まさに冬っぽいイベント!札幌の大通公園で雪まつり&支笏湖観光で氷濤まつりを楽しもう!!

Photo by Konpeitou Yamada in February12,2018

日本の冬の魅力と言えば雪ですよね。

特に日本の北海道は良質なパウダースノーが有名なので、スキー、スノーボードなど冬のスポーツをしに行ってみようという方もいらっしゃると思います。

ですが、今回は一味違う、日本の冬の楽しみ方のご紹介です。

日本の文化も一緒に楽しめる、「お祭り」を体験してみてはいかがでしょうか。

今回、ご紹介するのは札幌での「さっぽろ雪まつり」、支笏湖での「支笏湖氷濤まつり」です。

「祭り」というよりはイベントに近いものかもしれませんが、冬スポーツとは異なる形で、日本の冬を十分に感じることができるものです。

さっぽろ雪まつりってどんなお祭り?イベント会場は大通公園だけ?

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

さっぽろ雪まつりとは、日本の都道府県で一番北部に位置する、北海道の最大の都市、札幌にて毎年冬の時期に開催されるイベントです。

冬の風物詩として、初開催から毎年開催され、2019年に第70回が開催されました。

大変歴史が深く、日本人に親しまれてきたお祭りですね。

このお祭りでは、日本の夏のお祭りでよく見られる、盆踊りや、花火などといったものは見られず、雪で製作されたオブジェ=雪像が並べられるイベントになります。

冬ならではの風情があるお祭りと言えるでしょう。

メインは大通会場と、すすきの会場の2カ所で行われます。(ほかに、つどーむ会場がありますが、今回は省略します)

大通り会場は大通公園の1~12丁目までの幅1.5キロメートルの会場。

北海道一の歓楽街と言われるすすきの会場では、南4条通~南7条通までの西4丁目線市道とかなり広い範囲で展示がなされます。

来年2020年には、2月4日~2月11日(つどーむ会場は1月31日~2月11日)に行われる予定です。

雪まつりにはどんな魅力があるの!?大通公園、すすきのでの魅力を解説!!

では、さっぽろ雪まつりでは、どんな展示があるのでしょうか。そしてどんなことが楽しめるのでしょうか。

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

〈大通会場〉

大通会場では、その1年で、日本国内で人気があった物、人や、話題になったもの、世相を反映したものなどが雪像として作られます。

一部、氷で製作された氷像も展示がありますが、多くは雪像です。

そのサイズ感も様々で、小さく、かわいらしい雪像から、大変大きな大雪像など迫力満点のものまで、多様なものがあります。

単純な展示にとどまらず、こうしたお祭りを海外との交流の機会と考えてもいるところが特色でもあります。

11丁目には国際雪像コンクールとして、世界各地の国や地域のチームが参加して、雪像を製作、展示しています。

国際色豊かで、それまでとは一風雰囲気の異なる雪像を見られるのも面白いですね♪

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

そして大雪像では国際交流を記念したものが製作されることもあります。

私が訪れた2018年には、日本とスウェーデンの国交150周年を記念して、ストックホルム大聖堂の大雪像が展示されました。

他にも、12丁目には、札幌市民が製作した雪像が所狭しと立ち並びます。

力作からユニークなものまで、全てを写真に収めてしまいたくなってしまいますね。

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

アニメのキャラクター「ピカチュウ」や、「ミニオンズ」、北海道十勝産小豆を使用して作られたという設定の「あんまん」など…

写真は全展示のほんの一部ですが、市民の皆さんの発想と技術には驚かされますね。

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

また、1丁目にはスケートリンクが設置されるので、普段雪のスポーツに触れられることのない方は、楽しんでみるのもいいかもしれません。

2019年は貸靴料金を含め大人1,000円、子ども500円で、1時間楽しめるものでした。

〈すすきの会場〉

すすきの会場では、氷で製作された氷像が主な展示になります。

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

氷像がずらりと道路の真ん中に並び、壮観ですね。

このさっぽろ雪まつりのスポンサーが、主体となり、それぞれ製作されているようですが、こちらも素晴らしい完成度の氷像が並びます。

一部の氷像は触れることができたり、乗ることができたりするなど、観覧する人も楽しませる工夫も。

やはり、すすきの会場でも、どの像を見ても、その完成度の高さに驚嘆させられます。

器用さはとても真似できないものですね…。

どうやってこんな形を作っているんだろう、と気になる氷像もたくさんあります。

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

ひな祭り人形や、ガリガリ君アイスを模した氷像、滑り台になっている氷像など様々な発想で製作されていて、こちらも見ていて飽きることはないでしょう。

また、大通、すすきの会場はともに夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気があります。

様々な色に輝く雪像・氷像は、昼間とはまた違った姿を見せてくれるでしょう。

大通会場では、大雪像を利用してのプロジェクションマッピングもあり、雪像の姿に合わせて、楽しむこともできます。

さて、歩き回って雪まつりを堪能していると、きっとお腹がすくことでしょう。

そんな人たちのために、大通会場には食の広場が設けられています。

ここに出店された屋台で、北海道のグルメを楽しむことができます。

ラーメンやスープカレー、海鮮丼など、舌鼓を打ちたい品々が集結!もちろん、温かい飲み物も!こうしたブースには、暖かいテントも用意されているので、寒い中を散策して冷えた体を温めるといいかもしれません。

☆雪まつりの時に注意すること!

そして雪まつりを楽しむ上での注意点です。

  • 寒いので、しっかり防寒対策を行うこと。
  • 雪の上を歩くことにもなるので、滑りにくい靴を履くこと。

あとは、会期の終わりの方に行くと、暖冬である場合などに、一部の雪像・氷像が溶けてしまっていることがあります。

こればかりは自然の摂理、仕方ないことですが、できるだけ会期の早めの段階で訪問することをお勧めします。

逆に、溶けてしまっているところを修繕している様子を見ることができるのは、祭りが終わりの時期でもあるので、そうした風景も見てみたいという方には、その時期に訪れてみるのもありかもしれませんが…。

Photo by Konpeitou Yamada in February10,2018

支笏湖観光と言えば!最大のおすすめは支笏湖氷濤まつり!!

次に支笏湖氷濤まつりをご紹介していきたいと思います!支笏湖は、札幌より南西に位置していて、日本で最北の不凍湖です。

深さは日本の湖で2番目、水質も非常に良く、透明度は高いため、支笏湖ブルーとも言われる湖水が特徴です。

この支笏湖の湖水を利用して、様々な形状のオブジェを作製、展示しているイベントです。

Photo by Konpeitou Yamada in February12,2018

2019年は1月25日~2月17日に開催されました。

2020年の開催時期は未定ですが、最も寒くなる時期に開催されるのが通例なので、同じくらいの時期に開催されると考えていいと思います。

さっぽろ雪まつりに比べると、あまり知られておらず、日本人でも知らない方が多いです。

つまり穴場的なイベントと言ってもいいでしょう。

しかし、その内容では勝るとも劣らないものだと思います。ぜひ、訪れてみてほしい!

支笏湖氷濤まつりはどんな魅力があるの?

支笏湖の湖水をスプリンクラーで凍らせて、オブジェを製作されていますが、とにかく美しく、規模が大きい!

様々な形状のオブジェがありますが、中に入れる、乗れるものが多いのが一つの特色でしょう。

Photo by Konpeitou Yamada in February12,2018

中が巨大な空洞になっていて、上に登ることもできる「ブルーシャトー」と名付けられた氷像。

上から、会場を見渡すと、下の写真のような景色が見えます。どれも大きなサイズのオブジェばかりですね。

こうしたオブジェは、11月から骨組みを行い、12月には24時間体制で湖水をスプリンクラーで吹きかけ、製作しているとのこと。

時間も根気もいる、大変な作業ですね…。

そうした努力があり、これだけの迫力ある展示が見ることができるのですね。

Photo by Konpeitou Yamada in February12,2018
Photo by Konpeitou Yamada in February12,2018

上の写真は、氷濤神社と呼ばれるオブジェの内部です。

お賽銭を、壁や天井からつり下がった氷にべたべた。お金が氷にぴったり張り付いていきます。

一般的なお賽銭は、お賽銭箱に投げ入れるものですが、氷濤神社のお賽銭方法はなんともユニークですね♪

また、オブジェによっては内部がライトで照らされ、氷が美しく輝く姿も見られます。

さらに夜にはライトアップされ、雪まつりと同じく、昼間のきれいなブルーの色とは異なる色合いに輝き、美しい景色を楽しめることでしょう。

私は昼に訪れたので、夜のライトアップされた風景を見ることができなかったのが残念でした。

他には、子どもたちのために、「チャイルドリンク」というスケートリンクも用意されています。お子様もきっと楽しめることでしょう。

☆氷濤まつりで注意すべきことは!?

さて、ここで氷濤まつりの注意です!

とにかく寒い!支笏湖は不凍湖でありながら、その周囲は、雪まつりを行っている札幌より遥かに寒い地域になります。

私が訪れた時には、マイナス10度の外気温でした。ですが、周囲は湖であり、風を遮るものがありません。

実際、強風が吹いていたので、体感としてはマイナス20度近くあるように感じました。

なので、簡素な防寒具で、と考えている皆さん!甘いです!防寒の準備は徹底的にしていきましょう。

そして、とにかく走らないこと。

氷濤祭りのオブジェは中に入ったり、上に登ることができます。

雪も危ないですが、氷はもっと滑りやすいので、非常に危険です。

お子様連れの方は充分に注意してくださいね。

さっぽろ雪まつり、支笏湖氷濤まつりへのアクセスは?

さっぽろ雪まつり

大通会場:札幌駅からは、地下鉄南北線、あるいは東豊線で大通駅下車、1駅です。

すすきの会場:大通駅から地下鉄南北線で1駅、すすきの駅で下車してください。

どちらも、札幌駅からそこまで遠くないので、寒さや天候が問題なければ、徒歩も可能な範囲だと思います。

大通会場

すすきの会場

支笏湖氷濤まつり

新千歳空港よりタクシーで約40分、料金は約7,000円。

新千歳空港より千歳支笏湖線のバスで約55分。料金は約1,030円。

支笏湖については、周辺が凍結しており、通行できない道路も多いため、公共交通機関やタクシーを利用して訪れる方が無難です。

また、レンタカーがあるじゃないか、と考える方もいらっしゃると思います。

ですが、慣れない雪道で、慣れない右ハンドル。非常に危険なので、避けた方がいいと思います。

支笏湖氷濤まつり会場

札幌観光にさっぽろ雪まつり、支笏湖観光には支笏湖氷濤まつり!!

ふたつの、冬ならではのお祭り。ここまでその魅力を解説してきました。

Photo by Konpeitou Yamada in February12,2018
  • 日本の冬のすごさを感じることができる
  • 様々な芸術性のある雪像・氷像を見て、触って楽しむことができる
  • 幻想的な雰囲気も楽しめる

こうした魅力は、日本を訪れる皆さんにもぜひ感じてみてほしいものです。

さあ、来年は北海道で、「冬」を満喫してみよう!

公式サイト

さっぽろ雪祭り公式サイト
支笏湖氷濤まつり