真っ青な海の上を通る1本の橋…
「まるでハワイ!?それとも沖縄!?」と見間違うような美しい景色ですよね。
ここは本州の一番西にある山口県。山が多いイメージの中国地方ですが、こんな風景も広がっているのです。
日本トップクラスの美しい景色を誇る「角島大橋」。
目にも鮮やかな観光名所「角島」と、その周辺スポットを紹介します!
Contents
「角島大橋」ってそもそもどこにあるの?規模は?

角島大橋があるのは山口県下関市豊北町。今から18年前の2000年に開通しました。
橋ができるまでは、角島へは船で行くしかなかったようですが、この橋の完成によって陸路で行くことができるようになりました。
全長は1780メートル。幅は6.5mの2車線です。無料で渡れる橋としては、屈指の長さを誇ります。
北長門海岸国定公園内に位置することから、橋脚の高さをおさえるなど、周囲の景観に配慮した造りになっているようです。
絶妙な色合い!!美しい海の秘密は・・・
鮮やかなエメラルドグリーンが印象的な角島大橋。
国内外から多くの観光客が訪れていますが、なぜこんなにも鮮やかな海の色になるのでしょうか?

かつてフェリーでの往来しかできなかった角島大橋周辺の海。
その砂は、貝殻が砕け散った残骸が海に堆積した白い砂だそう。
そのうえに海水がきれいで澄み切っているため、太陽光の加減でエメラルドグリーンや紺碧色など微妙な色合いを出しているのだとか。
絶好の観光時期は、最も海が鮮やかになる夏場だそうです。
この素晴らしいロケーションから、角島大橋は、国内の自動車メーカーなどのCMによく使われています。また、「四日間の奇跡」という映画のロケ地になったこともあります。
この美しい海は、クリエイターたちの創作意欲も刺激するのでしょう!
マナーを守って!絶景スポットを撮影しよう!

雑誌やインスタグラムでよくみかける、海の上を橋が一直線に通っている写真。こちらは、角島大橋の向かいある高台から撮影ができます。
きれいな海の上をまっすぐに道が通っていく景色はとても印象的です。
こちらの場所には駐車場がありませんので、橋のふもとにある海士ケ瀬公園(あまがせこうえん)の駐車場に車を停めて歩いて向かいましょう。
少し坂を登ればたくさんの人が、ガードレール沿いに撮影をしています。
ただしここは車道です。気を付けて撮影するとともに、路上駐車などをすると近隣の方やほかの観光客の迷惑になるので絶対にやめましょう!
休日は公園の駐車場も込みますし、写真のベストポジションをとれない可能性もありますが、譲り合って素晴らしい写真を撮影することにチャレンジしてみてくださいね!

また海士ケ瀬公園の駐車場側や展望台も撮影スポットとして人気ですので、混雑している場合は、こちらで撮影することもおすすめします。
公園内にはトイレや小さな売店も設置されているので、角島にわたる前に観光地をチェックしてみてもよいかもしれません。
お待ちかね!角島大橋をわたってみよう!

エメラルドグリーンの海と途中に浮かぶ島々を眺めながら、角島大橋を渡りましょう。
途中、橋の中央部に停車スペースがありますが、ここは非常駐車帯なので写真撮影はNGです。
助手席に座っている方が、写真をとったり、ムービーカメラで撮影するなどして楽しんでみてくださいね。
角島には眺めのよい公園や「しおかぜコバルトビーチ」と海水浴場スポットもあります。角島の休憩スポット「しおかぜの里角島」の前に広がる海水浴場です。日本海とは思えない穏やかな海が広がります。
山口県の方だけでなく、九州や広島からなど沢山の海水浴のお客さんが訪れるそう。
こちらも駐車場がすぐにいっぱいになるようなので、泳ぎたい場合は、朝の早い時間から行くのがよいかもしれません。
こちらもおススメ!「角島灯台公園」らせん階段を上って絶景をみよう!

角島大橋だけが、角島の観光スポットではありません。歴史ある灯台もぜひ訪れてみて下さい。
角島灯台は明治9年に初点灯したという、歴史の古い灯台です。
日本海側では初めてという様式の灯台で、作られてから130 年以上たった現在でも、なんと現役で毎日点灯しています。その高さは29.6メートル。
灯台参観寄付金として中学生以上は200円が必要です。
中は、らせん階段をずっと登っていくのですが、階段の幅は急で狭く、夏場は風の通りも悪いので息苦しいです。
私は真夏に行ったので、汗だくになりながら登りました。
古い造りのため降りてくる人、登る人ですれ違うのも大変です。頂上付近には急な階段もあるので、お子様やお年寄りの方は気を付けましょう!

しかし灯台の上から見る景色は、本当に美しいです。公園の緑と、海の青さのコントラストが最高なので、ぜひ登って確かめてみてください!
ただし高所恐怖症の方にはちょっぴり怖いかもしれません。
角島のグルメ・お宿の情報は?
角島での楽しみ方の一つは、やっぱり食事ですよね。
海の近くならではの、イカやサザエ、ウニ、アワビなど、新鮮な魚介類を楽しむことができます。特にお刺身とアワビは絶品!
お店で食べるのもよし、ビーチや角島灯台近くにも、食べ歩きができるように簡単に食事がとれるようなお店もいくつかあります。
暑い夏場は、ソフトクリームなどスイーツのお店もありますので、そちらで冷たいものをいただくのもよいですね。

宿は、島内には宿泊施設が3つ、角島大橋の近くにもペンションとリゾートホテルがあります。
角島は人気のスポットなので、周辺に宿泊したい場合は事前に予約しないと泊まることは難しいかもしません。
また、角島に行くまでの道にも、なかなか食事をするお店が少ないのも気を付けなければいけないポイント。
オシャレなカフェも最近できてきましたが、混んでいることも多いので、早めの時間に訪れるのが良いかもしれません。
角島大橋へのアクセス

角島大橋には自動車で行くことがおすすめです。下関ICからであれば60分、美祢IC、美祢西ICからも60分ほどです。
広島県の中心部から高速道路を使っていっても3時間以上かかりますので、スケジュールには余裕をもって行動してくださいね!
また、角島大橋に行くまでの道は、一本道なので、大型連休などは車が進まないなど混雑が予想されます。
じっくり撮影を楽しみたいのであれば、休日は避けて平日に行くことをおすすめします。
あまりお勧めはしませんが電車とバスを使っても行くことができます。JR特牛(とっこい)駅で下車して、ブルーライン交通バス角島行きでおよそ23分です。
まとめ

角島大橋は、大手旅行サイト・トリップアドバイザーの「口コミで選ぶ日本の橋ランキング」で2015年に1位になったり、ベストセラーとなった「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」でも第3位に選ばれたりするなど、多くの観光客が注目する絶景スポットです。
私は車で訪れましたが、サイクリングをしている方も見かけましたので、自転車で海風を感じながらも気持ちよさそうですね、
徒歩でも渡れますので、散歩をしながらというのもよいかもしれません。
いまや日本だけでなく、世界中から多くの観光客が訪れる「角島大橋」。その神秘的で鮮やかなブルーの海をぜひその目で確かめてみて下さいね。

中国地方在住のアラサーOL。絶景とおいしい食べ物が大好きです。日本史も好きなので、歴史に詳しくない人にも、わかりやすく観光地の成り立ちを紹介していきたいです。特に瀬戸内地域のローカルな魅力を海外の人に伝えていければと思っています。