るのです。
それを紹介する前に、クイズです。
この、「とあるディズニーキャラクターに似た魚」ですが、そのキャラクターと理由は次のうちどれでしょう?
- 「ドナルドダック」:口元がアヒルのくちばしに似ている
- 「ミッキーマウス」:体にミッキーマウスの顔のような模様がある
- 「プルート」:プルートみたいに真っ黄色の体をしている
正解は…

Photo by ohshima2520 in 19.Feb.18.
2番「ミッキーマウス」でした。
この魚、その名も「ミッキーマウスプラティ」、尻尾の先をよく見て見ると、誰もが知っている黒い3つ丸がありますね。
これが「ミッキーマウス」に見えることが、名前の由来です。
休憩やお土産はここで! 「マリンショップ」でお買い物をしよう

館内2階に設置の「マリンショップ」は、水族館らしいグッズを取り揃えています。魚をかたどったぬいぐるみやフィギュアは、とてもリアル。ガチャポンもあって、ユニークなものがたくさん。
また、ちょっとしたドリンクが売っているので、館内を見回って「喉が乾いたな」と感じたらぜひ利用したいですね。
飲み物などを買って楽しんだ後は、すぐにゴミ箱に捨てられるので便利。横から出口につながっているので、帰り間際に寄っていくと効率よく周れます。
「サンピアザ水族館」訪問時に知っておきたいポイント

「サンピアザ水族館」を訪れる際に、気をつけたいことや押さえておきたいポイントがあります。
これを知っておけば、より楽しく有意義に鑑賞できます。
館内を走らない、水槽に登らない
館内は広くても走らず、登れそうなところがあってもよじ登らないようにします。人にぶつかったり、転んだりするとお互いに危険だからです。
特に、小さな子供たちはついはしゃいで走り回ってしまいがちですが、ほかのお客さんたちは静かに鑑賞したい、と思っています。
お子さんを連れて行くときは、「みんな静かに見ているから、走らないようにね」と教えてあげましょう。
撮影はフラッシュNG、水槽を叩いたりして魚を動かさない
魚たちの撮影はとても楽しいものですが、強い光でびっくりさせたり、動いてくれないからと叩いたりするのはマナー違反です。
魚の健康を守るため、水族館では照明を暗くしていることが多いですが、フラッシュ撮影はやめましょう。
また、水槽を叩くと、どんなに丈夫な水槽でも傷んでしまいます。安全に楽しむためにも、叩くのはやめます。
水槽に手を入れない


「触ってみよう」と謳っているタッチプールなどの水槽を除き、上が開いている水槽でも手を入れてはいけません。
万が一、魚に噛まれたり、身をのりだしすぎて落ちてしまうことがあると危ないです。
上が開いている水槽は、上から魚を観察できるようにしてあるもので、触るためのものではありません。
食事は外で摂る
「サンピアザ水族館」は、規模の小さな水族館なのでレストラン・喫茶店等はありません。
売店にドリンクを売っているくらいなので、食事は別のところで摂りましょう。
「サンピアザ水族館」の楽しみ方まとめ

「サンピアザ水族館」の楽しみ方として、「バレンタインデーの魚たち」と常設展示をご紹介しました。
ユニークな色、形や、面白い能力を持った魚がたくさんいますね。
「サンピアザ水族館」は小さな水族館ではありますが、街中にあってのんびりと泳ぐ魚たちを見たいときには便利で素敵なポイントです。休日に家族づれで訪れて、楽しく観察しましょう。
サンピアザ水族館 公式サイト
http://www.sunpiazza-aquarium.com/

フリーランスの記事ライター、翻訳家。一人旅が趣味なことと、地元が北海道のため、北海道の観光に関する情報に強み。どこにでも一人で行きながら、地元ならではだからこそ分かる北国の楽しみ方をどんどん積極的に発信していきます。