金沢駅で金沢を効率よく満喫!時間が無くても!日帰りでも!満足度の高い滞在をするコツ教えます。

古くから城下町として親しまれてきた金沢。独特な文化は日本人だけでなく世界中から観光客の興味を惹き付けています。

石川県はおいしい日本海の海の幸だけでなく、有名な温泉地が数多くあり、伝統の民芸品など、様々な魅力で溢れています。

冬は雪も多く、四季の移ろいがしっかり感じられるのも魅力のひとつでしょう。

また、どの季節に行ってもその時々の良さと景色に出会えるのがいいところです。一年中、旬に出逢うことができます。

その玄関口となるのが金沢駅です。北陸新幹線が開通し、東京からの交通の便がとても便利になりました。

金沢への交通手段は、新幹線の他に、飛行機で小松空港から石川県を訪れることが出来ます。

しかし、そこから市街地まで車で40分ほどかかる為、金沢の観光には金沢駅からスタートするのがおすすめです。

駅ビル金沢百番街でお土産の心配なし!

輪島塗 写真提供:石川県観光連盟

お土産を買うのに最適なのが駅直結の金沢百番街です。名産品が一挙に集結していて、効率よく買い物が出来ます。

食べ物のお土産は、有名なお麩の名店の不室屋や、加賀棒茶等から和菓子の店まで種類が多く、その場で食べられる店もあります。

民芸品は輪島塗の器や金箔を使った工芸品、九谷焼の焼物等の長く使える良品が揃っています。

特に輪島塗のお箸はお土産にぴったりでおすすめです。私はいつも少し多めに買っておきます。嵩張らないのと、価格帯が幅広くあるので、友達から勤め先などの目上の方へも差し上げやすいからです。

それらが全てワンフロアに収まっているのはとてもありがたく、特にお年寄りやお子様連れにも、移動距離が少なく便利な駅ビルは楽しめると思います。また、駅直結なので天候の悪い時にも、傘の心配もなく巡ることができます。

帰路につく直前に色々買えるのは、買い忘れも防げますし、道中で荷物が増えず助かりますね。

駅周辺グルメ

写真提供:石川県観光連盟

駅の周辺には金沢百番街の他にも駅ビルがあり、商業施設が多く、レストランも多いです。金沢に到着してすぐや、帰路につく直前に最後に味わう食事にも満足度の高いものが食べられます。

金沢駅のすぐ隣、フォーラス金沢の6階に入っている、もりもり寿司は回転寿司でありながらも、新鮮で質の高いお寿司が食べられることで有名です。

近江町市場等にも店舗があり、いつも大行列です。ここの支店ももちろん大変人気ですが食事時をずらせばスムーズに入れることもあります。

また持ち帰りも出来るので、帰りの新幹線の時間が迫っているときは、私は持ち帰りにして、車内で頂いています。ギリギリまで余韻を楽しめておすすめです。

回転寿司の店舗の横に、能登前寿司というもりもり寿司の系列の回らない寿司店があります。こちらは待ち時間が少なく穴場だと言えます。

Photo by Sun Taro – 黒百合@金沢

また、お酒も飲みたい人には金沢おでんの店、黒百合もおすすめです。

金沢百番街の中にあり、昼11時から営業しているのが便利なところです。居酒屋のような雰囲気ですが、場所柄食事のみでも気軽に利用できます。

金沢おでんとは、薄味で海の幸を活かした独特な具が沢山あるのが特徴です。石川県はおでん屋の軒数が全国一位だそうです。

冬に限らず一年中食べられるところも特色なので、いつ行っても楽しめます。その他郷土料理も味わうことができます。

甘いもので一息つきたいときは、金沢百番街内の不室屋カフェがおすすめです。

お麩を使ったパフェやぜんざいの他に、麺類などの軽食をとることも出来ます。お麩の原料となる大豆をふんだんに使ったメニューが数多くあり、健康志向の人達にも人気を得ています。

また、食事が終わった際は、支払いのレジ横に商品が少し置いてあるので、会計のついでにお土産を購入することも可能です。

駅の建築の美しさ

金沢駅に到着して兼六園口から外に出ると、真っ先に目に入るのが鼓門です。日本古来の楽器である鼓をモチーフにして建てられています。

金沢は能楽という伝統舞踊の盛んな街として知られ、その中で使われるドラムのような楽器が鼓であることからこのモチーフが選ばれています。

また、金沢は金箔が名産品のひとつです。

全国の金箔生産量の99%を占めています。駅の構内にも随所で金箔が使用されています。ホーム階の柱や、待合室のガラスなどに使用され、とても豪華で贅沢な気分になります。

どこに金箔があるか探してみるのも楽しみ方のひとつでしょう。

また金沢は雨の多い地域としても知られ、湿気の多い土地は、金箔や、同じく名産品である漆塗り等の生産に向いているといわれています。

駅構内のトイレには名産の織物である加賀友禅が壁を飾ります。

写真提供:石川県観光連盟

加賀友禅は500年以上の歴史があり、日本三大友禅のひとつです。加賀五彩という5つの色使いを基本に作られています。

コンコースの柱には九谷焼等の地元名産品が埋め込まれています。

写真提供:石川県観光連盟

こちらもまた五彩と呼ばれる5色をベースに作られており、350年の歴史があります。

濃い色をベースに絵付けされるものが多いため、絢爛豪華な絵柄が多いです。

ちょっとした待ち時間にも、工夫が凝らされた駅のつくりに退屈することなく過ごすことができます。

綺麗で速い新幹線!

金沢駅といえば、なんといっても北陸新幹線です。

2015年に東京から直通で行けるようになったことで、金沢がとても身近に便利になりました。中でも かがやき に乗ると東京から最速2時間34分で金沢駅に到着します。

かがやきは全席指定で、席の混雑等の心配をせずゆっくりと旅を楽しめます。

新幹線に乗り込んだ時から、お土産物などで北陸を感じることができます。北陸新幹線グッズも車内販売で購入出来るので、お子様はもちろん、記念に検討するのもいいかもしれません。

海外在住の外国人の方は、新幹線に乗車するのにJRパスが利用出来ます。JRパスが使えるはくたかで行ってみましょう。

金沢駅から更に足を伸ばすとしたら

山中温泉(鶴仙渓) 写真提供:石川県観光連盟

山代温泉や山中温泉は、金沢駅から特急に乗り30分程で向かうことができます。(金沢温泉駅からそれぞれバスで15分程度)日帰りも可能ですし、旅館に泊まってみるのも、更に旅が充実するでしょう。

また、同じく特急に乗って2時間程で京都に行くことも出来ます。

石川県で1番有名だと言われている旅館、加賀屋のある和倉温泉にも、特急に乗って1時間程で行くことができます。

和倉温泉(日本の宿のと楽) 写真提供:石川県観光連盟

さらに海に近い地域で能登半島の海の幸を楽しむ事や、日本一の旅館と呼ばれる加賀屋のサービスを経験してみるのもいいでしょう。

特急は新幹線より安価で、なおかつ効率よく快適に移動できます。

まとめ

魅力いっぱいの金沢がぎゅっと詰まった金沢駅。駅自体のみどころも沢山あり、待ち時間さえ飽きさせません。

長い歴史を感じる民芸品だけでなく、食事でも飽きることがないこの街の観光は、ここから始まります。

まだまだ新しく、便利なつくりの金沢駅は旅の始まりも終わりにも、快適に利用することができるでしょう。