Photo by 三井華 in September, 11, 2015

三内丸山遺跡の見どころは?目指せ世界遺産登録!


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三内丸山遺跡は、青森県にある縄文時代の遺跡です。

JR青森駅から車で20分というアクセスの良い場所に大規模な遺跡があったなんて驚きです。現在、世界遺産登録を目指してますます整備がされているところです。

縄文時代の暮らしが分かる「さんまるミュージアム」や熱心なボランティアガイドなど、行って良かった見どころをご紹介します。

こちらの動画では三内丸山遺跡を分かりやすく説明しています。


三内丸山遺跡で縄文ワールドを体感

Photo by 三井華 in September, 11, 2015

縄文時代は1万年以上に渡って、日本全国で文化を育んだ時代です。

1950年代に岡本太郎が「縄文の美」を語っていたように、現代でも共通して美しいと思う美の原点があります。

三内丸山遺跡は、約5500年前~4000年前の遺跡です。約1万年続いた縄文時代の前期〜中期にあたる期間です。

ここは江戸時代から知られている遺跡でした。平成4年から始まった発掘調査で大規模な集落跡が見つかり、縄文時代のイメージをくつがえす、当時の文化的な生活が明らかになってきました。

竪穴住居跡、大型の柱跡、土器、石器、土偶、大人の墓、盛土などがたくさん見つかったのです。復元されたもので目を見張る「大型掘立柱建物」は高さが14.7mあります。見張りや儀式に使ったといわれています。

遺跡を回っていると、縄文時代の暮らしがだんだんイメージできてきますね。

彼らはクリの木を大切にしていたようで、クリを植えたりもしていました。狩りや漁労(ぎょろう)だけでなく、植物の栽培もしていたなんて想像していた縄文人の生活と違います。

クリは食料にするだけでなく、建物に使ったり、道具を作るのに使っていました。

このように三内丸山遺跡に行くと、縄文時代が世界で稀に見る文化的な時代だったことが分かります。

世界遺産登録を目指して、頑張っている

三内丸山遺跡は、2009年から世界遺産暫定リストに記載されています。

「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」として、北海道6遺跡、青森県8遺跡、岩手県1遺跡、秋田県2遺跡の計17遺跡で構成されています。

世界遺産の登録が決まると注目間違いなしですので、早めにチェックするほうが良いですね。

出土品には縄文時代の美が詰まっている

三内丸山遺跡の代表的な出土品を2つご紹介します。

①大型板状土偶

三内丸山遺跡のシンボルといえるくらい愛されている出土品で、施設の入口やいろんな場所にレプリカが飾られています。

高さは約32cmと大きめです。この時期の土偶は、板状の十字型になっています。

よく見ると、胸、へそも立体的に表現されています。頭の部分と、胴体の部分は別々のところで見つかり、意図的に破壊されたといわれています。

作られた目的として有力な説では、子孫繁栄、豊富な食料を祈願するためだそうです。

三内丸山遺跡では約1,900点もの土偶が出土していて、そのほとんどは板状土偶だといいます。

②おしゃれな縄文ポシェット

さらに面白い出土品には、「縄文ポシェット」と呼ばれている高さ16cmの木製網籠があります。

発見されたときに、ポシェットの中には1粒のクルミが入っていたそうです。なんだか可愛らしいですね。縄文時代の人々が、クルミを収集するのに使っていたことがよく分かるエピソードです。

ヒノキ科の樹皮が使われていて、編み方は「網代(あじろ)編み」という現代も使われている編み方です。現代と縄文時代がつながっていることが分かってロマンを感じます。縄文人の技は、見習うべきものだったんですね。

大きさや形が分かるものとしては、これが日本唯一のもので、たいていは破片として見つかります。

繊細な出土品なので、保護のために、見れる期間が限られています。また各地の企画展に貸し出されている場合もあります。

遺跡ガイドツアーに参加して、もっと深く知る

Photo by 三井華 in September, 11, 2015

決まった時間に集合し、事前予約なしで参加できる遺跡ガイドツアーがあります。

所要時間は約1時間で、知識豊富なボランティアの方が遺跡を回りながら分かりやすく説明してくださいます。熱心な説明を聞いて、私も日本人として歴史を知っておかないといけないなと思いました。

出発時間は季節によって異なりますので、公式ホームページ(ボランティアガイド)でご確認ください。

事前に問合せをすると英語でガイドができるボランティアと調整することもできます。

さんまるミュージアムで学ぶ

三内丸山遺跡のもう一つの見どころは、縄文時遊館という併設施設の中にある「さんまるミュージアム」です。

こちらでは、三内丸山遺跡から出土した、翡翠(ひすい)、土偶、矢尻をはじめとする重要文化財500点ほどが見られます。

その他の遺物を含め総展示数は約1,700点にもなります。

縄文人の日常生活を再現した展示もあって、分かりやすいです。

私は先に外の遺跡を回りましたが、縄文時代についてあまりイメージがわかない人は、先にミュージアムに行くのもアリです。

縄文時代の手作り品を体験しよう

縄文時遊館で毎日行われている体験学習があります。

事前予約は不要なので、気軽に参加して自分でお土産をつくりましょう。

こちらの動画では、かわいい「ミニ土偶作り」を紹介しています。

220円〜1,080円でできる7種類のメニューがあります。

  1. 縄文ポシェット作り(目安2時間)330円
  2. 編布(あんぎん)作り(目安2時間)540円
  3. 板状土偶作り(目安2時間)540円
  4. 再生琥珀のペンダント作り(目安1時間)1,080円
  5. まが玉作り(目安1時間)330円
  6. ミニ土偶作り(目安50分)330円
  7. 組みひも作り(目安30分)220円

料金は税込表示です。

受付開始時間は9:30〜で、受付終了時間は体験メニューによって異なりますので、公式ホームページ(体験学習のご案内)をご確認ください。

この体験学習は、遺跡ガイドのボランティア活動も取りまとめている、三内丸山応援隊が主催しています。

縄文食材を味わう

縄文時遊館には、「れすとらん五千年の星」があります。

縄文時代の人が食べていたと考えられているクリやクルミ、豆類といった食材を使ったメニューが楽しめます。

「そふと栗夢」というクリを使ったソフトクリームは、まろやかな味で名物です。

アクセス案内情報

車で行く場合

JR青森駅から車で約20分です。

バスで行く場合

JR青森駅前「⑥青森市営バス乗り場」から「三内丸山遺跡」行きに乗って「三内丸山遺跡前」で降ります。約30~40分で着きます。

ねぶたん号(シャトル・ルートバス)も利用できます。

JR青森駅前「⑦シャトルバス乗り場」から乗り、「三内丸山遺跡前」で降ります。

施設情報

≪電話≫
縄文時遊館:017-781-6078
三内丸山応援隊(ボランティアガイド・体験工房):017-766-8282
≪開館時間≫
4月1日~5月31日、10月1日~3月31日:午前9時~午後5時
4月28日~ 5月6日、6月1日~9月30日:午前9時~午後6時
※入場は終了時間の30分前まで
≪入館料≫
無料(駐車料金・遺跡の入場料も無料です)
≪休館日≫
年末年始(12月30日~1月1日)

2019年4月からは、三内丸山遺跡と縄文時遊館が「三内丸山遺跡センター」としてオープンするため、有料化されます。

まとめ

今回ご紹介した「三内丸山遺跡」についてのまとめです。

  1. 三内丸山遺跡は縄文時代の暮らし体感できる広大な遺跡
  2. 出土品は、縄文時代の文化度の高さを示している
  3. 気軽に手作り体験ができる
  4. 縄文時代に食べていた食材を味わう

三内丸山遺跡から徒歩10分くらいのところに青森県立美術館があります。

それもそのはず、北東北から芸術を発信するために隣接して作られたのだとか。

一度に両方訪れて文化的な1日にしてみてはいかがですか。

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