Photo by 三井華 in January 2, 2018

山寺観光では、1,015段の階段を登りきって絶景を楽しもう


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松尾芭蕉も訪れたという山寺は、山形駅から電車で約20分の場所にあります。頂上にある五大堂からの絶景が見たくて、冬の山寺を訪れました。今回は、山寺の参道にある見どころや周辺の観光スポットをご紹介します。

こちらの動画で山寺の様子が分かります。

山寺の正式名称は宝珠山立石寺といい、860年に慈覚大師が開いた天台宗のお山です。

石段は全部で1,015段あり、人にもよりますが往復で1.5時間くらいかかると想定しておくと良いです。この長い石段は、煩悩を消滅させるといわれているので、新しい自分になれるかもしれません。

確かに、登っているあいだは無心になるので、心が静まって気持ち良かったです。


登山口の上にある根本中堂

山寺へ参拝するなら、まず登山口から登っていきましょう。「登山」と書かれているのですが、見どころがたくさんあるので、気づかないうちに目指す五大堂に着いてしまいます。

登山口を登って正面に見えるのが根本中堂(こんぽんちゅうどう)です。重要文化材の根本中堂は、ブナ材の建築物として日本最古といわれているものです。中には平安時代の薬師如来座像が安置されています。

山寺を訪れた芭蕉

俳人松尾芭蕉は、山寺を訪れ「閑さや岩にしみ入る蝉の声(しずかさや いわにしみいる せみのこえ)」という句を詠みました。有名な紀行文集『奥の細道』に収録されています。

いろんな解釈があるうちの一つは、「静かな環境の中、蝉の鳴き声がさらに静けさを引き立てている」です。お寺を参拝するときは、周りが静かなだけでなく、心も平穏になっているので、芭蕉の句の意味がよく分かりました。

左の像が松尾芭蕉で、右の像は一緒に旅をした弟子の河合曾良です。

参道のお地蔵様

Photo by 三井華 in January 2, 2018

石段を登っているとお地蔵様が祀られていて、とても趣があります。石段は雪が積もっていて滑りそうになりましたが、お地蔵様に励まされました。

中腹にある仁王門

Photo by 三井華 in January 2, 2018

仁王門は参道の途中に見られるケヤキ造りの門です。仁王尊像は運慶の弟子たちの作品といわれています。真っ赤な色をした仁王像が、邪心を持つ人は登ってはいけないと睨みつけています。長い石段を登ってきたので、ここで一息つきましょう。

山寺といえば、岩の上の「納経堂」

Photo by 三井華 in January 2, 2018

五大堂の手前にあり、岩に立つ小さなお堂は納経堂です。ここには、奥の院で書かれた写経が納められています。

山内で最も古い建物ですが現在のものは、再建されています。小さなお堂は、背景の山々と相まって、他の観光地ではなかなか見れない風景になっています。この下には、慈覚大師のお墓があります。

山寺の展望台ともいえる「五大堂」

Photo by 三井華 in January 2, 2018

五大堂は、五大明王を祀る道場です。崖から突き出してお堂が建てられているので、宙に浮いているような開放感を味わえます。ここまで1,015段の石段を無心に登ってきた甲斐がありました。

下山するまでJR山寺駅や周辺を一望しながら、少し休憩です。

山寺で行われているイベント

年間行事もたくさん行われていますので、一部をご紹介します。

節分会法要

2月3日の節分には、般若心経を365回読んでお祈りをする行事が行われています。

秋のイベント「野点」

毎年10月中旬には、野点(のだて)という山寺観光協会主催のイベントが開かれています。野点は屋外の茶会で、お抹茶とお菓子が1,000名に無料で振る舞われています。

場所は、根本中堂広場です。紅葉の時期なので観光客も多く、早い時間になくなってしまうようです。カジュアルにお抹茶を楽しめるイベントですので参加してみては。

大晦日には除夜の鐘を打とう

大晦日を山寺で過ごすのもおすすめです。山門前の鐘楼で除夜の鐘を打たせてもらえます。山形名物の玉こんにゃくも振る舞われていますよ。

山寺芭蕉記念館

山寺芭蕉記念館は、松尾芭蕉が山寺を訪れて300年の節目を迎えたことを記念して建てられた記念館です。松尾芭蕉の直筆や関連資料を通して生涯が分かります。

数寄屋造の建物は、周囲の山々と調和しています。京都北山杉を使った格調高い茶室もあり、有料でお抹茶がいただけます。

山寺芭蕉記念館は、山寺を撮影するのに抜群のスポットとしても知られています。周りの崖や山と山寺を一緒に写せます。

こちらの動画では、山寺芭蕉記念館から望む山寺を紹介しています。

山寺芭蕉記念館

アクセス:JR山寺駅より徒歩8分
TEL:023-695-2221
休館日:不定休
開館時間:午前9:00~午後4:30
入場料:(大人)400円、(高校生以下)無料

山寺後藤美術館

山寺後藤美術館には、フランス絵画や彫刻、ガラス工芸のコレクションがあります。ミレーやコローを中心とした「バルビゾン派」の画家たちの絵が見どころです。ヨーロッパの美しい田園風景の絵を見ながら、ゆっくりとした時間が過ごせます。

自然豊かな山寺で和を感じた後に、ヨーロッパの絵画を見るというのは、普段できない経験です。山形芭蕉記念館の向かいにあるので、合わせて行ってみてください。

山寺後藤美術館

TEL:023-695-2010
休館日:月曜日(祝日・休日と重なる時は翌日)、年末年始、展示替え期間
開館時間:
(5月1日~9月30日)午前9時30分~午後5時30分
(10月1日~4月30日)午前9時30分~午後5時
入館料:(大人)800円、(大学生)700円、高校生(500円)、(中学生以下)無料

美登屋で手打ちそばをいただく

こちらの動画では美登屋を紹介しています。

美登屋(みとや)では、打ち立てのそばがいただけます。そばの香りがしっかりとして、歯ごたえもあり美味しいです。食後に合わせて食べたいのが、ずんだ餅です。地元の枝豆を使った優しいお味です。

美登屋

住所:山形県山形市山寺4494-5
TEL:023-695-2506
定休日:不定休
営業時間:10:30~16:00
※冬期間(12月~翌3月)/11:00~15:00

山寺観光で訪れたいジェラート屋さん「COZAB GELATO」

COZAB GELATO(コザブ ジェラート)は、イタリアでジェラート作りを学んだオーナーが作ったジェラート屋さんです。

ジェラートには地元の新鮮な素材が使われていて、季節によって違います。建物もおしゃれで、近くに流れる川のせせらぎを聞きながら、本場のジェラートが味わえます。

COZAB GELATO

住所:山形県山形市山寺4510-2
TEL:023-695-2335
定休日:火曜日、水曜日
営業時間:11:00〜16:30

アクセス案内情報

行き方:山形駅から、車の場合は約30分、電車の場合はJR仙山線で約20分で着きます。
TEL:023-695-2843
料金:(大人)300円、(中学生)200円、(小学生、幼児)100円

まとめ

Photo by 三井華 in January 2, 2018

今回ご紹介した「山寺」についてのまとめです。

  1. 山寺の参道には見どころがたくさんある
  2. 「納経堂」と「五大堂」がハイライト
  3. 山寺芭蕉記念館と山寺後藤美術館も合わせて訪れたい
  4. 名物のそばと、本場のジェラートを食べる
  5. 山寺は山形駅から電車で約20分というアクセスの良さ

山寺は、山形駅から簡単にアクセスでき、見晴らしが素晴らしいおすすめの観光地です。年中自然を楽しめるので、時期を問わずに旅行の計画に入れてくださいね。

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